万が一の事故に備える!自転車保険への加入は損じゃありません

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2015年6月1日から改正道路交通法が施行されて、厳しくなった自転車の乗り方ですが、今回の法改正の裏側には、ここ近年増えている自転車を当事者とする交通事故の増加という社会的背景があります。
実は、自転車が加害者となる歩行者との衝突事故が、年々増えているんです!どれだけ注意をしても、交通事故は絶対に起こらないとは限りません。
家計を万が一の事態から守るために、自転車保険の必要性について解説します。
自転車の交通事故が増えています
全国的に交通事故の発生は減少傾向にありますが、逆に割合として増えているのか、自転車が当事者となる事故です。
全国的には事故発生数の約2割が自転車を当事者とする交通事故であり、自転車利用率の高い都心部では、全体の3割を超える高い割合で自転車事故が発生しているそうなんです。
事故が起きた時の自転車の責任は?
自転車が「軽車両」、つまり車の仲間である以上、交通事故を起こして人を傷付けてしまえば責任を取らなくてはいけません。
相手に与えた損害の大きさにもよりますが、車を運転して事故を起こせば罰金や懲役刑が科される刑事処分の対象になりますし、民事的にも損賠賠償金の支払いが必要になります。
交通事故は直接相手と接触していなくても、あなたが乱暴な運転をしたことで周りの車が事故を起こしたり、歩行者が転倒すれば、あなたが「交通事故を惹起した」加害者として認定される可能性がありますので、常にルールとマナーを守って運転することが大事なんです。
歩行者との衝突事故に注意!
自転車事故のうち約7割は信号無視や一時停止などの自転車側の誤った走行方法が原因で、特に注意が必要なのが、自転車を運転中に歩行者と衝突事故を起こし、相手に怪我を負わせてしまう事故です。
歩行者との交通事故は、自転車側に100%の過失があるとされる可能性が極めて高いのです!こういった自転車と歩行者の交通事故は年々増加傾向にあり、それに伴い、自転車側に対する賠償責任が大きくなり、次々に高額賠償金の判決が出ています。
- 賠償額は約5,400万円!
- 自転車を運転する男性が信号を無視して交差点に侵入し、道路を横断中の女性歩行者と衝突して、女性は頭を打ち死亡した。(2007年東京地裁)
- 賠償額は約9,300万円!
- 男子高校生が自転車で道路を横断中に対向から直進してきた自転車の男性と衝突して、相手の男性に後遺症が残った。(2008年東京地裁)
- 賠償額は約9,500万円!
- 小学生の児童が自転車を運転中に下り坂で女性歩行者と衝突し、女性が寝たきりの状態となった。(2013年神戸地裁)
自転車事故は、気候が良くなり外出の機会が増え、また進学・就職の緊張感のとれ始める5~6月ころから一気に増加するという傾向がありますので、この時期は特に注意が必要なんですよ。
自転車事故と同様に、これからの時期に増えてくるのが家庭の電気代ですね。夏の電気代は、使う電気料金プランによっても大きく変わってきます。
電気料金プランはプランごとに時間帯別に設定されている電気の単価がそれぞれ異なりますので、エアコンや他の家電など、電気を一番たくさん使う時間帯の電気の単価が安いプランを上手に選んでいくことで、電気代を大きく節約していくことができるんです。
自転車保険への加入を検討しましょう
自動車の場合は自賠責保険がありますし、多くの人が任意保険に入って交通事故にそなえていますが、その反面軽視されやすいのが自転車の保険です。
自転車の場合は自賠責保険のように強制加入の保険が無いので、自転車で歩行者との衝突事故を起こしてしまうと家計が一気に破綻してしまうかも!?
交通事故も病気や災害のように家族全体の運命を左右するファミリーリスクです。ファミリーリスクに備えるためには、やはり保険への加入を検討するのがベストです。
自動車の保険へ加入した方がお得なワケ
自転車を運転していて交通事故を起こす加害者となるのは、子供が多い傾向にあります。これは、子供は技術か未熟で自転車の操作を十分できないという理由と、交通ルールを十分に体得せず、無謀な運転をしてしまいがちという二つの理由が挙げられますね。
経済能力のない子供が事故を起こせば、高額な賠償金の支払いは親や家族にのしかかってくることはいうまでもありません。通学などで子供が自転車に乗る機会が多い場合、大人でも通勤や日常の買い物などに頻繁に自転車を使う場合には、保険へ加入しておいた方が長い目で見てお得だといえるでしょう。
保険を選ぶポイントは?
保険を選ぶ前に、まず今現在加入している保険を調べてみましょう。もしかしたら、自転車事故に対応する特約がすでについているかもしれませんよ。
今現在加入している保険に特約で追加できれば保険料がお得になりますので、追加できる特約の有無を充分に確認してください。自転車事故に備えるという点では、補償上限金額は無制限が理想ですが、1億以上の補償があれば安心です。
保険についてくるサービスも大事なので、家族の中で一人加入すれば家族全員が保険の対象になる「家族全員補償」や、事故時の対応が安心な「示談交渉サービス」、「弁護士費用補償」が付いているものを選ぶといいですよ。あとはそれぞれの保険のメリットとデメリットを比較して、自分や家族の生活に一番適した保険を選んでいきましょう。
「自転車保険」なら自分の怪我もカバーできてお得!
