分娩費用、実際いくらかかる?平均額も知っておこう!
この記事の目次
赤ちゃんを出産することを「分娩」というのはたいていの人が知っているはず。でも、分娩費用って、実際どのくらい用意すればいいものなのでしょうか?分娩費用の平均と節約テク、トラブルがあったときの対処法をまとめてみました。
分娩費用の平均額
一番高いのはやっぱり東京都
知っている人も多いかと思いますが、妊娠は病気ではありません。そのため、健康保険がききません。全て自己負担になります。つまり、病院が独自に定める料金を払わなければいけません。となると、一番費用がかかるのはどこでしょうか?
答えは……東京都。その平均額は566,310円、つまり約57万円です。逆に一番安いのは、鳥取県。404,260円となっています。約40万円です。地域によってかなり差がある、ということがわかりますね。大まかな傾向としては、大都市圏では高く、地方では安いようです。
- 全国平均
- 491,425円
分娩費用の平均が50万円を超えている都道府県はこちら。
- 東京都
- 593,995円
- 神奈川県
- 543,790円
- 栃木県
- 531,819円
- 宮城県
- 519,412円
- 埼玉県
- 516,117円
- 愛知県
- 504,475円
一番平均額が低いところは鳥取県でした。
- 鳥取県
- 402,193円
出典:公益社団法人 国民健康保険中央会「正常分娩分の平均的な出産費用について(平成25年度)」
節約したいなら里帰り出産も検討すべき
東京都の平均費用の高さにビックリしてもらったところで、節約するためいい方法がないか考えてみましょう。地方から就職、結婚等で都会に出てきているなら、いっそ里帰り出産をするのも手かもしれません。
場合によっては、分娩費用を大幅に節約することができます。出産後は体調が不安定になりがちなので、ゆっくり休むという意味でも実家にお世話になるといいでしょう。里帰り出産を検討する場合、赤ちゃんができたらすぐに動く、くらいの心づもりでいましょう。
こんな場合も費用はかさむ!
また、同じ病院でも費用が高くなるケースもあります。それは、「分娩が土日、夜間になった場合」です。時間外分娩、という扱いになり、医療機関によっては数万円の負担が上乗せされることもあります。赤ちゃんは生まれてくる時間を選べないので、これは仕方がありません。こういうこともあるんだ、という程度でいいので、頭にとどめておきましょう。
異常分娩になった場合は……
基本的に健康保険が適用されます
分娩は健康保険がきかないのが基本。しかし、分娩中にトラブルがあった場合=異常分娩になった場合は、健康保険の上では病気扱いになります。具体的には、異常分娩の処置にかかった費用について、健康保険が適用されるのです。異常分娩になったから、といって、急激に費用が跳ね上がる、ということは考えにくいので、安心しましょう。
ちなみに、異常分娩の具体例として、以下のようなことが挙げられます。
- 微弱陣痛
- 陣痛が弱すぎて、赤ちゃんを押し出せない。陣痛促進剤を利用するなどの処置をする。
- 前期破水
- 分娩が始まる前に羊水(赤ちゃんを包んでいる水)が出てしまう。
- 吸引分娩
- 赤ちゃんがなかなか出てこないため、金属やシリコンの道具を用いて赤ちゃんを吸い出す。
このほかにも、様々な要因により異常分娩は起こります。重大な問題が起こった場合、緊急で帝王切開が行われることも。
生命保険に入っている場合は給付金がもらえることも!
健康保険の上では病気になる、ことに関連して知っておきたい知識もあわせて押さえましょう。あなたが生命保険に入っている場合、条件次第では給付金をもらえることがあります。生命保険の約款を確認したり、カスタマーセンターなどに問い合わせたりして、調べておくといいでしょう。
出産一時金でカバーできる部分が大きいです
また、費用の面以外でのサポートも考えるなら、お住まいの地域の役所などに相談してください。たいてい、妊娠・出産・子育てに関する相談窓口を設けているはずです。不安が和らぎますよ。
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