コミュファ光からドコモ光への乗り換え方法 デメリットや手順は?
この記事の目次
現在コミュファ光を契約していて、コミュファ光に乗り換えを検討している方向けに、手順や注意点を解説します。コミュファ光からドコモ光に乗り換えるメリット・デメリットもまとめているので、契約前に改めて確認しましょう。
本記事で掲載されている金額は、すべて税込表示です。
- 更新日
- 2024年11月21日
コミュファ光からドコモ光に乗り換え時の注意点
コミュファ光からドコモ光へ乗り換える前に、確認しておきたい注意点をご紹介します。
auまたはUQモバイルのスマホとのセット割が使えなくなる
コミュファ光ではオプションの「auひかり でんわ」と、auまたはUQモバイルのスマホを契約すると適用されるセット割を用意。auなら「auスマートバリュー」、UQモバイルなら「自宅セット割」が適用されます。
割引されるスマホなどの金額は、対象となるプランで異なりますが、最大で毎月1,100円。家族を含めて10回線まで適用されるため、合計すると最大11,000円も月額料金が安くなります。
auスマートバリューの割引額は、スマホの一部プランでは550円。ケータイ・タブレット・データ定額では、プランによって割引額が異なるので、auのHPで確認ください。自宅セット割の割引額は、「くりこしプランS/M +5G」なら638円、「くりこしプランL +5G」なら858円です。
ドコモ光にもスマホとのセット割引が用意されていますが、対象となるのはドコモのスマホのみ。今後もauまたはUQモバイルのスマホを利用する予定なら、セット割引がなくなる分、スマホの月額料金が高くなります。
解約するタイミングによっては解約金が発生する
コミュファ光では、解約するタイミングによっては解約金が発生。契約プランや適用されている割引サービスによって、解約金を請求される条件と金額は異なります。
例えば「スタート割」を契約して「最低利用期間」未満で解約すると、月額料金1カ月分の支払いを求められます。最低利用期間は、開通翌月から数えた2年間(24カ月目まで)、あるいは5年間(60カ月目まで)です。
このように、解約するタイミングには要注意。乗り換え時の費用を抑えたいなら、自分が契約しているプランや割引サービスの規約をきちんと確認しておきましょう。
コミュファ光からドコモ光に乗り換え時の費用
コミュファ光の解約には解約金などが発生する可能性があり、ドコモ光の新規申し込みでは契約事務手数料などがかかります。ここでは、コミュファ光からドコモ光に乗り換える際の費用について解説します。
コミュファ光の解約時の費用
コミュファ光では、解約時に次の4つの費用がかかる可能性があります。
- 解約金
- 撤去工事費
- 工事費の残債
- 機器利用料の残債
1つ目は解約金です。すでに申し込み受付が終了しているプランや割引サービスを含め、価格は次のとおりです。
プラン/割引サービス | 解約金 |
---|---|
2年更新契約プラン | 11000円 |
スタート割 | 月額料金1カ月分 |
長トク割 | 5500円 |
ステップ割 | 5500円 |
つづけ得契約 | 4400〜26400円 |
2年更新契約プランは、「1Gホーム」や「300Mホーム」など2019年4月〜2022年6月に提供されていたプランを指します。「つづけ得契約」は、契約しているメニューと割引適用期間の残余期間で金額が変化します。オプションサービスの光電話や光テレビを契約している場合、解約金が異なります。詳細は直接コミュファ光にお問い合わせください。
解約金が発生する条件は、プランによって異なります。2年更新契約プランなら「更新期間(契約翌月を1カ月目とした24〜26カ月目)」以外で解約した場合、スタート割なら最低利用期間未満で解約した場合です。他の割引サービスは3年更新なので、36〜38カ月目の更新期間以外に解約すると、解約金の支払いが求められます。
2つ目は撤去工事費です。基本的には撤去工事が任意となっていますが、賃貸住宅で原状回復を求められた場合などは、工事が必要です。工事費は申し込み日、または契約メニュー変更日によって異なります。
申し込み日/メニュー変更日 | 撤去工事費 |
---|---|
2016年7月31日以前 | 11000円 |
2016年8月1日以降 | 13200円 |
光テレビの撤去にも工事が必要です。機器の設置状況や現地での施工内容によって変動しますが、工事費は最大で18,700円がかかります。
3つ目は工事費の残債です。開通工事費を分割で支払っている場合、残債が一括で請求されます。
