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エアコンの冷房と除湿、どちらが電気代がかかる?どちらが得か徹底比較

電気代の節約、節電テクニック

エアコンの冷房運転と除湿(ドライ)運転の電気代はどちらが安いのでしょうか?暑い夏を乗り切るために必要なエアコンをおトクに使うべく、冷房と除湿の違いと、電気代の違いを解説します。適切に冷房と除湿を使い分けて、おトクかつ快適に夏を過ごしましょう!

エアコンは冷房運転よりも除湿(ドライ)運転のほうが電気代が高くなると聞いたことのある方もいるでしょう。実際はどうなのでしょうか?

エアコンの冷房と除湿の違い、それぞれにかかる電気代の違いについて解説します。

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更新日
2023年5月8日

エアコンの「除湿(ドライ)」と「冷房」の電気代はどっちが安い?

夏場に多く使うエアコンの機能として、「冷房」のほかに「除湿」があります。この2つをじょうずに使い分けている方は意外と少ないかもしれません。実際のところ、電気代はどちらが安いのでしょうか?

結論から言うと、「除湿のほうが安い場合もあるし、高い場合もある」ということになります。その理由は、冷房や除湿のしくみの違いにあります。くわしく解説していきましょう。

エアコンの「冷房」と「除湿(ドライ)」の違い

エアコンについている「冷房」と「除湿」は、どちらも夏場の室内を快適にしてくれる機能です。しかし、具体的にどんな違いがあるのでしょうか?

「冷房」は温度を下げる機能

冷房は部屋の温度を下げることを目的とした機能です。室内機と室外機をつなぐ配管の中を循環する冷媒が熱交換器をとおして室内の熱を奪い、冷えた空気を室内に戻すことで室温を下げます。

空気が冷やされる際には、温度の急激な低下によって飽和した水蒸気が結露水となります。そして、この結露水がドレンホースをとおって室外へ排出されるしくみです。室内の空気中の水分(湿気)を排出することになるため、実は冷房も除湿を兼ねていることになります。

「除湿」は湿度を下げる機能

いっぽうの除湿は、湿度を下げることを目的とした機能です。一般的な除湿は「弱冷房除湿」と呼ばれ、冷房と同様のしくみで室内の湿度を下げていきます。

ただし、冷房が素早く室温を下げることを目的としているのに対し、除湿は湿度を下げることをいちばんの目的としているため、急激に部屋を冷やさないよう「弱冷房」で運転して湿度を下げます。

ただエアコンの上位機種には、気温を下げずに湿度だけを下げるための「再熱除湿」というドライ機能がついているものもあります。

エアコンの「除湿(ドライ)」には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類がある!

除湿は室内の湿度を下げることをいちばんの目的にした機能なので、本来であれば温度は下げずに、湿度だけを下げられればいちばん目的にかなっていることになります。そこでエアコンの中でもおもに上位機種に搭載されているのが、「再熱除湿」という除湿機能です。

もうひとつの除湿機能「再熱除湿」とは?

弱冷房除湿は部屋を冷やしながら除湿しますが、再熱除湿は冷やした空気をエアコン内部であたためなおしてから送風します。そのため、部屋を冷やさずに室温を保ったまま除湿することができます。

梅雨の時期など湿気が多くまだ肌寒さが残る日は、再熱除湿を行うことで快適な室温のまま除湿ができるでしょう。また、再熱除湿は弱冷房除湿に比べて除湿量が大きい点もメリットです。

いっぽうで、冷やした空気をあたためなおす必要があるため、より多くの電力を消費する点はデメリットといえます。

エアコンの「冷房」「弱冷房除湿」「再熱除湿」の電気代と使い分け

冒頭で「除湿のほうが安い場合もあるし、高い場合もある」と述べました。すでにピンときている方もいるかも知れませんが、これは除湿に2つの種類があるためです。では冷房と2つの除湿を比べた場合、電気代がもっとも安くなるのはどの機能なのでしょうか?

