auでんきの値上げ・料金改定情報まとめ!高くなった理由を解説
この記事の目次
本記事ではauでんきの値上げ、料金に関する改定情報についてまとめています。月々どれくらい値上げするのかも合わせて解説しているので、「電気代が急に高くなった」と感じる方はぜひチェックしてくださいね。
値上げ・料金改定発表時点での情報になります。
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- 更新日
- 2024年6月7日
auでんきの値上げ・料金に関する改定情報!電気代が高くなった理由は?
auでんきの値上げ・料金に関する改定情報をご紹介します。
auでんきが「高い理由」は旧プランが原因かも
auでんきでは、それぞれの電気料金プランに新プランと旧プランの2種類が存在しています。旧プランの算定方法では電源調達等調整額が加算されますが、新プランでは電源調達等調整額が加算されません。このため、旧プランは新プランと比較して、電源調達等調整額の分だけ高くなっています。
なお、旧プランは新規申し込みを停止しており、現在auでんきに新規で申し込むと、新プランが適用されます。また、現在旧プランを契約している場合でも、新プランに移行することができます。北海道・東京・北陸・中部電力エリアは2023年6月から、東北・四国電力エリアでは2024年5月から移行できるようになっています。
契約中のプランが旧プランか新プランか分からない場合は、プラン名に「D」または「2」が含まれているものが新プランです。なお、関西・中国・九州電力エリアではプラン名に「D」「2」は含まれていませんが、電源調達等調整額が加算されない新プランとなっています。
エリア | プラン名 |
---|---|
北海道電力エリア | でんきMプラン(北海道) |
でんきLプラン(北海道) | |
東北電力エリア | でんきMプラン(東北) |
でんきLプラン(東北) | |
東京電力エリア | でんきMプラン(東京) |
でんきMプランA(東京) | |
でんきLプラン(東京) | |
中部電力エリア | でんきMプラン(中部) |
でんきLプラン(中部) | |
北陸電力エリア | でんきMプラン(北陸) |
でんきLプラン(北陸) | |
四国電力エリア | でんきMプラン(四国) |
もし、現在契約しているのが旧プランだった人は、新プランに移行する以外に、エネチェンジで別の電力会社・電気料金プランと比較してみるのもおすすめです。
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最安の電気料金プランを診断(無料)【2024年4月】託送料金改定による電気料金の改定
auでんきの電気料金は、2024年4月使用分から料金改定が実施されました。その理由を、送配電事業者が託送料金(送配電網の利用料)を見直しすることとしています。
一般家庭向けの電気料金プランは「でんきM/Lプラン」「オール電化プランS/L」「ecoM/Lプラン」などが対象。料金改定内容は、エリア・電気料金プランによって異なりますが、一例として東京電力エリアと関西電力エリアの「でんきMプラン」の影響額を試算しました。
- 東京電力エリア「でんきMプラン(東京)」(30アンペア)で契約の場合
- 月の使用量260kWhで約2円値下がりします
- 関西電力エリア「でんきMプラン(関西)」で契約の場合
- 月の使用量260kWhで約59円値上がりします
詳しくは、公式ホームページで確認しましょう。
auでんきの電気代が急に高くなったと感じるときは
auでんきを契約していて、電気代が急に高くなったと感じたら、その原因は燃料費調整額かもしれません。
電気料金の算定には、燃料の購入にかかる費用を電気料金に転嫁するための「燃料費調整額」という項目が含まれています。燃料費調整額の計算に用いる燃料費調整単価は毎月変動するので、仮に毎月同じ電気使用量であっても、月々の電気代は変動します。また、燃料費調整単価は燃料費が高くなると合わせて高くなる傾向にあります。
なお、燃料費調整単価はauでんきのホームページや、契約者向けのマイページなどで毎月発表されています。電気料金プランの料金改定がなく、電気使用量が急激に増えてもいない状態で電気代が上がっているなら、燃料費調整単価を調べてみましょう。
ほかにも、ライフスタイルの変化や季節の変化などによって、電気使用量が増えている可能性があります。マイページなどから、毎月の電気使用量を確認するのもひとつの方法です。
燃料費調整額について、詳しくは以下の記事で解説しています。
燃料費調整額とは 上限撤廃している電力会社はどこ?
