オクトパスエナジーと北陸電力を比較!燃料費調整額も含めて安いのはどっち?

この記事の目次
オクトパスエナジーと北陸電力、どちらと契約しようか悩んでいる方必見!
本記事では、オクトパスエナジーと北陸電力のプランをそれぞれ試算し、どちらが安いかを比較します。料金だけでなく、電気代に対するポイント還元やセット割の有無など、それぞれの特徴の違いについても解説。
- 更新日
- 2025年7月30日
オクトパスエナジーと北陸電力を比較!安いのは……
ここでは、オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」と北陸電力「従量電灯ネクスト」の1カ月の電気料金を比較。北陸電力エリアにお住まいで、契約アンペア数は30Aでシミュレーションしてみました。
1カ月の使用電力量 | オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」北陸電力エリア料金(消費税率10%) | 北陸電力「従量電灯ネクスト」料金(消費税率10%) | 差額 |
---|---|---|---|
100kWh | 3154円 | 3410円 | -256円 |
200kWh | 5660円 | 6224円 | -564円 |
300kWh | 8231円 | 9116円 | -885円 |
400kWh | 10877円 | 12179円 | -1302円 |
500kWh | 13523円 | 15242円 | -1719円 |
オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」・北陸電力「従量電灯ネクスト」ともに「基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。オクトパスエナジーと北陸電力の燃料費調整額、「電気・ガス料金支援」の補助金は、2025年8月分を使用。オクトパスエナジーの基本料金は、1カ月につき「使用期間1日あたりの金額」×「当月1カ月の使用期間の日数」で計算(「当月1カ月の使用期間の日数」は実際に電気を使用された日数ではなく、オクトパスエナジーの「電気需給約款 14(電気の使用期間)」で定める使用期間の日数)。エネチェンジでは、1カ月を約30日として計算し、基本料金を302円00銭/月/10Aとしています。
上記の電気使用量の場合、北陸電力「従量電灯ネクスト」と比較してオクトパスエナジー「グリーンオクトパス」のほうが安いです。
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最安の電気料金プランを診断(無料)オクトパスエナジーと北陸電力の特徴の違いを比較
ここでは、オクトパスエナジーと北陸電力の違いについて、詳しく解説します。
プランの種類
オクトパスエナジーと北陸電力は、それぞれ次の電気料金プランを提供しています。
- 「グリーンオクトパス」
- 一般家庭向けの電気料金プランです。
- 「シンプルオクトパス」
- 基本料金0円で、電力量料金が一律に設定。また、燃料費調整額がかからないプランです。利用開始から12カ月経過後、自動的に「グリーンオクトパス」に切り替わります。
- 「オール電化オクトパス」
- オール電化向けの電気料金プランで、1時~翌6時までの電力量料金が安く設定されています。
- 「オール電化オクトパス-サンシャイン」
- オール電化向けの電気料金プランで、9時~15時までの電力量料金が安く設定されています。
- 「オール電化オクトパス-サンシャイン-ゼロ」
- オール電化向けの電気料金プランで、基本料金は0円に設定。また、9時~15時までの電力量料金が安く設定されています。
- 「オール電化オクトパス-ゼロ」
- オール電化向けの電気料金プランで、基本料金が0円に設定されています。
- 「スタンダードオクトパス」
- 一般家庭向けの電気料金プランです。
- 「EVオクトパス」
- 電気自動車を自宅で充電している家庭向けのプランで、11時~13時・1時~5時の電力量料金が安く設定されています。
- 「ソーラーオクトパス」
- 太陽光発電を利用している家庭向けのプランで、22時~翌6時の電力量料金が安く設定されています。
- 「しかたこグリーン」
- 一般家庭向けで、環境に配慮した電気が利用できるプランです。
- 「しかたこシンプル」
- 一般家庭向けで、電力量料金単価が一律に設定されたプランです。
- 「しかたこEV」
- 電気自動車を自宅で充電している家庭向けで、午前11時~午後1時・午前1時~午前5時の電力量料金が安く設定されたプランです。
- 「しかたこソーラー」
- 太陽光パネルが設置された家庭向けで、午後10時~翌午前6時の電力量料金が安く設定されたプランです。
- 「しかたこオール電化」
- オール電化住宅向けで、環境に配慮した電気が利用できるプランです。
- 「しかたこオール電化-ゼロ」
- オール電化住宅向けで、基本料金が0円かつ、環境に配慮した電気が利用できるプランです。
また、上記のうち「スタンダードオクトパス」を除くすべてのプランで、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。また、「しかたこグリーン」「しかたこシンプル」「しかたこEV」「しかたこソーラー」「しかたこオール電化」「しかたこオール電化-ゼロ」では、1契約につき5,000円が鹿島アントラーズの強化・育成費用に使用されます。
- 「従量電灯B」
- 一般家庭向けの電気料金プランです。
- 「従量電灯ネクスト」
