AGエナジー(AG Energy)が小売電気事業を終了!電気は停止してしまう?解約手続き方法・注意点を解説します
この記事の目次
「AGエナジー(AG Energy)」を提供しているAG Energy株式会社が小売電気事業の終了を発表しました。
現在、AGエナジーと契約をしている方は、新しい小売電気事業者に切り替える必要がありますが、切り替えるためにはどんな手続きをする必要があるのでしょうか?
また、事業の終了を予定している3月31日までに他社への切り替えをせず、無契約状態が続くと、電気が止まることになるそうですが、3月31日までに手続きが間に合わなかった場合はどうなってしまうのかも気になりますよね。
AGエナジーについて現在わかっていること、手続き方法や注意点などをわかりやすく解説していきます。
- 更新日
- 2023年4月7日
AGエナジー(AG Energy)に何が起こっている?手続きをしないと電気が使えなくなるの?
AGエナジーを提供しているAG Energy株式会社が、2020年3月23日に小売電気事業終了のお知らせを発表しました。
発表の内容は以下の通りです。(一部抜粋)
お客様各位
いつもAGエナジーをご利用頂きありがとうございます。
当社は、2017年8月より電気の供給を開始し、皆様のお役に立つように努めて参りましたが、諸般の事情から事業の継続が難しくなり、この度、小売電気事業を終了することとさせていただきます。
皆様のご期待に応えることができず、大変申し訳ありません。
つきましては、大変お手数をおかけ致しますが、他の小売電気事業者様への切替申込をお願い致します。
当社の事業終了に伴い、地域の一般送配電事業者からも、お客様へ切り替え期日等のご案内が送付されることとなりますので、そちらも併せてご確認頂ければ幸いです。
なお、皆様と当社との契約は、お住まいの地域によって異なりますが3月31日までに終了し、その後無契約の状態が続きますと、電気の供給が止まることになりますので、できる限りお早めに切り替え手続きをしていただけますようお願い申しあげます。供給停止予定日については、4月下旬となる見込みですが、詳細は一般送配電事業者から送付されるご案内をご確認ください。
出典:AGエナジー:小売電気事業終了のお知らせ|AGエナジー
このお知らせのなかでもっとも気になるのは、「お住まいの地域によって異なりますが3月31日までに終了し、その後無契約の状態が続きますと、電気の供給が止まることになります」という一文ではないでしょうか?また、電気の手続き方法がよくわからない方・不安に思っている方もいるでしょう。
結論から言うと、すぐに電気が止まることはありません
「3月31日までに電気の切り替えをしないと、AGエナジーは止まってしまうの?」と思っている方も多いと思いますが、結論から言うとすぐに電気が止まることはありません。
お知らせのとおり、AGエナジーとの契約は3月31日で終了しますが、電気の供給停止そのものは4月下旬になる見込みです。
今回のAGエナジーのように、契約している電力会社の倒産や小売り事業からの撤退で電気を供給できなくなってしまった場合、消費者保護の観点から切り替えまでの間は一般送配電事業に供給義務付けられています(家庭向けなどの低圧電力については、電力自由化後の一定期間は経過措置として旧一般電気事業者の小売部門が供給)。そのため、電気が止められることはないのです。
新しい電力会社に切り替わるまでは、一般送配電事業者(※)または旧一般電気事業者の小売部門が電気を届けます。その間は、従量電灯BやCなどの標準的な単価で電気が供給されます。
※地域の10電力会社やそのグループ会社。北海道エリアの場合は北海道電力、東北エリアの場合は東北電力、関東エリアの場合は東京電力パワーグリッド、北陸電力エリアの場合は北陸電力、中部エリアの場合は中部電力ミライズ、関西エリアの場合は関西電力、中国エリアの場合は中国電力、四国エリアの場合は四国電力、九州エリアの場合は九州電力、となります。
AGエナジー(AG Energy)との契約が終了する4月1日以降はどうなる?
3月31日までに新しい電力会社に切り替えなくても、電気が止まることはありません。しかし、新しい電力会社からの供給がはじまるまでは無契約状態となります。無契約とはどんな状況なのか?など、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
どのケースでも、消費者保護の観点から、すぐに電気が止まってしまうことはありません。しかし、無契約の状態になってしまう3月31日までに電力会社を切り替えることをおすすめします。
ケース別に解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
3月31日までに、AGエナジー(AG Energy)からの切り替え手続きが間に合わなかった場合
3月31日までに新しい電力会社への切り替え手続きが間に合わなかった場合でも、すぐに電気が止まることはありません。しかし、4月1日からは無契約の状態となります。
無契約の状態が続くと、いずれ電気はストップしてしまいます。できるだけ早く新しい電力会社との契約手続きを進めましょう。エネチェンジ電力比較にて、新しい電力会社への切り替え手続きが行えるので、ぜひご活用ください。
手続きは終わっているが、切り替えが完了していない場合
切り替えが完了していない場合も、電気が止まることはありません。しかし、4月1日から切り替え完了日までの期間は無契約の状態となります。
この場合、無契約の期間中は一般送配電事業者が電気を供給します。つまり、切り替え完了前は一般送配電事業者、切り替え完了後は新しく契約した電力会社に電気料金の支払いをすることになります。
支払いがひとつになるか、それとも別々になるかは電力会社によって異なるそうです。二重請求にはならないので、ご安心ください。
AGエナジー(AG Energy)から他の電力会社への切り替え、どうしたらいいの?
突然、電力会社を切り替えてくださいと言われても、わからないこともたくさんありますよね。「電力会社の切り替え」と聞くと、「ちょっと大変そうだな……。」と思ってしまうかもしれません。でも、電力会社の切り替え手続きは、そんなにめんどうなことではないんですよ。
中には、3,000円以上の限定特典が付くプラン、電気料金がさらに安くなるプラン、違約金・解約金のかからないプランなどがあります。自分にあった電力会社・プランを探してみてくださいね。
AGエナジーから新しい電力会社への切り替えは、以下の2ステップで手続きが可能です。
- 電力会社を探す
- 「いいな」と思う電力会社を選び、Webか電話、書面で申し込みをする
例えば、基本料金が0円で使った分だけ電気料金を払うシンプルなプランの「Looopでんき」や、自然エネルギーを利用し、お財布にも環境にもやさしいでんきを供給している「グリーナでんき」などがあります。自分にあった電力会社・プランを選んでみてくださいね♪