エアコンを選ぶ際、価格や機能性のほか、重視したいのが電気代。そこで今回は、省エネエアコンとしても人気の高い、三菱電機霧ヶ峰エアコン最新機種の電気代を全機種徹底比較、選び方や特徴とともにご紹介します。

2023年11月時点で販売されている機種をご紹介しています。FZシリーズ・FDシリーズ・Zシリーズ・ZDシリーズ・XDシリーズは2024年度モデル、Xシリーズ・Rシリーズ・Sシリーズ・GEシリーズは2023年度モデル、FLシリーズは2021年度モデルでの説明です。

電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円（税込）として計算しています。

更新日

2023年12月18日

三菱エアコン「霧ヶ峰」のラインアップ

三菱エアコンは「霧ヶ峰」というブランド名で長年販売されています。避暑地としても知られる長野県の霧ヶ峰高原の風を研究、全身を包みこむ自然な風を再現しているんですよ。

今のエアコンは冷房はもちろんのこと、暖房だけでなく、除湿などの付加機能も多く付いています。霧ヶ峰エアコンにも、じつに多くの機種がラインアップされています。

霧ヶ峰 FZシリーズ

霧ヶ峰の高機能モデル。AI（ムーブアイmirA.I.＋）が少し先の部屋の温度と湿度の変化を予測し、最適な運転モードや気流に自動で切り替える「おまかせA.I.自動」運転を搭載。また、帯電させた水の微粒子「ピュアミスト」が部屋の空気中の菌・ウイルス・カビ菌・花粉の活動を抑制し、室内の環境を清潔に維持します。

2022年モデルの機能に加え、2024年モデルでは、FZシリーズ、Zシリーズに独自の学習機能で使用環境に合わせた省エネ立ち上げ運転を実現する「エコスタート」を新たに搭載。起動時の電力量を暖房で約7％、冷房で約8％削減し、省エネ性を更に向上させてくれます。

霧ヶ峰 Zシリーズ

FZシリーズに続く霧ヶ峰上位機種です。FZシリーズ同様AI（ムーブアイmirA.I.＋）による「おまかせA.I.自動」運転機能に加え、2023年2月にはバイタルセンサー「エモコアイ」を搭載した2023年モデルを発売。部屋の空気をきれいにする「ピュアミスト」機能も搭載され、くつろぎやリフレッシュなど、キモチに合わせた運転を実現しています。

2024年モデルでは、暖房運転時の着霜量モニタリング機能を改善、最大連続暖房運転時間を従来比で約6.5倍にも拡大。さらに、FZシリーズ、Zシリーズには独自の学習機能で使用環境に合わせた省エネ立ち上げ運転を実現する「エコスタート」を新たに搭載。起動時の電力量を暖房で約7％、冷房で約8％削減し、省エネ性を更に向上させてくれます。

霧ヶ峰 FLシリーズ　

出典:霧ヶ峰 FLシリーズ|三菱電機
デザインにこだわったモデル。正面から吹き出し口が見えない設計がされていて、リモコンも本体と同色デザインがされています。カラーは「ボルドーレッド」「オニキスブラック」「パウダースノウ」の3色展開。デザイン重視で選びたい方にオススメです。

霧ヶ峰 Xシリーズ、Rシリーズ

いわゆる中級機になりますが、基本をしっかり備えています。Rシリーズはコンパクトモデルとなっているため、狭い場所でも設置が可能。

霧ヶ峰 Sシリーズ

子ども部屋や寝室向けの機種で、デザインにもこだわっています。夏の寝苦しい夜は、「みまもり快眠」機能が体を冷やしすぎない自動運転を行ってくれます。

霧ヶ峰 GEシリーズ

いちばん安いエントリーモデルです。ムーブアイは非搭載ですが、赤外線センサーのフロアアイが床面の温度を見て、足元の空調も快適に整えます。三菱の温度感知にかける意気込みが伝わってきますね。冷房と爽風を自動で切り替えるハイブリッド運転で夏場も快適に過ごせます。

寒冷地仕様 ズバ暖霧ヶ峰 FDシリーズ、ZDシリーズ、XDシリーズ

出典:霧ヶ峰 FDシリーズ|三菱電機霧ヶ峰 ZDシリーズ|三菱電機霧ヶ峰 XDシリーズ|三菱電機

寒冷地仕様のズバ暖霧ヶ峰はFDシリーズ、ZDシリーズ、XDシリーズがラインアップされています。なんと、外気温がマイナス25度でも運転が可能！最高約60℃の温風が、パワフルに部屋を温めます。

通常、エアコンの霜取り運転中はエアコンから暖かい風がでてこないため、室温が低下してしまうことがあります。ズバ暖霧ヶ峰は、室外機の熱交換器を上下に分け、半分は霜取りをし、残り半分は暖房運転を続けるため、霜取り中も暖房運転を停止することがありません。

また、2024年モデルでは、独自のデュアルオンデフロスト回路を改良し、霜取り中も最高約50℃の温風吹き出しを実現しました。

FDシリーズ

暖房能力を強化した高機能モデル。大型リビングにオススメ。

ZDシリーズ

こちらも暖房能力・付加機能が充実したモデル。リビングにオススメ。

XDシリーズ

コンパクトモデル。子ども部屋や寝室にオススメ。

霧ヶ峰ラインアップの特徴

エントリーモデルでも、6畳用くらいの広さであればそこそこの省エネ性は確保できているようです。リビングなどの広い部屋に採用する場合は、スタンダードモデル以上を選ぶほうが電気代を抑えることができそうですね。

温度感知機能の向上

三菱エアコンといえば、今は「ムーブアイ」がすっかり定着しています。エントリーモデルにも標準搭載され、「機械まかせでも快適運転」が当たり前になっています。上位機種では「ムーブアイmirA.I.＋」となり、AIがエアコンから吹き出す気流を検知し、居住空間にあわせてきめ細やかに調整し、快適性を高めます。

2023年5月現在、「ムーブアイmirA.I.＋」はFZシリーズ・Zシリーズ・FDシリーズ・ZDシリーズに搭載されています。

換気のタイミングを知らせてくれる「A.I.換気アシスト」を新搭載

「A.I.換気アシスト」は、AIが換気をサポートする機能です。換気（窓開け）に最適なタイミングになると、AIが専用のスマホアプリ「霧ヶ峰REMOTE」に通知。換気の際には狙った窓に風を送りながら部屋の空気をかきまぜてくれるので、部屋の隅々まで効率的に換気できます。
2023年5月現在、「A.I.換気アシスト」はFZシリーズ・Zシリーズ・FDシリーズ・ZDシリーズに搭載されています。

スマホ、スマートスピーカーとの連動機能も！

専用のスマホアプリ「霧ヶ峰REMOTE」から運転設定・室温管理ができ、外出先からエアコンの操作が可能です。部屋の温度分布をスマートフォンから確認することもできます。また、Amazon Alexa対応のスマートスピーカーと連携することで、話しかけるだけでエアコンのオン/オフ操作が可能で、家事をしている時など手が離せない際にも役立ちます。

まとめ、霧ヶ峰エアコンの電気代を一覧比較！

三菱電機霧ヶ峰エアコン最新機種の電気代や特徴をご紹介しました。エアコンを選ぶ際は、購入価格や機能性を見ながら検討する方が多いでしょう。でも、その先何年も使うものなので、毎日かかる電気代も考慮して選ぶと良いでしょう。

2024年度モデル霧ヶ峰エアコンの電気代を以下に一覧で比較しました。