4つ目は機器利用料の残債です。コミュファ光ネットと「安心サポートPlus」の同時申し込みし、機器利用料の無料サービスを受けている方は要注意。契約から3年以内に解約すると、解約月に応じた残債を支払う必要があります。
機器利用料の無料サービスは2022年6月30日に申し込み受付が終了しています。
ドコモ光の申し込み時の費用
ドコモ光では初期費用として「契約事務手数料」と「開通工事費」が発生します。
契約事務手数料は3,300円。開通工事費はコミュファ光から乗り換える場合、契約するプランによって料金が異なります。タイプAやタイプB、単独タイプは22,000円。戸建て向けのタイプCは19,800円で、マンション向けのタイプCは16,500円がかかります。
ただし、契約中は特典が適用され、工事費用相当額が月額料金から割引されます。つまり開通工事費は実質無料となり、申し込み時の支払いは契約事務手数料の3,300円だけで済みます。
コミュファ光からドコモ光に乗り換える方法
コミュファ光からドコモ光に乗り換える方法を解説します。主な手順は次のとおりです。
- ドコモ光に新規で申し込む
- ドコモ光の工事を予約する
- ドコモ光の工事に立ち会う
- ドコモ光の接続機器を設定する
- コミュファ光の解約手続きをする
Step1)ドコモ光に新規で申し込む
ドコモ光への新規申し込みは、インターネットまたは店舗で手続きを行います。その際は次の情報を用意しておくとスムーズです。
- 契約者氏名
- 性別
- 生年月日
- メールアドレス
- 電話番号
- 設置先の住所
- 建物の情報(持家・賃貸など)
- 契約内容の送付先
- 連絡希望日時
申し込み前には、契約に関する情報が記された約款や、重要事項説明書に目を通しておきましょう。どちらもドコモ光のHPで確認できます。
Step2)ドコモ光の工事を予約する
申し込み時に希望した連絡日時にドコモ光から電話があり、申し込み内容の確認と工事日の予約を行います。
工事日は申込月の翌々月まで予約可能。ただ、予約の最短日は1ギガのプランなら申込日の2週間後、10ギガなら2週間~1か月半後が目安となります。もちろん、賃貸住宅に住んでいる方は、管理会社やオーナーの承諾を事前に得ておきましょう。
気をつけたいのは、土日休日の工事には別途費用がかかること。追加派遣料として3,300円が発生するので、費用を抑えたい方は要注意です。
年末年始に工事を実施する場合も、別途費用がかかります。
また、ドコモから「開通のご案内」、プロバイダから「プロバイダID/パスワード」などが送付されてきます。利用に必要な書類となるので、なくさないように保管してください。
申し込んだプランがタイプCの場合は「開通のご案内」、10ギガのプランの場合は「プロバイダID/パスワード」は送付されません。
Step3)ドコモ光の工事に立ち会う
工事当日は屋外工事と屋内工事を実施します。最寄りの電柱から宅内まで光ファイバーを引き込んで、光コンセントを設置。事前に送付されていたルーター一体型ONU(光回線終端装置)を接続して工事完了です。
開通工事には、設置場所などを決定できる人の立ち会いが必須となります。工事にかかる時間は状況にもよりますが、一般的に1〜2時間が目安です。途中で外出もできないため、きちんと時間を確保しておきましょう。
なお、光回線が共用部まで導入されているマンションでは、屋外工事は不要。住居内まで光ファイバーケーブルが引き込んであれば、室内工事も必要ありません。
Step4)ドコモ光の接続機器を設定する
宅内工事の際に設置したルーター一体型ONUと、インターネットを使用するパソコンやスマホの接続設定をします。
もしインターネットに接続できなかったときは、サポートデスクに問い合わせましょう。
Step5)コミュファ光の解約手続きをする
コミュファ光の解約は、「コミュファ コンタクトセンター」に電話して手続きします。Myコミュファからも申し込みできますが、後日窓口から確認の電話があるため、初めから電話で手続きをしたほうがスムーズ。解約の連絡は解約希望日の14日前までに必要なので、注意しましょう。
電話では契約者名、住所、電話番号、生年月日といった情報が必要となります。これらの情報があれば問題ありませんが、何かあった時のためにお客様番号が記載された登録内容通知書や請求書なども、手元に用意しておくと安心です。
また、プロバイダ選択型で契約しているなら、利用しているプロバイダでも別途手続きが必要です。プロバイダの解約方法はプロバイダごとに異なるため、契約しているプロバイダの公式サイトで手続きの方法を確認してください。
