オール電化にデメリットはあるの?対処方法は?
この記事の目次
オール電化を検討中の方や、オール電化住宅に住んだことがない方は、オール電化についていろいろと聞いたことはあっても実際どうなのかわからない部分がたくさんあると思います。
前回はオール電化のメリットについてご紹介しましたが、今回はオール電化のデメリットといわれている部分についてみていきたいと思います。
オール電化の3つのデメリットと、その対処法、さらに、どうしたらオール電化をお得に使っていくことができるのか、詳しくご紹介します。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)
オール電化とは
オール電化は、住宅の熱源全て(キッチン・給湯・空調など)を電気で賄う住宅です。
オール電化の大きな特徴は、安い夜間電力を利用して蓄熱暖房機で蓄熱をしたり、エコキュートや電気温水器でお湯を作ることができるという点です。そのため、光熱費の大部分を占めるお湯にかかる費用と暖房費をを安くすることができます。
オール電化向けの電気料金プランは、夜間の電気代が割安に設定されている分日中の電気代は割高に設定されています。オール電化向けのプランはいくつかあり、プランによって日中の時間帯別の電気の単価が異なるため、その中からご家庭にいちばん最適な電気料金プランを選んで契約します。
オール電化3つのデメリット
オール電化のデメリットとされているものをわかりやすく3つにまとめました。オール電化のデメリットは以下のようになります。
1)昼間の電気代が高くなる
オール電化向けの電気料金プランは、夜間の電気の単価が安く設定されている分日中の電気の単価が割高に設定されています。そのため、夜間に使うエコキュートや蓄熱暖房機にかかる電気代(お湯・暖房にかかる電気代)はとても安く抑えることができますが、日中に行う調理や家事、テレビやドライヤーなどの家電、夏場の日中の冷房などにかかる電気代は割高になります。
また、暖房に関して、蓄熱暖房機は夜間の安い単価が適用されますが、床暖房やエアコンの暖房などには日中の割高の単価が適用されます。エコキュートの床暖房(エコキュートの温水を利用して床を暖める)の場合は、床暖房に使う温水は安い夜間電力で作られたものを利用していますが、日中お湯が足りなくなった場合は日中の割高な単価で焚き増しが必要となります。
2)設置コストが高額
エコキュートや蓄熱暖房機は本体費用プラス工事費用がかかるため、設置コストが多くかかります。例えばエコキュートの場合は、本体のほかに、基礎工事費用、水道関連工事費用、電気工事費用、といったように、初めに導入する際の費用が多くかかります。
また、エコキュートや蓄熱暖房機などは大きさも重さもあるため、設置場所の確保、設置場所の補強が必要になる場合もあります。
3)IHクッキングヒーターは好みが分かれる場合も
IHクッキングヒーターはIH用の調理器具しか利用できないため、ガスに比べて使える調理器具が限定されます。
また、ガスのように直接炎が出ないため、好みが分かれる場合があります。
以上、上記にあげた3点がオール電化のデメリットとされている大きな部分です。オール電化のデメリットの上手な対処方法はあるのでしょうか?
オール電化のデメリットの対処方法は?
オール電化のデメリットを上手に対処してオール電化をお得に使っていきたい場合、以下のポイントが重要となってきます。
安い夜間電力を上手に利用する
まずは、オール電化のメリットである安い夜間電力が適用されるエコキュートや蓄熱暖房機の設定をきちんとすることが大切です。
エコキュートや蓄熱暖房機は、前日に翌日分の不足や余分がないよう設定します。
特に、不足があった場合は日中に炊き増しをしなければならず、炊き増しには日中の割高な単価が適用されてしまうので電気代が高くついてしまいます。
さらに、安い夜間電力の適用される時間帯を上手に利用して、タイマーなどが使える家電は単価の安い時間帯に回すよう設定すると電気代を安く抑えることができます。朝の炊飯、洗濯乾燥、食器洗浄など、タイマーを使える家電の時間帯を安い時間帯にずらして使っていくと良いでしょう。
家事の時間帯を単価の安い時間帯に上手にずらしていくコツは以下の記事で詳しくご紹介しています。
最適な電気料金プランを選ぶ
オール電化向けの電気料金プランはいくつか種類があり、それぞれ日中の時間帯別に設定されている電気の単価が異なります。それらのプランの中から、ご家庭に一番最適なプランを選ぶことが最も重要となります。
オール電化のプランはどれも夜間の単価が割安な分、日中の単価が割高に設定されているからこそ、ご家庭で一番電気をたくさん使う時間帯とプランごとの日中の時間帯別単価をしっかり照らし合わせ、一番お得に使えるプランを選んでいくことが大切です。
最適プランで電気代を節約していくために、エネチェンジで電力プランを比較して選びましょう!
オール電化のご家庭はメリットを上手に活かしてデメリットをカバーしていきましょう
オール電化の3つのデメリットと対処法をご紹介しました。
オール電化のデメリットは、オール電化のメリットである「夜間の電気代が安い」という部分を最大限に活かしてデメリットをカバーしていきましょう。
オール電化は、ご家庭に最適な料金プランを選んだうえで、タイマーなどで使用時間をずらせる家電は電気の単価が安くなる夜間にずらして使っていくことで日中の電気代を節約し、オール電化をお得に使っていくことが可能になります。
また、好みが分かれるIHクッキングヒーターについて、IHクッキングヒーターは調理器具が限定されるなどのデメリットもありますが、炎が発生しないぶんガスよりも火災に対する安全性が高いとされていたり、室内の空気を汚さないなどメリットもあります。
オール電化のメリットについては以下の記事で詳しくご紹介しています。
オール電化の導入をお考えの人へ
「オール電化のデメリットはこうカバーできるのか」と、オール電化の導入を検討されている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
オール電化の導入をお考えの人は、オール電化の施工販売業者へ相談したり、一括見積もりサイトを利用して複数のオール電化の施工販売業者から見積もりをもらうことをおすすめします。
どちらのサイトも相談・見積もりは無料で行っていますので、オール電化の導入をお考えの人は、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
- オール電化の施工販売業者
- 新日本住設株式会社
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)