洗濯機の掃除方法は?洗剤は酸素系、塩素系どれを使えばいいの?
この記事の目次
洗濯機の掃除って、どうしていますか?洗濯機は定期的にきちんと手入れをしていないと洗濯槽に黒カビがびっしり発生してしまう恐れがあるんですよ。そこで、洗濯機の掃除方法をご説明していきたいと思います。洗濯機の掃除で耳にすることが多い「塩素系洗剤」「酸素系洗剤」の違いなども解説していきます。
これを読めば、黒カビを発生させないための洗濯機の使い方と掃除方法がわかりますよ!
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)
洗濯機の掃除にはどの洗剤を使えばいいの?塩素系?酸素系?
続きを読む前に!「塩素系洗剤」「酸素系洗剤」が混ぜると危険なガスが発生する恐れがあります。決して混ぜて使ったり、連続して2つの種類を使ったりしないでください。
洗濯機を掃除するために使う、塩素系洗剤と酸素系洗剤って何が違うの?
洗濯機を掃除するために使う、塩素系洗剤と酸素系洗剤は以下のような違いがあるんです。
- 塩素系洗剤
- 次亜塩素酸ナトリウムが主成分で、強い殺菌効果があるため目に見えないカビまで退治する。カビを分解して除去する。
- 酸素系洗剤
- 過炭酸ナトリウムの強い発砲力でカビをはがし取り除去する。
塩素系洗剤と酸素系洗剤ではカビの除去方法が異なります。塩素系洗剤はカビを分解して除去するのに対し、酸素系洗剤はカビをはがし取り除去しています。
よく、酸素系洗剤のほうが塩素系洗剤よりも(目に見えて)カビがたくさん取れる、という情報がありますが、酸素系洗剤はカビをはがし取って除去しているためカビが目に見えてわかりやすく、塩素系洗剤はカビが分解されてしまうため目に見えてわかりにくいだけ、ということなんですよ。
各メーカーは塩素系洗剤を推奨している
各洗濯機メーカーは洗濯機の掃除に塩素系洗剤の使用を推奨しています。
パナソニック
月に一度は「槽洗浄」をする。衣類を入れずに、市販の「衣類用の塩素系漂白剤」で洗濯槽の洗浄を。洗濯槽を清潔に保ち、黒カビ発生を防ぎます。
黒カビが発生した時の対処法「洗濯槽クリーナー」で「槽洗浄」をする。洗濯物に茶褐色・黒い汚れが付いたら、別売品の「洗濯槽クリーナー(洗濯槽クリーナー 塩素系N-W1)(ドラム式洗濯機用N-W2)」でお手入れを。黒カビ・イヤなニオイをしっかり分解して、槽を清潔に洗浄します。
出典:洗濯機の黒カビ予防と対策 | 知らないとソン!お洗濯のコツ | 洗濯機/衣類乾燥機 | Panasonic
日立
洗濯槽に発生した黒カビを取るにはどうしたら良いですか?
「槽洗浄」コースをお使いください。3時間コースと11時間コースが選べます。3時間コースは市販の塩素系漂白剤を使い2ヶ月に一度程度お手入れしてください。11時間コースは別売の洗濯槽 クリーナー「SK-1(塩素系)」を使い、しっかりお掃除するときにお使いください。
出典:お客様サポート:洗濯機・洗濯乾燥機:よくあるご質問:洗濯槽に発生した黒カビを取るにはどうしたら良いですか?:日立の家電品
シャープ
洗濯槽(ドラム)内のにおいが気になります。
洗濯槽(ドラム)の裏側などに付着した皮脂汚れや洗剤カスに雑菌が繁殖してニオイの原因になっている事が考えられます。洗濯槽のニオイが気になる時は、洗濯槽クリーナー(塩素系)〔別売品:ES-C〕で「洗い(洗浄)8時間の[お手入れ]モード」を行い、ニオイの元になる洗濯槽の汚れや雑菌を洗い流してください。
出典:洗濯槽(ドラム)内のにおいが気になります。 Q&A情報(文書番号:135684):シャープ
ただし、上のメーカーでも一部の洗濯機の種類によっては市販の酸素系洗剤を使うよう書かれているものもあります。
市販の洗濯槽クリーナーは洗濯機によって使えるもの、使えないものがあるのでしっかりと確認を!
