電気代が安い時間は?各プランの安い時間を一覧掲載
この記事の目次
本記事では、時間帯によって電気代が安くなるプランの特徴や、注意点をご紹介します。
旧一般電気事業者が扱っている、時間帯によって電気代が安くなるプランもまとめているので、切り替えを検討している人は参考にしてくださいね。
本記事でいう旧一般電気事業者とは、北海道電力・東北電力・東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)・中部電力ミライズ・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力をいいます。
- 更新日
- 2025年11月6日
電気代が安い時間はいつ?
ここでは、時間帯によって電気代が安くなるプランの特徴について解説します。
深夜に電気代を安く設定するプランが多い
時間によって電気代が変わる料金プランでは、深夜の時間帯に電気代を安く設定している電力会社が多いです。その理由は、深夜は電気を使う人が少なく、全体の電力需要が下がるためです。
例えば、東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)では、夜間の電気代がお得になる「夜トク8」というプランを提供しています。このプランでは、23時から翌7時までの時間帯は1kWhあたり31円64銭となり、それ以外の時間帯の42円60銭と比較して、約11円も安く設定されています。
一方で、近年では太陽光発電の普及によって日中の電力供給量が増えたため、昼間の電気代を安く設定するプランも徐々に増えてきています。
安い時間に電気を使用した際の節約額
ここでは東京電力EPのベーシックなプラン「スタンダードS」と、夜間の電気代が安く設定された「夜トク8」を比較。契約アンペア数を40A、契約電力を4kW、1カ月の電気使用量を400kWh(昼間140kWh、夜間260kWh)と仮定してシミュレーションしました。
- 東京電力EP「スタンダードS」
- 1247円00銭+(29円80銭×120kWh)+(36円40銭×180kWh)+(40円49銭×100kWh)=15,424円00銭
- 東京電力EP「夜トク8」
- 1022円76銭+(42円60銭×140kWh)+(31円64銭×260kWh)=15,213円16銭
上記の計算には燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まれていません。
上記の結果からは、「夜トク8」へ切り替えて安い時間に電気を使うようにすると、1カ月の電気代が約210円節約できることがわかります。
各電力会社の電気代が安い時間帯
ここでは旧一般電気事業者が扱っている、時間帯によって電気代が安くなるプランについて、安い時間帯をまとめました。
| 電力会社名 | 電気料金プラン名 | 電気料金が安くなる時間帯 |
|---|---|---|
| 東北電力 | よりそう+ナイト8 | 23時から翌7時 |
| よりそう+ナイト10 | 22時から翌8時 | |
| よりそう+ナイト12 | 21時から翌9時 | |
| よりそう+ナイトS | 22時から翌8時 | |
| よりそう+ナイト&ホリデー | 平日22時から翌8時と休日 | |
| よりそう+サマーセーブ | 23時から翌7時 | |
| よりそう+おひさまeバリュー | 平日8時〜22時(よりそう+スマートタイムと比較して電力量料金を安く設定) | |
| 東京電力EP | 夜トク8 | 23時から翌7時 |
| 夜トク12 | 21時から翌9時 | |
| 中部電力ミライズ | スマートライフプラン | 21時から翌7時・22時から翌8時・23時から翌9時の3パターンから選ぶ |
| 昼とくプラン | 10時から17時 | |
| 関西電力 | eスマート10 | 22時から翌8時 |
| 中国電力 | ぐっとずっと。プラン ナイトホリデーコース | 平日21時から翌9時と休日 |
| おひさまシフトコース | 4月1日~6月30日および10月1日~翌年3月31日の8時から16時 | |
| 四国電力 | 時間帯別eプラン | 23時から翌7時 |
| 昼トクeプラン | 3月1日~6月30日および10月1日~11月30日の9時から15時 | |
| 九州電力 | おひさま昼トクプラン | 10時から16時 |
| 沖縄電力 | 時間帯別電灯 | 23時から翌7時 |
東北電力「よりそう+おひさまeバリュー」の電力量料金単価は、一律に設定されています。時間帯によっては、東北電力の別プランのほうが安くなります。
ほとんどのプランは21時頃から翌7時頃を安くなる時間帯に設定していますが、なかには中部電力ミライズ「スマートライフプラン」のように、安くなる時間帯を3種類から選べる電力会社も。一部の電力会社では、安くなる時間帯を昼間に設定したプランも提供しています。
時間帯によって電気料金が安くなるプランについて、詳しくはこちら。
時間帯によって電気料金が安くなるプランとは?おすすめ会社も紹介!
時間帯によって電気代が安くなるプランの注意点
ここでは、時間帯によって電気代が安くなるプランについて、注意すべきポイントを解説します。
電気代が高い時間帯に電気が使いにくくなる
時間帯によって電気代が安くなるプランは、安い時間帯にまとめて電気を使うことができるライフスタイルの人に向いています。その一方で、電気を使用する時間帯をずらしたり、家電の使い方を工夫するのが難しい人には、あまり適していません。特に、時間帯ごとに電気の使い方を変えることが難しいと、プランの恩恵を十分に受けられない可能性があります。
電気代を節約するためには、自身や家族のライフスタイルをしっかり振り返り、「本当に自分の使い方に合うプランかどうか」をよく比較・検討することが大切です。
電気代を節約したい方は、いろいろなプランを比較しましょう
特定の時間帯に電気代が安くなるプランが、必ずしも電気代の節約につながるとは限りません。安くなる時間帯に電気を使うことが難しい人は、電気代が24時間変動しないプランも合わせて比較することをおすすめします。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などを入力するだけでぴったりの電気料金プランを見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社もあるので、チェックしてみてくださいね。
平均34,115円/年の節約!
最安の電気料金プランを診断(無料)電気代が安い時間を活かすおすすめの使い方
ここでは、時間帯によって電気代が安くなるプランを契約している際の、上手な家電製品の使い方をご紹介します。
安い時間に電力消費が大きい家電を利用する
電気代が安くなる時間帯には、洗濯機や食洗機、お風呂の追い炊き、さらにはEV(電気自動車)の充電など、電力消費が大きい家電の稼働を集中させるのが節約のコツです。
最近では多くの家電にタイマー機能が付いているので、あらかじめ安い時間に動くようにタイマーをセットしておくのがおすすめ。手間なく効率良く電気代を節約できますよ。
スマート家電で節約
スマート家電やスマートプラグを活用することで、電気代が安い時間帯に自動で家電製品のON/OFFができるようになります。例えば、スマートプラグにつないだ家電などは、アプリやタイマー機能を使って、細かく運転時間をコントロールすることが可能です。
スマート家電の大きなメリットは、忙しい人や生活リズムが不規則な人でも、一度運転時間を設定しておくだけで自動的に節約できる点です。今後、時間帯によって電気代が安くなるプランへの切り替えを検討している人は、スマート家電やスマートコンセント・スマートプラグの導入も検討してみてくださいね。
電気代が安い時間を知って、賢く節約しましょう
時間帯によって電気代が安くなるプランについてご紹介しました。自身のライフスタイルを把握して、ぴったりのプランを選んでくださいね。
平均34,115円/年の節約!
最安の電気料金プランを診断(無料)