太陽光発電などの自然エネルギーの発電施設を開発してきたLooopが、家庭に電気を売り始めます。ブランド名はLooopでんき（ループでんき）。電力自由化EXPOにて発表された料金プランは、たくさんの初めてがつまった電気料金プランなんです！詳しくご紹介します。
2016年8月29日に情報の更新をしました。

更新日

2016年8月29日

登録小売電気事業者

登録あり

Looopでんきの「おうちプラン」は、なんと基本料金なし！

Looopの電気料金プランは、すごく斬新なんです！というのも基本料金がタダ、0円なんです。さらに電力量料金も26円00銭/kWhのみで、使用量に左右されません。
つまり、本当に使った分だけ払えばいいんです！これってすごい良心的な気がしませんか？

基本料金

0円

電力量単価

26円00銭／kWh

基本料金0円は、2016年5月末までに申し込みをした人が対象です。
2016年8月時点で東京電力・従量電灯Bの第2段階は26円00銭、第3段階が30円02銭なので、第2段階と同一の単価ということなります。

基本料はずっと無料になりました！基本料0円は2016年5月末までに申し込みの家庭が対象、延長はある？

【追記】
2016年5月30日、Looopでんきから嬉しい発表が！なんと、基本料金0円が延長され、いつ申し込んでもずっと0円になったんです。いち消費者として「待ってました！」という感じです。中村社長も発表当初より期間は伸ばしたいとおっしゃっていたので、お言葉通りですね。

2016年5月末までにLooopでんきに申し込みをすると、基本料金はずっと無料です！これはすごいです！延長ってないのでしょうか？
Looop中村社長によると、できれば期間を伸ばしたいと言っていました。ただ、0円というのは企業にとっても当然リスクがあります。そのリスクをみるために、現段階では5月末までの期間限定にしているとのこと。
うーん、消費者としてはぜひ延長してほしい！

なんで基本料金を無料にするの？

「なぜ無料にできるのか？」すごく不思議ですよね？Looop担当者さんは2つの理由を話していましたよ。

1. 電力自由化というのは、色々な競争の結果、基本料金部分がなくなっていくのも、電力自由化のひとつの局面であると一般消費者に伝えたい
2. 斬新な料金プランを提示することで、一般消費者に託送料金や燃料調達費など電気にまつわるお金のことを考えてほしい

確かに、無料といわれると「なんで？」という疑問が沸くので考えるきかっけにはなるかもしれませんね。

Looopでんきの「おうちプラン」にすると4〜11％割安に

40アンペア契約で400kWh使用したときの電気料金シミュレーションをみてみましょう。東京電力関内であれば6％、中部電力だと4％、関西電力と比較すると11％も安くなるんです。基本料金がないことが、どのくらいインパクトが多いのかわかりますよね。

【追記】Looopでんきに申し込めるのはどのエリア？

Looopでんきは関東・関西・中部の3エリアで電力供給を開始していますが、2016年9月よりエリア拡大すると発表をしています。年内には7エリアまで拡大予定！たくさんの皆さんがLooopでんきを選べるようになります。家庭向け「おうちプラン」の電気料金プランをエリアごとにまとめてみました。居住エリアによって電気料金単価は異なりますが、基本はその地域の電力会社の第2段階の単価と近い金額になっていますね。

マンションでもLooopでんきに申し込める？

マンションやアパート、団地なのどの集合住宅にお住まいの場合も、Looopでんきに申し込むことができます。賃貸 or 持ち家というのも関係ないんです。ただ、一部のマンションでは管理会社が全ての部屋の電気をひとつの電力会社と一括で契約している場合があります。この場合は、個人での電力会社切り替えは不可。「自分の家はどっちかな？」と不安になった人は、一度管理会社に確認をとってみましょう。

オール電化なんだけど、Looopでんきに切り替えられる？

Looopでんきにはオール電化向けの電気料金プランは用意されていません（2016年8月現在）。自宅がオール電化だけど切り替えたいという場合は、電気代が節約できるのかをしっかりと確認してから申し込みをしましょう。

Looopでんきに切り替えると、電気代の支払い方法はどうなるの？

電気代はクレジットカード払いになります。口座引落やコンビニ払いなどはありませんが、電気代を安くするために支払い方法をひとつにしているのだそうです。

Looopでんきって違約金とか解約金とかある？契約期間は？

契約期間

1年契約（2年目以降は自動更新）

違約金・解約金

なし

途中で解約したとしても違約金がないのは助かりますね。申し込みのハードルが少し下がったように感じる人も多いのでは？

Looopって何の会社？

Looopは東日本大震災がきっかけで作られた会社です。被災地の避難所にソーラーパネルを設置して、発電をしたところ、子どもたちから「夜トイレに行くのが怖くなくなった！」とすごく喜ばれたんだそう。そんな被災地の人々の笑顔がきっかけになり、中村社長が会社を設立。なんだか、すごく感動しちゃいました。
現在では、自社の発電所と提携している発電所をあわせて1,500箇所もの太陽光発電所をもつ規模まで成長しており、2015年からは特別高圧や高圧での電気販売をはじめました。実績もあるので、安心ですね。

申し込み件数2万件突破！9月からはエリアも拡大！

【追記】
Looopでんきは現在、関東・関西・中部で電力供給を行っていますが、2016年9月からは東北、10月からは九州エリアでも申し込みがスタートしますよ。年内には北海道、中国エリアまで拡大すると発表しています。
Looopでんきの申し込みは3月11日からスタート。東日本大震災にちなんでいるそうです。なんだか申し込みが殺到しそうな予感！電力供給エリアは関東、中部、関西エリアからスタート。四国、北陸、沖縄に関しては少し時間がかかるかもしれないけれど、それ以外のエリアは早い段階で拡大していきたいと意気込んでいましたよ。

申し込み

受付中

電力供給

開始済み

供給エリア

供給中　東京電力エリア、中部電力エリア、関西電力エリア

2016年9月9日〜　東北電力エリア開始

2016年10月9日〜　九州電力エリア開始

2016年11月9日〜　北海道電力エリア開始

2016年12月9日〜　中国電力エリア開始

申し込み方法

WEB

Looopでんきの基本料金タダはどこまで伸びるか？

エネチェンジの白木CTOも質疑応答で「安いし、魅力的なプランだ」とコメントをしたLooopでんき。「基本料金なしは狙ったんですか？」との質問に「はい！」と答えてましたよ！40A契約であれば、確実に東京電力の従量電灯Bよりも安くなります。各社の料金プランを知っているエネチェンジ社員からみても、現時点ではなかなか安い印象。ちなみに、基本料金が0円なのも、全国一律の金額で単価設定されているのもLooopでんきが史上初なんです。色々すごいぞ、Looopでんき！3月11日からの初速に期待です。

【追記】
8月頭にあった記者会見では、申し込み数が2万件を突破、1万5000件にはすでに電気の供給を開始していると発表していました。そこから1カ月弱が経過しているので、申し込み数はさらに伸びていると予想されます！記者発表をするたびに、驚きを届けてくれるLooopでんき、いち編集者として注目しております。

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