厳選!乗り換え先におすすめの電力会社
電力会社を乗り換えるなら、事前のシミュレーションが大切。まずは、おすすめの乗り換え先候補をご紹介します。TERASELでんき
東京ガス
コスモでんき
【2022~2023年】過去にあったauでんきの料金改定まとめ
本章では、過去にあったauでんきの料金改定情報をまとめています。
【2023年6月】一部プランの電気料金改定
2023年6月から、auでんきは、一部エリアの電気料金プランで電源調達等調整額の追加。対象電気料金プランは、電気料金が高くなりました。
- 基本料金+従量料金(従量料金単価×使用電力量)±燃料費調整額(燃料費調整単価×使用電力量)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×使用電力量)
- 基本料金+従量料金(従量料金単価×使用電力量)±燃料費調整額(燃料費調整単価×使用電力量)電源調達等調整額((固定単価+変動単価)×使用電力量)+再生可能エネルギー発電促進賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金単価×使用電力量)
電源調達等調整額の固定単価は6?7円/kWh、変動単価は上限・下限設定を予定。
- 北海道電力エリア
- 「でんきM/Lプラン(北海道)」
- 東京電力エリア
- 「でんきM/Lプラン(東京)」
- 「でんきMプランA(東京)」
- 中部電力エリア
- 「でんきM/Lプラン(中部)」
- 北陸電力エリア
- 「でんきM/Lプラン(北陸)」
電気料金プランにDと書かれているものは対象外。例:「でんきMプラン(北海道D)」
【2023年4月・6月】電気料金の見直し・Pontaポイントの還元率変更
2023年2月9日、auでんきは電気料金の値上げを発表しました。
東北電力エリア・北陸電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・沖縄電力エリアは2023年4月、北海道電力エリアと東京電力エリアは2023年6月に値上げ。対象プランは、「でんきM/Lプラン」「ecoM/Lプラン」「オール電化プランS/L」などです。
例えば、東京電力エリアで「でんきMプラン(東京/東京D)」を30Aで契約していて、月の使用電力量が260kWhの場合、509円の値上げに。ただし、各エリアの旧一般電気事業者の規制料金の改定金額が経済産業大臣の認可後に変更となった場合、auでんきの改定金額も変更する可能性があると発表しました。
見直し前の電気料金は11,227円、見直し後の料金は11,736円。ともにPontaポイントの還元分は含めていません。見直し前の料金には2023年1月分の燃調費調整額(税抜11.82円/kWh)を含めていますが、「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による値下げ分は含まれていません。見直し後の料金には、託送料金見直しによる電気料金変動分は含まれていません。見直し前後の料金には、消費税等相当額と再生可能エネルギー発電促進賦課金(税込3.45円/kWh)が含まれています。
また2023年6月請求分から、全エリア対象でPontaポイントの還元率も変更。ポイント還元率は「0.5%~5%」から、「0.5%~1%」に見直しされました。
Pontaポイントの還元率は、指定サービスの利用の有無、月の電気料金によって変動されます。
【2022年11月1日~】燃料費調整額の上限撤廃
auでんきでは、昨今の世界情勢による燃料価格の高騰を受け、電力の安定供給を目的として、以下の電気料金プランにおいて燃料費調整額の上限価格の設定を廃止。燃料費調整額の変更は、2022年11月1日使用分の電気料金から適用されました。
- でんきMプラン
- でんきLプラン
- ecoMプラン
- ecoLプラン
- オール電化プランS
- オール電化プランL
今回の変更では、基本料金(最低料金)や電力量料金の単価などに影響はありません。とはいえ、燃料費調整額は毎月の電気料金の一部なので、月々の電気代は高くなる可能性があります。
auでんきが値上げした場合は、電力会社を見直しましょう
auでんきの値上げや、料金に関する改定の発表があった際は、毎月の電気代にどれくらい影響があるか確認しましょう。電気代が急に高くなったと感じる場合や、値上げ・改定内容によっては、別の電力会社への乗り換えを検討するのも一案です。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などを入力するだけで節約につながる電力会社を見つけられます。キャンペーンを実施している電力会社も多いので、チェックしてみてくださいね。
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