ズバリ、電気代が安いほうから、

  1. 弱冷房除湿
  2. 冷房
  3. 再熱除湿

という順番になります。

ただし、弱冷房除湿は電気代が安いというメリットがある半面、部屋の温度を下げてしまうほか除湿量が少ないというデメリットがあります。いっぽうの再熱除湿は電気代は高くなりますが、肌寒い梅雨の時期に適しているほか湿度を下げたいけれど冷え性で就寝時に室温を下げたくない場合などに重宝するでしょう。

逆に真夏に再熱除湿を使用すると、室温が下がらないばかりか電気代も高くついてしまうことになるので注意が必要です。

弱冷房除湿を利用するのに最適なシチュエーション

弱冷房除湿は、部屋の湿度も気温も下げたいときに使いましょう。梅雨など湿度が高い時期の、気温が高めの日などに役立ちます。

冷房を利用するのに最適なシチュエーションと時期

真夏など気温が高い時期は、部屋の温度を下げることを最優先し、冷房を使いましょう。

再熱除湿を利用するのに最適なシチュエーションと時期

再熱除湿は、部屋の湿度だけを下げたいときに使いましょう。梅雨など湿度が高い時期の、気温が低めの日などに役立ちます。

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我が家のエアコンはどっち?「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の見分け方

エアコンのメーカーによって、再熱除湿を搭載しているモデルとそうでないモデルがあります。

2023年モデルの最新エアコンでは、富士通とコロナのエアコンは再熱除湿と弱冷房除湿をリモコンで切り替えることができます。他メーカーは再熱除湿方式のみであったり、再熱除湿方式ではないけれども快適な温度を保てるよう工夫された除湿機能になっていたりとさまざまです。

以下に、2023年モデルエアコンの除湿方式をまとめました。

2023年モデルエアコンの除湿方式一覧
メーカーシリーズ除湿方式
富士通Xシリーズ/Zシリーズ/ZNシリーズ再熱除湿
弱冷房除湿
切り替え可能
Wシリーズ/Vシリーズ/Dシリーズ/DNシリーズ/Cシリーズ弱冷房除湿
日立Xシリーズ/Wシリーズ再熱除湿
Gシリーズ/Dシリーズ弱冷房除湿
三菱電機Zシリーズ/Xシリーズ/ZDシリーズ再熱除湿
FZシリーズ/FLシリーズ/Rシリーズ/Sシリーズ/GEシリーズ/FDシリーズ/XDシリーズ弱冷房除湿
コロナWシリーズ/WKシリーズ再熱除湿
弱冷房除湿
切り替え可能
Zシリーズ/Sシリーズ/SKシリーズ/Nシリーズ/Bシリーズ/冷房専用シリーズ弱冷房除湿
東芝K-DRシリーズ/K-DZシリーズ/K-DXシリーズ/K-Xシリーズ/K-Mシリーズ弱冷房除湿
シャープR-Xシリーズ/R-Hシリーズ/R-Fシリーズ/R-Dシリーズ/R-Nシリーズ弱冷房除湿
パナソニックLXシリーズ/Xシリーズ/EXシリーズ/GXシリーズ/Jシリーズ/PXシリーズ/UXシリーズ/TXシリーズ弱冷房除湿
ダイキンRシリーズ/Mシリーズ/Aシリーズ/SXシリーズ/Fシリーズ/Cシリーズ/Eシリーズ/VXシリーズ/Dシリーズ/Hシリーズ/KXシリーズ弱冷房除湿

現在使っているエアコンの除湿方式が知りたい場合は、取扱説明書に記載されている場合があるので確認してみましょう。わからない場合は、メーカーに問い合わせてみましょう。

エアコンの「冷房」や「除湿(ドライ)」は気温や湿度に合わせて使い分けましょう

エアコンの冷房と除湿(ドライ)の電気代やそれぞれの違いについて解説しました。

エアコンの除湿機能には2つの種類があるため、冷房と比べてどちらの電気代が安いかは一概には言えません。まずは自宅で使用しているエアコンの除湿機能が「弱冷房除湿」か「再熱除湿」かを確認したうえで、気温や湿度にあわせて各機能を使いわけていきましょう。

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