その後は撤収工事の有無によって、手続きが変わります。工事が必要ならコミュファ光の「開通センター」から連絡があるので、工事の日程を調整。当日は立ち会いが必須です。工事が終了したら、工事担当者がコミュファ光のレンタル機器を回収してもらったら解約完了となります。
一方で工事が不要ならコミュファ光から送付されてきた「光ケーブル切断ツール」を使って、自分で機器を撤去。同梱の「機器返却用キット」に従って、ルーター一体型ONU(光回線終端装置)などのレンタル機器と合わせて返却します。
コミュファ光からドコモ光に乗り換えるメリット・デメリット
最後に、コミュファ光からドコモ光に乗り換えるメリット・デメリットについてご紹介します。
コミュファ光からドコモ光に乗り換えるメリット
コミュファ光からドコモ光に乗り換えるメリットは、3つ挙げることができます。
- ドコモとのセット割が使える
- dポイントが貯められる
- 提供エリアが広くなる
1つ目のメリットは、ドコモとのセット割が使えることです。「ドコモ光セット割」を利用すれば、スマホなどの月額料金が1回線につき最大1,100円割引されます。
対象プラン | 1回線あたりの割引額 | 適用可能な回線数 |
---|---|---|
eximo | 月額1100円 | 合計20回線 |
eximo ポイ活 | ||
irumo(0.5GBを除く) | ||
5Gギガホ プレミア | ||
5Gギガホ | ||
ギガホ プレミア | ||
ギガホ | ||
5Gギガライト/ギガライト | 月額550〜1100円 |
5Gギガライト/ギガライトの割引額はデータ利用量に応じて変動します。3ギガを超えた場合は1,100円。3ギガ未満の場合は550円で、1ギガ未満では割引が適用されません。なお、5Gギガライト/ギガライトは2023年6月30日に新規の申込み受付を終了しています。セット割の適用対象は、三親等以内の家族が加入できる「ファミリー割引」に登録されている回線です。
2つ目は、ドコモ光の利用料金に応じて「dポイント」を貯められることです。dポイントとは、ドコモのサービス利用料金やネットショッピング、提携する店舗などの支払いに使えるポイントサービスです。ドコモ光の利用では1,000円(税抜)につき10ポイントを貯めることができます。
そして3つ目は、提供エリアが広くなることです。ドコモ光は47都道府県でサービスを提供しており、コミュファ光より提供エリアが広くなります。引越しや転勤が多い方でも利用しやすいのもポイントでしょう。
- 北海道エリア
- 北海道
- 東北エリア
- 宮城県、青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県
- 関東エリア
- 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県
- 中部エリア
- 長野県、新潟県、山梨県
- 北陸エリア
- 石川県、富山県、福井県
- 東海エリア
- 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
- 関西エリア
- 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
- 中国エリア
- 広島県、岡山県、山口県、島根県、鳥取県
- 四国エリア
- 愛媛県、香川県、徳島県、高知県
- 九州エリア
- 福岡県、熊本県、鹿児島県、長崎県、大分県、宮崎県、佐賀県
- 沖縄エリア
- 沖縄県
コミュファ光からドコモ光に乗り換えるデメリット
コミュファ光からドコモ光に乗り換えるデメリットは次の2つです。
- 30メガプランやゲーミングカスタムが利用できない
- auまたはUQモバイルとのセット割が利用できない
コミュファ光では1ギガと10ギガのプランに加えて、リーズナブルな「ホーム30M」などのプランも提供。また、10ギガプランには独自の技術によってオンラインゲームに特化した「ゲーミングカスタム」もオプションで用意されています。これらのプランやオプションはドコモ光では利用できないので、注意が必要です。
さらに、auやUQモバイルとのセット割が利用できなくなることもデメリットです。auまたはUQモバイルを継続利用すると、今よりスマホの月額料金が高くなるため、スマホの乗り換えも合わせて検討すると良いかもしれません。
コミュファ光からドコモ光に乗り換える前に他社も比較!
コミュファ光からドコモ光への乗り換えには、メリットだけでなくデメリットもあります。光回線を乗り換える際は、別の光回線サービスも合わせて、必ず比較検討しましょう。