暖房の電気代を比較|電気代がかからない暖房器具と節約術を解説
この記事の目次
本記事では暖房の電気代について、暖房器具の種類ごとの電気代や、節約方法について解説します。
高くなりがちな冬場の電気代が気になる人は、ぜひチェックしてくださいね。
- 更新日
- 2025年12月23日
暖房器具の電気代比較表
| 暖房器具 | 電気代(1時間) |
|---|---|
| エアコン(暖房) | 約13.6~31円 |
| オイルヒーター | 約37.2~46.5円 |
| 電気ストーブ | 約6.2~37.2円 |
| ホットカーペット | 約7.1~9.9円 |
| こたつ | 約1.5~2.2円 |
| 電気毛布 | 約0.2~2.3円 |
エアコンは6~14畳用を想定
一般家庭でよく使われる暖房器具について、1時間あたりの電気代を比較しました。部屋全体を温めるタイプの暖房器具のなかでは、エアコンの電気代が比較的高い傾向にあります。
こたつやホットカーペットのように、身体の一部や足元を集中的に温める暖房器具は、消費電力が比較的少なめ。1時間あたりの電気代も、あまりかからない傾向があります。
ただし、実際の電気代はエアコンの能力(畳数)や性能、ストーブの熱源の種類(電気・ガス・灯油など)によって、大きく異なります。詳しい違いや目安については、次章以降で詳しく解説します。
電気代がかからない暖房器具を組み合わせて使うのが◎
電気代を抑えるには、できるだけエアコンの設定温度を上げすぎないことが大切。また、こたつや電気毛布など、部分的に暖める暖房器具を組み合わせて使うのがコツです。
例えば、エアコンを1時間使うと、約13.6~31円かかります。しかし、こたつと電気毛布を組み合わせて使えば、1時間あたりの電気代を約1.7~4.5円まで抑えることができます。
部屋全体を強く暖めるのではなく、身体の近くや足元を重点的に温める暖房器具を、上手に組み合わせるのがポイントです。体感温度を維持しつつ、トータルの電気代の節約が期待できますよ。
エアコン(暖房)の電気代と節電方法

【広さ別】エアコン(暖房)の電気代
ダイキン「Rシリーズ」の、畳数ごとの暖房運転時の1時間あたりの電気代の目安は、次のとおりです。
| 畳数 | 電気代(1時間) |
|---|---|
| 6畳 | 約13.6円 |
| 8畳 | 約15.5円 |
| 10畳 | 約20.5円 |
| 12畳 | 約25.1円 |
| 14畳 | 約31円 |
| 18畳 | 約42.8円 |
| 20畳 | 約48.1円 |
| 23畳 | 約62.6円 |
| 26畳 | 約76円 |
| 29畳 | 約91.8円 |
電気代は暖房消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量料金単価(円/kWh)で計算。電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)としています。
出典:Rシリーズ 仕様(スペック)|ルームエアコン|ダイキン工業株式会社
エアコン(暖房)の節電ポイント
エアコンは部屋全体を効率よく暖められる一方で、消費電力が大きく、ほかの暖房器具と比べて電気代が高くなりやすい傾向があります。風量を「自動」に設定し、設定温度を1℃下げるだけでも、電気代を10%程度節約できると言われています。
また、フィルターにほこりがたまっていると暖房効率が落ち、余分な電力を消費してしまいます。2週間に1回を目安にフィルター掃除を行うことで暖房効率が改善し、電気代も400円程度削減できるといった効果が期待できます。
出典:エアコンの省エネは“自動でおまかせ”がおススメ!|カテエネ|中部電力ミライズが運営する家庭向けWEB会員サービスエアコンの掃除をすると電気代はどれくらい変わる?掃除のポイントや節電方法を解説|カテエネ|中部電力ミライズが運営する家庭向けWEB会員サービス
エアコン暖房の電気代について、詳しくはこちら。
エアコン暖房の1時間あたりの電気代は?節約のポイントも解説
電気ストーブの電気代と節電方法

【種類別】電気ストーブの電気代
山善が販売する電気ストーブの、種類ごとの暖房運転時の1時間あたりの電気代の目安は、次のとおりです。
| 種類 | 電気代(1時間) |
|---|---|
| 石英管ヒーター | 約6.2円 |
| カーボンヒーター | 約12.4円 |
| グラファイトヒーター | 約14円 |
| シーズヒーター | 約18.6円 |
| セラミックファンヒーター | 約37.2円 |
電気代は弱稼働時の消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量料金単価(円/kWh)で計算。電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)としています。
出典:商品情報-暖房機器|山善の商品情報サイト|YAMAZEN BOOK
電気ストーブの節電ポイント
電気ストーブは先述したように、広範囲を暖めるには不向きです。しかし狭い範囲を短時間で暖めることは得意なので、脱衣所などの狭い部屋や、机の足元を暖める用途に使用するのがよいでしょう。また、十分に暖まったら電源を切るようにすれば、電気代の無駄もなくなります。
人がいない場合は電源を自動的にオフにする、自動的に出力を下げるなどの省エネ機能も利用すれば、さらに電気代を節約することができますよ。
電気ストーブの電気代について、詳しくはこちら。
電気ストーブの電気代は高い?省エネにつながる暖房器具の使い方を解説
オイルヒーターの電気代と節電方法