「自転車保険」は自転車事故に特化して、自転車乗車中の怪我や損害賠償を負担してくれる保険です。
各保険会社が販売している商品が多く、火災保険や医療保険、生命保険や障害保険などの特約としてすでに付いているケースも場合もあります。
- メリット
- 相手の怪我だけでなく、自分の怪我も補償対象なので安心です。
- デメリット
- 賠償の対象が自転車事故のみに限られてしまい、他の賠償には使えない。
「TSマーク付帯保険」は整備付で安価でお得!
「TSマーク付帯保険」は整備士が点検整備した安全な自転車に貼るシールTSマークに付いている保険で、自転車安全整備加入店で自転車の整備を受けることで加入できます。
TSマークには青色と赤色の物があって、青色1,000万円、赤色5,000万円と補償限度額や内容が異なるのですが、高額保障をカバーできる赤色TSマークを選ぶことをオススメします。
保険料は整備を伴うためにお店によって金額に差があるのですが保険料1,000~2,000円程度が相場で、補償期間は整備を受けた日から1年間です。
- メリット
- 保険の中では比較的安価で、被害者見舞金も支払われる。定期的に整備を受けられることで、自転車を安全に利用できる。
- デメリット
- TSマークの貼られた自転車による事故のみしか対象にならない。家族で何台も自転車を所有していると、自転車毎に加入をする必要があるため保険料が割高になる。
「自動車保険」ならサービス豊富で便利でお得!
自動車を購入するときに加入する「自動車保険」には人身傷害補償保険ついていますが、自転車による事故をカバーできるものも多く、保障の幅を広げ、自転車の事故も対象にすることが可能です。
- メリット
- 交通事故の相談に乗ってくれるサービスがあり、車でも自転車でも相談窓口をひとつにすることができる。示談交渉サービスや弁護士費用補償がついている保険が多い。
- デメリット
- 保険料が割高になるものが多い。
「個人賠償責任保険」は保証範囲が広くてお得!
「個人賠償責任保険」は日常の生活の中で、法律上の損害賠償責任を負担してくれる保険で、医療保険や生命保険、カード保険や障害保険などの特約として付いている場合が多いです。
商品によっては月額100円前後の保険料で1億円の保障ができるものもあり、自転車事故だけではなく、子どもが友達に怪我をさせてしまったり、買い物中に商品を壊してしまった時などにも対応する、非常にメリットの高い保険です。
- メリット
- 保険料が比較的安価なのに、幅広い賠償責任をカバーしてくれる。示談交渉サービスなどのサービスが充実している。
- デメリット
- 通勤中の自転車事故など、仕事中の事故は補償の対象外。相手が自動車による事故は自動車保険の範囲になるため、補償の対象外。
節約効果をあげて自転車を利用する方法は?
自転車で交通事故を起こしたのが子供であっても責任を回避することはできませんが、事故の責任は子供だけでなく、その親にまでふりかかってきます。
2013年の神戸地裁の事例では、加害児童の親に対して、「監督義務を果たしていない」という理由で親に賠償請求がされているんですよ。
事故を起こさないためには自分自身がルールを守ることもちろんですが、子供にルールを教えて守らせるということも大事なことなんですね。
事故を起こさないことが一番の節約です
当たり前のことですが、自転車側に信号無視などのルール違反がある場合は特に過失責任が大きくなります。保険に支払うお金は万が一に備えるものであって、使わないのが一番!自転車を利用する場合には、保険に入るだけでなく、交通ルールとマナーを守ることが肝心です。
自転車を利用するときのポイント
- 自転車は車道左側を走りましょう
- 自転車は車の仲間ですから、車と同じように車道左側を走ることで歩行者との衝突リスクを減らすことができます。路側帯部分でも右側を走っていると、3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金の対象になります。
- 歩道を走行する時には歩行者の動きに注意しましょう
- 歩道は歩行者のための道路です。やむを得ず歩道を走行する場合には車道寄りを走行して歩行者を優先させ、強引なすり抜けをしてはいけません。
交差点では自転車横断帯を走行することで、歩行者との衝突リスクを減らすことができます。 - 自転車を定期的に整備しましょう
- 夜間の無灯火で走行したり、ブレーキが利かない自転車で事故を起こすと、過失責任が大きくなります。自転車を整備することは利用者の義務ですので、定期的な点検を心掛けましょう。
- 正しいルールを知り、守りましょう
- 自転車を利用するためには正しいルールを知る必要がありますので、地域の交通安全教室は積極的に参加しましょう。子供には自転車を買い与えるだけでなく、ヘルメットをかぶる習慣を身につけさせ、交通ルールを守ることを実地で教えてあげましょう。
大きな事故を起こして後悔をしないためにも、保険の加入と交通ルールを守ることの大切さを、もう一度見直してくださいね。
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