市販の洗濯槽クリーナーは、塩素系洗剤、酸素系洗剤のどちらも販売されていますが、洗濯機のドラム型、縦型などの違いや洗濯機の種類によっては使えないものもあります。そのため、良く確認してから使うようにしましょう。
洗濯機に黒カビを発生させないための洗濯機の使い方と日頃のお手入れポイントは?
- 洗剤の使用量を守る
- 洗濯洗剤や柔軟剤はきちんと使用量を守りましょう。多く使いすぎていると、残った洗剤がカビの栄養分となり、カビが繁殖しやすくなってしまいます。
- 洗濯機を使い終わったあとは蓋を空けて乾燥させておく
- 洗濯機を使い終わったあとは、可能であれば蓋を空けて乾燥させておいたほうが洗濯機内の湿度が下がり、カビの発生を抑制できます。
- 槽乾燥機能を使い乾燥させる
- 洗濯機に槽乾燥機能がついている場合は、週に1度(梅雨時期は3回に1度)を目安に槽乾燥をしましょう。槽の裏側までしっかり乾燥させることでカビの発生を防ぐことができます。
参照:洗濯機の黒カビ予防と対策 | 知らないとソン!お洗濯のコツ | 洗濯機/衣類乾燥機 | Panasonic
三菱電機 CLUB MITSUBISHI ELECTRIC:ナースコール - 月に1度は槽洗浄をする
- 月に1度は槽洗浄を行いましょう。洗濯機に槽洗浄コースがある場合は槽洗浄コースで、ない場合は高水位まで水を入れ、標準コースで1サイクル運転します。(汚れが残る場合は数回すすぎを繰り返しましょう)。
- 洗濯槽クリーナーを使わずに槽洗浄をする場合は、以下の方法で洗浄ができます。
市販の「衣類用の塩素系漂白剤」で洗濯槽の洗浄を。水量50 Lに対して、衣類用の塩素系漂白剤を約200 mLを入れます。約12時間(ドラム式の場合は約11時間)そのままにしてから、すすぎと脱水運転を行います。「槽洗浄」コースがある機種は、「槽洗浄」コースをお使いください。
日頃から洗濯機の使い方に気を付けて、細かなお手入れをしっかりしていくことで黒カビ発生を防ぐことができるんですよ!
洗濯機の掃除をしてみよう!
それでは、実際に洗濯機の掃除をしてみましょう。掃除方法は以下のようになります。
月に1度の洗濯機(洗濯槽)の掃除方法
まずは洗濯ネットや洗剤受けなどを取り外し、綺麗に洗っていきます。取り外した洗濯槽の内側部分にもゴミや洗剤の残りがついているのでスポンジやブラシで汚れを取りましょう。
洗浄が終わったら、洗濯ネットに洗浄で出た汚れがたまっている場合があるので、綺麗に洗い流しましょう。
洗濯機の掃除は簡単です。月に1度を目安に掃除をしていきましょう。
- 洗濯ネットや洗剤受けなどを取り外して洗う。洗濯槽の内側についた汚れも拭き取る。
- 洗濯槽に洗剤を入れて洗濯機を回す。(槽洗浄)
- 槽洗浄が終わったら、ネットなどにたまった洗浄で出た汚れを取る。
定期的に洗濯機の掃除をして黒カビ予防・対策をしていこう
洗濯機を使う時は洗剤の使用量を守る、使い終わったら乾燥させる、など気をつけながら定期的に掃除をしていくことで黒カビ予防・対策ができることがわかりましたね。長期間お手入れをせずに放置してしまうと、大量に発生してしまった黒カビを取るのが大変になってしまうので、日頃からきちんとお手入れをしていきましょう。