ケンブリッジからの電力自由化提言書
本文章は、ケンブリッジ大学工学部EECi(都市エネルギー効率化グループ)博士課程研究員であり、エネチェンジ社アドバイザーの城口洋平氏(yk318@cam.ac.uk)からの寄稿となります。
電力自由化提言書の提出にあたって
本日2015年9月30日に、エネチェンジ社記者会見の場をお借りしまして、英国ケンブリッジで準備してきた「提言書」を発表させて頂きました。多くの新聞記者様やメディアの方々にもご興味をもっていただくことができ、日本の電力自由化に向けて海外に拠点を置く日本人として微力ながらも関われること、大変有難く思っております。
本提言は、定期的に経済産業省の皆様方とさせて頂いている情報交換の中で、「せっかくならきっちりとした形の提言にしてみよう」という形で今春に始まり、英国政府Ofgemの公式なレビューを頂くなど、半年近くにも渡る準備をして実現したものとなります。特に、英国政府の電力取引監視等委員会にあたるOfgemは、電力市場やスマートメーター担当の責任者の方も本提言の準備・レビューにも加わっていただき、英国事例の経験、メッセージが日本に正確に伝わるようにと努力をして下さりました。
ケンブリッジからの電力自由化提言書
英語版の資料と日本語版の資料を準備しております。詳細な提言内容は、後ほど、順番に解説していく予定ですが、まずは提出した資料一式を以下からご覧いただくことが可能です。英国を始め、海外主要先進国ではすでに電力自由化は始まっています。今後も、日本の電力自由化を考える際に、英国はじめ海外事例をよりご参考いただき、私がお役に立てる機会がありましたらご連絡頂けると幸いです。