売電先を切り替えたら、いくら売電収入が増えるの?計算方法を教えます!
この記事の目次
太陽光発電の売電先を切り替えることで、売電収入を増やせることはご紹介してきました。
今回は、プレミアム売電へ切り替えた場合の売電収入について、簡単な計算方法をご紹介します。
プレミアム価格に変更した場合の売電収入
売電先を新電力事業者に変更しプレミアム価格で買い取ってもらった場合の売電収入について考えてみましょう。
プレミアム価格はプラス1円
住宅用太陽光発電の売電をする場合、地域によっては電力会社より売電単価の高い、プレミアム価格で買取ってくれる新電力事業者があり、この契約に変更することはとても賢い選択と言えます。
たいていのプレミアム価格は、固定価格買取制度の売電単価に1円プラスした単価で設定されています。
売電単価を上げることについては以下記事で詳しくご紹介しています。
プレミアム売電にリスクはないの?
売電収入は売電単価 x 売電量
売電収入は売電先の買取り単価である「売電単価」に余剰電力の量である「売電量」を掛け算して計算します。これはプレミアム売電に切り替えた時でもかわりません。
このため、まずは現在の売電収入を「固定価格買取制度の売電単価」で割ることで、「売電量(kWh)」を算出します。
ここに新電力事業者が提供しているプレミアム買い取り価格を「売電単価」として、先に算出した「売電量(kWh)」にかけることで、変更後の毎月・毎年の売電収入はとても簡単に計算できるんです。
現在の売電単価(固定価格)は、発電を始めた年度によって違う点に注意
ここで注意したいのは、固定価格が発電を始めた年度で違ってくる、ということです。
住宅用(10kW未満)の太陽光発電設備の場合、具体的な固定価格の買い取り単価は以下のようになります。
- 2012年度が発電開始年度の場合
- 42円/kWh
- 2013年度が発電開始年度の場合
- 38円/kWh
- 2014年度が発電開始年度の場合
- 37円/kWh
プレミアム売電に切り替えた場合の収入を、現在の売電収入をもとに計算する方法では、「適用されている固定単価」を間違えてしまうと、算出される発電量が異なってしまいますので、「適用されている固定単価」はきちんと確認する必要があります。
固定価格買取制度の詳細は以下の資源エネルギー庁のHPをご参照ください。
なっとく!再生可能エネルギー 固定価格買取制度
売電先変更後の売電収入の計算
それでは、地域の電力会社と売電契約をして余剰電力を買い取ってもらっている状況から、新電力事業者に1円高いプレミアム価格で買い取ってもらうように契約を変更した場合に得られる売電収入は、具体的にどう変わるのでしょうか。
現在の売電収入が毎月平均10,000円の場合、売電収入は発電開始年度別に以下のように計算できます。
- 2012年度が発電開始年度の場合
- 固定価格買取制度の売電量 : 10,000円/月 ÷ 42円/kWh = 238kWh/月
プレミアム価格の売電収入 : 238kWh/月 x (42円+1円)/kWh = 10,234円/月
年間差額 : 2,808円
2015年度切り替え以降の差額合計:19,656円(7年間) - 2013年度が発電開始年度の場合
- 固定価格買取制度の売電収入 : 10,000kWh/月 ÷ 38円/kWh = 263kWh/月
プレミアム価格の売電収入 : 263kWh/月 x (38円+1円)/kWh = 10,257円/月
年間差額 : 3,084円
2015年度切り替え以降の差額合計:24,672円(8年間) - 2014年度が発電開始年度の場合
- 固定価格買取制度の売電収入 : 10,000Wh/月 ÷ 37円/kWh = 270kWh/月
プレミアム価格の売電収入 : 270kWh/月 x (37円+1円)/kWh = 10,260円/月
年間差額 : 3,120円
2015年度切り替え以降の差額合計:28,080円(9年間)
このように、プレミアム価格での売電に契約変更することで売電収入がいくら増えるのかは、簡単に計算することができるのです。
ソフトバンクグループの「電力買取サービス」へいますぐエントリーする
計算が済んだら、早速プレミアム売電事業者へ切り替えましょう。
一度申し込みをするだけで、固定価格の期間中ずっとおトクになるSBパワー社の「電力買取サービス」の申込書類はこのページからいますぐ請求することができます。
おトクなプレミアム価格での売電のチャンスを逃さず、いますぐ売電収入を増やしましょう!
2014年3月以前に設置された太陽光発電設備なら、
まとめ
今回は売電先を新電力事業者のプレミアム価格に変更するだけで、どのくらい売電収入が変化し増加するのかを、現在の売電収入から計算する方法をご紹介しました。