【広さ別】オイルヒーターの電気代
デロンギが販売するオイルヒーター「アミカルド」の、畳数ごとの暖房運転時の1時間あたりの電気代の目安は、次のとおりです。
| 畳数 | 電気代(1時間) |
|---|---|
| 8~10畳 | 約37.2円 |
| 10~13畳 | 約46.5円 |
電気代は消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量料金単価(円/kWh)で計算。電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)としています。
出典:デロンギ オイルヒーター | De’Longhi JP
オイルヒーターの節電ポイント
オイルヒーターは部屋の壁や床を暖めているため、それぞれからの輻射熱によって、体感温度がエアコンよりも高くなるのが特徴。そのため、エアコンよりも設定温度を下げることができ、電気代の節約にもつながります。
また、オイルヒーターは部屋をゆっくりと暖めます。すぐに暖まらないからといって設定温度を上げてしまうと、電気代が余計にかかってしまいます。暖まるまでは電気ストーブなどを併用するのがよいでしょう。
オイルヒーターの電気代について、詳しくはこちら。
オイルヒーターの電気代が高すぎる?実際の製品を使って計算してみよう
ホットカーペットの電気代と節電方法

【広さ別】ホットカーペットの電気代
パナソニックが販売するホットカーペットの、畳数ごとの暖房運転時の1時間あたりの電気代の目安は、次のとおりです。
| 畳数 | 電気代(1時間) |
|---|---|
| 2畳 | 約7.1円 |
| 3畳 | 約9.9円 |
電気代は中稼働時のもの。電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)としています。
出典:商品一覧|電気カーペット(ホットカーペット)・暖房器具|Panasonic
ホットカーペットの節電ポイント
ホットカーペットは、畳数が広くなるにつれて消費電力も上がります。このため、暖房面積を切り替えて使用していない場所はオフにするのが、もっとも基本的な節約方法になります。資源エネルギー庁によると、ホットカーペットの暖房面積を半分にすることで、電気使用量の0.9%を削減できるとしています。
また、毛布と併用して熱を逃さないのも効果的。加えてホットカーペットの下に断熱シートを敷くと、さらに熱が逃げにくくなりますよ。熱が逃げにくくなれば、それだけ設定温度を下げることができ、電気代の節約につなげることもできるでしょう。
出典:冬季の省エネメニュー|資源エネルギー庁電気カーペット(ホットカーペット)の電気代の計算方法と省エネになる使い方は – 電気カーペット/暖房器具 – Panasonic
ホットカーペットの電気代について、詳しくはこちら。
ホットカーペットの電気代と節約テクニック。エアコンやこたつとの比較も紹介
こたつの電気代と節電方法

【種類別】こたつの電気代
山善が販売するこたつの、種類ごとの暖房運転時の1時間あたりの電気代の目安は、次のとおりです。
| 種類 | 電気代(1時間) |
|---|---|
| 石英管ヒーター | 約1.5円 |
| カーボンヒーター | 約1.6円 |
| ハロゲンヒーター | 約2.2円 |
電気代は弱稼働時の消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量料金単価(円/kWh)で計算。電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)としています。
出典:商品情報-暖房機器-リビングこたつ|山善の商品情報サイト|YAMAZEN BOOK
こたつの節電ポイント
こたつの電気代を節約するには、こまめにヒーターをオフにすることが重要。資源エネルギー庁によると、ヒーターをこまめに切って使用時間を半分にすれば、家庭全体の1日の電気使用量を1%削減できるとしています。
また、上掛けなどを利用して保温効果を高め、こたつの設定温度を下げるのも電気代の節約につながります。特に、こたつに使用する布団に厚手のものを選ぶと、保温効果も高まりますよ。
こたつの電気代について、詳しくはこちら。
こたつの電気代はどれくらい?エアコンやホットカーペットとの比較も紹介
電気毛布の電気代と節電方法

