一人暮らしの生活費、社会人だといくらかかる?

社会人になって初めて一人暮らしをする人は、生活費がどれくらいかかるかわからなくて不安な人もいるでしょう。そこで、社会人の一人暮らしにかかる生活費の平均額についてご説明します。家賃の相場や平均生活費など、参考にしてみてくださいね。
家賃の相場はどのくらい?
家賃の値段は相場の需要の度合いによって決まります。たくさんの人が借りたくて、物件数が需要に追いつかなければ家賃は上がりますし、物件が余っている状態ですと、家賃は下がる可能性もあるでしょう。最も物価の高い東京での賃貸は月額どのくらいでしょうか。東京都の平均家賃は7万1352円ほどです。大卒初任給が平均17万円(手取り)と言われています。家賃は基本収入の3分の1以下に抑えるのが理想的。となると7万円強の家賃は初任給には予算オーバーとなりますね。
東京都といっても都心と郊外ではまた値段がかなり違うでしょう。また築年数が高いほど家賃も低い傾向になるでしょう。
一人暮らしを始めるための初期費用はどのくらい?
お部屋探しを始め、気に入った物件を見つけることが出来ました。それではどのくらいの資金を用意しておけばよいでしょうか。最初は家賃以外に敷金、礼金そして荷物の引越し費用などがかかります。予想以上にお金のかかることですから、大体の見積額を知っておいて損はないかもしれません。
敷金・礼金
- 敷金とは
- 滞納した家賃の補てんや借主の落ち度による損耗した部屋の補修費に当てるために最初に預け入れるお金のことを言います。基本的に退去の際に返却されます。一般的には家賃の1〜2カ月ぐらいが相場です。
- 礼金とは
- 関東地方にいまだに残っている慣習で、”大家さんへの謝礼金“のような意味合いを持っています。原則的には退去しても戻ってこない金額です。原則、家賃の1カ月程度を支払います。
しかし最近では敷金・礼金なし、という物件も増えてきています。と言っても人気のエリア、便利な地域ではまだまだ敷金、礼金の慣習はなかなか消えにくいでしょう。最初の初期費用として家賃の6カ月分は見積もっておくのが相場であると言われています。平均家賃額が7万円強ですので、6カ月分となると42万円以上が最初は必要となります。
参照:賃貸住宅の「敷金・礼金」。最新の相場はおいくら? – Yahoo!不動産おうちマガジン
生活費ってなに?
一人暮らしの生活費ってどのくらい、一体何にかかるのか最初はなかなか検討がつきませんよね。ざっと見てみますと家賃、光熱費(電気、ガス、水道)、食費、通信費、必需品・雑費といった項目に分かれます。このほかに保険、医療費、貯蓄、そして交際費などもあります。ここで全国平均値での内訳を見てみましょう。
- 家賃 71,000円
- 食費 30,000円前後
- 光熱費(電気代、ガス代)7,000円
- 水道費 3,000円
- 通信費 11,000円
- 交際費 10,000円
- おしゃれ費(衣類、化粧品、ドライクリーニング代など)20,000円
- 日用雑貨、医療費 3,000円
- 合計 155,000千円
参照:一人暮らしの生活費、全国平均でどれくらい?|マイホーム情報不動産
如何でしょうか?この合計額は多いと思われますか?それとも少なめと思われるでしょうか?食費は新社会人の場合、自炊に慣れるまでは昼・夜とも外食で済ませることが多いかもしれません。となるとランチ1,000円、夕飯に平均500円程度としても1日1,500円。月30,000円以上となってしまいます。

- 家賃
- 平均額が7万円ちょっととなっていますが、築年数が20年以上となるとかなりお値段も同地域においてお得なものになっているはず。収入に見合った物件を根気よく探す必要があります。
- 公共料金(光熱費を含む)
- 電気代、水道代は口座振替サービスを利用するとそれぞれ月50円ずつの割引。電気・水道代で100円の割引、年間にすると1,200円お得になります。ガス料金、携帯、インターネット料金はクレジットカード払いにしてポイントを貯める方法もありです。
参照:公共料金でできる家計の節約テクニック① ~クレジットカードの活用~ | 家計の節約 | 保険比較ライフィ
毎月の100円、200円の節約はたいした金額には思えませんが、ちりも積もれば山となる、のことわざのようにコツコツと節約が出来る体質となるのは一人暮らしには大切なことです。
まとめ
社会人の一人暮らしにかかる生活費、いかがでしたか?新しい生活に慣れるのは最初大変かもしれません。またお金の管理のみならず、自分の健康管理にも気を配らないと医療費が膨らみ、あっという間に赤字になってしまうことも!いままでご両親に面倒を見てもらっていた皆さん、一人暮らしにはこれだけのお金がかかります。気を引き締めてがんばりましょう。