- 一般家庭向けの電気料金プランです。
- 「使っておとくライト」
- 一般家庭向けで、120kWhまで定額に設定されたプランです。
- 「節電とくとく電灯」
- 7月~9月・12月~3月の北陸電力が指定する日時に、節電に協力することで、実績に応じて電気料金が割引されるプランです。
- 「くつろぎナイト12」
- 一般家庭向けで、平日20時~翌8時までの電力量料金が安く設定されたプランです。
- 「ecoシフトチェンジ」
- デマンドレスポンスサービス(DRサービス)に加入している家庭向けで、電力量料金が一律に設定されたプランです。また、北陸電力が指定する日時の電力量料金が割引されます。
- 「北陸かがやき契約」
- 東京電力エリアの一般家庭向けのプランです。
- 「ANAマイレージ契約」
- 東京電力エリアの一般家庭向けのプランです。電気料金200円(税抜)につき、ANAマイルが1マイル貯まります。
供給エリア
オクトパスエナジーと北陸電力では、供給エリアが大きく異なります。それぞれの供給エリアは、次のとおりです。
- オクトパスエナジー
- 北海道電力エリア・北陸電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・北陸電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリア
- 北陸電力
- 北陸電力エリア・東京電力エリア
オクトパスエナジーの供給エリアは、プランによって異なります。
オクトパスエナジーは沖縄電力エリアを除く全国に対応しているので、引越しの際はオクトパスエナジー1社に対して手続きを行うだけで済みます。
いっぽう、北陸電力の供給エリアは、北陸電力エリアと東京電力エリアの2エリアのみ。引越し先のエリアによっては、まず北陸電力を解約し、そのうえで引越し先で利用する電力会社と契約する必要があります。
ポイント還元
オクトパスエナジーにポイント還元特典はありません。一方の北陸電力では、電気料金(再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く)の0.5%がほくリンクポイントで還元されます。還元率は1年ごとにアップし、毎月最大200ポイントのほくリンクポイントが貯まるようになります。
また、会員サイト「ほくリンク」経由で旅行を予約・出発すると、旅行商品購入金額の1.5%相当のほくリンクポイントが付与されます。
ほくリンクポイントは、dポイントやPontaポイントといった各種提携ポイント、百貨店や地域の商品券などとの交換が可能です。そのほか、教育機関への寄付にも使用できます。
セット割引
オクトパスエナジーでは、セット割引を提供していません。一方の北陸電力では、提携企業のサービスとのセット割引・セットプランを提供しています。
- 都市ガス・でんきまとめ割
- 福井都市ガスと北陸電力の支払いを、福井都市ガスにまとめることで適用。ガス使用量に応じて、ガス料金が最大500円(税込)割引されます。福井都市ガスの供給エリアに在住の方のみ対象となります。
- ガス・でんきセットサービス まるっとくプラン
- 丸八と北陸電力の対象プランをセットで契約することで適用。ガス料金が300円(税抜)割引されます。丸八の供給エリアに在住の方のみ対象となります。
- でんき&ケーブルまとめ割
- ケーブルテレビと北陸電力の対象プランをセットで契約することで適用。ケーブルテレビと電気の合計請求金額から300円(税込)割引されます。対象ケーブルテレビサービス:射水ケーブルネットワーク・ケーブルテレビ富山・高岡ケーブルネットワーク・となみ衛星通信テレビ・新川インフォメーションセンター・能越ケーブルネット・金沢ケーブル・加賀ケーブル・丹南ケーブルテレビ
- おうち割 北陸電力 でんきセット
- ソフトバンクまたはワイモバイルと、北陸電力の対象プランを契約することで適用。ソフトバンクまたはワイモバイルの月額料金が2年間、10回線まで1回線ごとに110円(税込)割引されます。3年目以降は55円(税込)割引となります。
環境配慮型の電気か否か
オクトパスエナジーでは、環境配慮型プランの「グリーンオクトパス」を提供しています。再生可能エネルギー指定の非化石証書を活用することで、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
北陸電力では環境配慮型プランは提供していませんが、オプションとして「アクアECOプラン」を提供しています。1kWhあたり2.20円を電気料金に上乗せすることで、水力電源100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
料金設定の違い
オクトパスエナジーと北陸電力、それぞれの代表的な電気料金プランの料金表を見てみましょう。
区分 | 単位 | オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」北陸電力エリア料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 302円00銭 |
15A | 453円00銭 | ||
20A | 604円00銭 | ||
30A | 906円00銭 | ||
40A | 1208円00銭 | ||
50A | 1510円00銭 | ||
60A | 1812円00銭 | ||
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 17円96銭 |