【大きさ別】電気毛布の電気代
コイズミが販売する電気毛布の、大きさごとの暖房運転時の1時間あたりの電気代の目安は、次のとおりです。
| サイズ(cm) | 電気代(1時間) |
|---|---|
| 約60×90 | 約0.2円 |
| 約110×70 | 約1.2円 |
| 約130×70 | 約1.6円 |
| 約140×80 | 約1.6円 |
| 約150×93 | 約1.6円 |
| 約150×100 | 約2.3円 |
| 約180×120 | 約2.3円 |
電気代は消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量料金単価(円/kWh)で計算。電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)としています。
出典:電気毛布|シーズン 季節家電|KOIZUMI(コイズミ) 小泉成器 商品総合サイト
電気毛布の節電ポイント
電気毛布の節電には、使用するシーンに合わせた大きさのものを選ぶことが第一。不要な範囲まで暖めてしまうと、電気代が高くなってしまいます。ひざ掛けのように使用するのか、睡眠時に使用するのか、使う場所と状況に応じて最適な大きさを選ぶようにしましょう。
また、就寝時に使用する場合は、タイマー機能の付いたものがおすすめ。就寝後に自動でオフにすることで、長時間の使用を避けられますよ。
出典:電気毛布の電気代はつけっぱなしでも安い?消費電力を抑える方法とは|ずーっと電気料金がおトク!|HTBエナジーのでんき
電気毛布の電気代について、詳しくはこちら。
電気毛布の電気代ってどれくらい?節電方法は?
暖房器具の電気代を節約する方法
ここでは、暖房器具の電気代を節約する方法をご紹介します。
部屋の広さにあった暖房器具を使用する
暖房器具を選ぶ際は、「なんとなくパワフルなもの」ではなく、部屋の広さに合ったものを選ぶことが重要です。たとえばエアコンなら「○~○畳用」、ファンヒーターやストーブなら「適用床面積」などの目安が必ず表示されています。実際の部屋の広さよりも小さい能力の暖房器具を使うと、なかなか部屋が暖まらずにフル稼働し続けることになり、かえって電気代が高くなる原因にもなってしまいます。
一方で、必要以上に大きな能力の機種を選ぶと、立ち上がりは早くてもオーバースペックとなり、本来より高い本体価格や電気代を払い続けることにもなりかねません。まずは部屋の畳数を確認したうえで、それに合った暖房器具を選ぶことで、必要な暖かさを保ちながら無駄な電力消費を抑えることができます。
サーキュレーターで暖気を循環させる
空気は温度によって性質が異なり、温かい空気は部屋の上層に、冷たい空気は部屋の下層にとどまりやすくなっています。こうした部屋にいると足元がなかなか温まらず、ついつい暖房器具の設定温度を上げてしまいがち。そうしたケースでは、サーキュレーターを使用して空気を循環させる方法がおすすめ。部屋内の空気の温度差を減らし、エアコンの設定温度の上げすぎを防ぐことができます。
また、サーキュレーターを併用する際は、部屋の中心に設置して風向きを真上に設定するのがポイント。部屋内の空気が効率よく循環するため、暖房器具の設定温度を上げすぎることもなくなります。サーキュレーターの消費電力も抑えられるので、一石二鳥ですよ。
加湿器を併用して体感温度を上げる
加湿器は乾燥した部屋の湿度を上げるためのものですが、湿度を維持して体感温度を上げることで、暖房器具の使いすぎを防ぐことが可能です。冬の暖房を例に挙げると、同じ20℃の室温であっても、湿度が低い部屋よりも高い部屋のほうが、体感温度は高くなります。十分な湿度を保つことで、暖房器具の設定温度を抑えながら、暖かく過ごせるようになりますよ。
ただし加湿器もエアコンと同様に、部屋の広さによって適した性能のものを選ぶことを忘れないように。加湿器の代わりにエアコンの加湿機能を利用したり、濡れた洗濯物を部屋に干すのも一案です。
断熱対策をする
住宅内の熱は窓や扉といった箇所から逃げていくので、こうした開口部の断念対策も、効果的な暖房に役立ちます。もっとも簡単な方法は、窓に断熱シートを貼ること。断念カーテンなどと比べると安価で入手できるため、手軽に利用できます。雨戸があるなら、夜の間は防犯も兼ねて、雨戸を閉めておくのもよいでしょう。
部屋の断熱性を高めることで、暖房器具の使用頻度や設定温度が下がり、結果として電気代の節約にもつながりますよ。
重ね着や毛布を活用して設定温度を上げすぎない
重ね着などによって自身を暖めることでも、暖房にかかる電気代を節約できます。普段の部屋着の上にもう1枚羽織ったり、首のように太い血管が通っている箇所にタオルを巻いたりして、体感温度を上げるのがポイントです。
一般財団法人省エネルギーセンターによると、カーディガンは2.2℃、ひざ掛けは2.5℃、靴下は0.6℃ほど体感温度が上がるとしています。暖房器具を使用する前に、まずは衣服を工夫して体感温度を高め、暖房にかかる電気代を減らしましょう。
出典:ECCJ 省エネルギーセンター / 家庭の省エネ大事典
暖房の電気代を節約したいなら電力会社の比較も◎
暖房の電気代は、暖房器具の種類やその使い方次第で節約が可能です。さらに暖房にかかる電気代を節約したい人は、電力会社・電気料金プランの切り替えも検討してみることをおすすめします。
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