電源周波数は東日本と西日本で違う?引越し前に家電製品を確認!
この記事の目次
「西日本と東日本で電源周波数が違うのはなぜ?」「東京から大阪に引越しをします。家電製品はそのまま使えるの?」「電源周波数が違うとどうなるの?」。そんな電源周波数にまつわる疑問にお答えします。
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- 更新日
- 2023年10月27日
東日本と西日本で電源周波数は違う!
東日本と西日本で電源周波数が違う理由
世界では国内で1種類の電源周波数に統一されていますが、日本では東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツ、とエリアによって違います。日本で電気が普及しはじめた明治期、東京で導入した発電機と大阪が導入した発電機が違ったのが発端とされています。
電源周波数が違うとどうなるの?
仮に電源周波数50ヘルツの家電製品を西日本で使用した場合、正常に機能しなかったり、故障してしまったりするケースもあります。これから引越しをする方は、まず家電製品ごとに対応する電源周波数を確認しましょう。インバーター内蔵と書かれていれば、50ヘルツ・60ヘルツどちらのエリアに引越しても問題なく使えますよ。
すべての電化製品が不具合を起こすということはなく、特にモーター部品を使用した電化製品が電源周波数の違いに強い影響を受けるとされています。電源周波数の違いで影響が出る家電製品・出ない家電製品を、下のリストでざっと確認してみましょう。ただし違う電源周波数のエリアでも使えるかどうかは機種によっても変わります。必ずお使いの家電製品の説明書などを確認してください。
- どちらのエリアでも使える家電製品
- 電気こたつ、電気毛布、電気コンロ、電気ストーブ、白熱電球、LED電球、トースター、アイロン、テレビ、ラジオ、パソコン、ブルーレイレコーダー、DVDレコーダーなど
- エリアが変わると性能が変わってしまう家電製品
- 掃除機、冷蔵庫、扇風機、ミキサー、ドライヤー、エアコン、空気清浄機、加湿器など
- エリアが変わると使えなくなる家電製品
- 洗濯機、衣類乾燥機、タイマー、電気時計、電子レンジ、衣類乾燥機、蛍光灯、ステレオ、テープレコーダーなど
引越し先のエリアで電源周波数の違う家電製品を使い続けたい場合は、部品の交換や調整などが必要になります。なお、周波数違いによる部品交換などの修理費に関しては保証期間内であっても有料となるケースがあります。その点もよく確認したうえで、対応していない家電製品を修理して使うか、新しい家電製品を買い替えるか検討しましょう。
東日本と西日本の電源周波数
「東京の電源周波数は?」「関西の電源周波数は?」と疑問を抱えている方必見!電源周波数が50ヘルツと60ヘルツの都道府県をリストアップしました。東日本から西日本へ、西日本から東日本へ引越しをする方は今一度チェックしましょう。
東日本・西日本の電源周波数早見表
以下の表は50ヘルツと60ヘルツの電源周波数ごとに対応している県をまとめたもの。ご覧になれば一目瞭然ですが、おおよそ東日本が50ヘルツ、そして西日本が60ヘルツに分かれています。ただし中には新潟県や静岡県など、同じ県内でも50ヘルツと60ヘルツに分かれているエリアも……。地図上で言えば新潟県から静岡県にかけてのラインに電源周波数の境界線が存在しているわけです。
HZ | 都道府県 |
---|---|
50Hz | 北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、新潟県(糸魚川以東)、群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東) |
60Hz | 富山県、長野県、新潟県(糸魚川以西)、静岡県(富士川以西)、石川県、岐阜県、愛知県、福井県、滋賀県、三重県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、大分県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
電源周波数50ヘルツと60ヘルツの混在エリアもあり
東日本と西日本の境となっている新潟県や長野県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県の一部エリアは、50ヘルツと60ヘルツの地域が混在しています。もし引越しでこの混在エリア周辺に住むことになった場合は、あらかじめそのエリアを管轄する電力会社に連絡し、電源周波数の確認をしましょう。
電源周波数の違う東日本から西日本へ引越す際は注意しましょう
東日本から西日本に引越しをする予定の方は、電源周波数の確認をお忘れなく!
また、引越し時には電力会社も注意が必要。電力会社にも供給エリアがあり、引越し先で申し込める会社・電気料金プランをリサーチしておくと◎契約が済んでいないと、引越し当日に電気が使えない事態にもなりかねないので、早めに行動しましょう。
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