121kWh~300kWh | 21円19銭 | ||
301kWh~ | 21円94銭 |
オクトパスエナジーの基本料金は、1カ月につき「使用期間1日あたりの金額」×「当月1カ月の使用期間の日数」で計算(「当月1カ月の使用期間の日数」は実際に電気を使用された日数ではなく、オクトパスエナジーの「電気需給約款 14(電気の使用期間)」で定める使用期間の日数)。エネチェンジでは、1カ月を約30日として計算し、基本料金を302円00銭/月/10Aとしています。
区分 | 単位 | 北陸電力「従量電灯ネクスト」料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 302円50銭 |
15A | 453円75銭 | ||
20A | 605円00銭 | ||
30A | 907円50銭 | ||
40A | 1210円00銭 | ||
50A | 1512円50銭 | ||
60A | 1815円00銭 | ||
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 30円82銭 |
121kWh~300kWh | 34円71銭 | ||
301kWh~ | 36円42銭 |
オクトパスエナジーと北陸電力では、基本料金+3段階の電力量料金という料金の仕組みは同じです。ただし、電力量料金の単価は異なっています。
料金の算定方法の違い
オクトパスエナジーと北陸電力の料金算定方法は、次のとおりです。
- 基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金
両社とも同じ計算式で算定されており、市場価格の影響を受ける市場連動型プランではありません。ただし、オクトパスエナジーと北陸電力では、燃料費調整額に影響する平均燃料価格の算出方法が異なります。このため、オクトパスエナジーと北陸電力の燃料費調整単価には金額差があります。
燃料費調整額
燃料費調整額とは、発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)などの価格変動を、電気料金に反映させるためのもの。オクトパスエナジーと北陸電力では、この燃料費調整額の単価が異なり、オクトパスエナジーのほうが高く設定されています。
オクトパスエナジーのほうが燃料費調整単価が高いのは、平均燃料価格の算出方法が異なるため。平均燃料価格は燃料費調整単価の算出に用いられるので、結果として、オクトパスエナジーと北陸電力の燃料費調整額に差が出るというわけです。
年月 | オクトパスエナジー北陸電力エリア燃料費調整単価(1kWhあたり・消費税率10%) | 北陸電力燃料費調整単価(1kWhあたり・消費税率10%) |
---|---|---|
2024年1月 | 4円46銭 | -5円89銭 |
2024年2月 | 4円62銭 | -5円87銭 |
2024年3月 | 4円57銭 | -5円92銭 |
2024年4月 | 4円22銭 | -6円17銭 |
2024年5月 | 4円01銭 | -6円27銭 |
2024年6月 | 3円86銭 | -6円37銭 |
2024年7月 | 3円93銭 | -6円42銭 |
2024年8月 | 3円96銭 | -6円50銭 |
2024年9月 | 4円09銭 | -6円47銭 |
2024年10月 | 4円17銭 | -6円42銭 |
2024年11月 | 4円07銭 | -6円47銭 |
2024年12月 | 3円78銭 | -6円67銭 |
上記金額に「電気・ガス価格激変緩和対策事業」、「酷暑乗り切り緊急支援」、「電気・ガス料金負担軽減支援事業」、「電気・ガス料金支援」の補助金は含まれていません。
オクトパスエナジーと北陸電力を比較する時によくある質問
ここでは、オクトパスエナジーと北陸電力の比較に関して、よくある質問にお答えします。
オクトパスエナジーと北陸電力はキャンペーンを実施している?
両社とも、時期によってはキャンペーンを実施しています。オクトパスエナジーまたは北陸電力への切り替えを検討している方は、公式ホームページなどをこまめに確認しておきましょう。
オクトパスエナジーのキャンペーン情報はこちら。
オクトパスエナジーと北陸電力ともに解約金はかからない?
オクトパスエナジーには契約期間の決まりがありますが、契約期間内に解約しても、解約金が発生することはありません。
北陸電力では、基本的には解約金はかかりませんが、「使っておとくライト」を契約期間中に解約すると、期中解約金として、1,000円(税込)がかかります。
「使っておとくライト」の契約期間は、契約開始日からその年度の3月31日までとなっています。引越しによる解約や、契約期間満了日の前日から2カ月前以内に解約した場合、解約金は発生しません。
オクトパスエナジーと北陸電力で電気の質に違いはある?
オクトパスエナジーと北陸電力を比較して、電気の質や、停電などのトラブルの発生率に違いはありません。オクトパスエナジーと北陸電力いずれも、送電網の保守管理については、地域の一般送配電事業者が担っているからです。
どちらか悩んでいる場合はシミュレーションをしましょう
オクトパスエナジーと北陸電力の電気料金プランを比較すると、料金表のほかにもポイント還元やセット割など、それぞれ異なるメリットがあることがわかります。
電気代だけでなく、こうしたメリットも合わせて比較し、より自身のライフスタイルに合った電力会社を選んでくださいね。
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