「省エネコミュニケーション・ランキング制度」とは?おすすめの電力会社も厳選!

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経済産業省・資源エネルギー庁が実施している省エネコミュニケーション・ランキング制度についてご紹介。制度の内容から、2021年度に高評価を受けた会社を見てみましょう。
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- 更新日
- 2022年1月27日
省エネコミュニケーション・ランキング制度とは?
まずは省エネコミュニケーション・ランキング制度の内容、評価方法についてご紹介します。
省エネ情報が充実している電力・ガス会社が一目でわかる制度
照明器具の蛍光灯をLED電球にしたり、使っていない家電製品の電源プラグをコンセントから抜いたり、なるべく強火で調理するのを控えたり……。エネルギーを無駄なく使うためには小さな努力が大事ですが、面倒になったり、省エネ効果が出ているか不安に感じることもありますよね。
挫折を防ぐために役立てたいのが、電力・ガス会社の提供する情報。毎月の電気・ガス使用量をグラフで見えるようにする会員向けのWebページや、電気・ガスを使いすぎた際スマホに通知がくるなど各社さまざまな情報提供を行っています。ただし提供している情報・サービスの充実度は各社大きく異なる点は注意が必要です。
そこで比較の基準として役立つのが2021年度より実施されている省エネコミュニケーション・ランキング制度。経済産業省・資源エネルギー庁が電力会社とガス会社(都市ガス・LPガス)を対象に、省エネに関する情報・サービスの提供状況を調査し、ランキング形式で評価・公表する制度です。省エネに役立つ情報を提供している電力・ガス会社が一目でわかるメリットがあります。省エネ活動を効率よく、楽しく続けたいという方は、電力・ガス会社を選ぶ際の判断材料にするとよいでしょう。
省エネコミュニケーション・ランキング制度の配点方法
省エネコミュニケーション・ランキング制度の配点方法は、電力・ガス会社による省エネに役立つ情報やサービス提供の充実度を、「提供内容」と「提供方法」の観点から採点しています。
「提供内容」の観点では、「過去一年間の月別消費量及び料金」や、「機器の使用方法の工夫による削減量及び削減額」などの基礎点の評価に加えて、「時間毎等のきめ細やかなエネルギー消費量の見える化」、「電源構成の開示」などが加点対象になります。また「提供方法」の観点では、「提供内容」の基礎点で示された情報提供の有無を基礎点とし、そこに「顧客属性を基にした追加的情報提供」や「情報の閲覧状況・閲覧率を高める工夫」などが加点されていく仕組みです。
最終的な得点率を基に、星の数を用いて5段階で評価されます。
評価基準・配点については、2022年度以降も適宜見直される予定です。
出典:省エネコミュニケーション・ランキング制度|経済産業省資源エネルギー庁
【2021年度】省エネコミュニケーション・ランキング制度選出の電力・ガス会社
省エネコミュニケーション・ランキング制度で高評価を受けた電力会社をご紹介します。エネチェンジから申し込める電力会社も選ばれているので、チェックしてみてくださいね。
電力・ガス会社の結果一覧
次の表は、2021年度の省エネコミュニケーション・ランキング制度の評価結果を一覧にしたものです。電力会社は89事業者、ガス会社は都市ガス70者、LPガス6者が対象でした。
評価 | 事業者名 |
---|---|
★★★★★ | 東京電力エナジーパートナー株式会社、九州電力株式会社、中国電力株式会社、北海道ガス株式会社、中部電力ミライズ株式会社、SBパワー株式会社、KDDI株式会社、北陸電力株式会社、四国電力株式会社、北海道電力株式会社、シン・エナジー株式会社、その他1者 |
★★★★ | 関西電力株式会社、大阪瓦斯株式会社、株式会社Looop、東北電力株式会社、静岡ガス&パワー株式会社、その他6者 |
★★★ | 株式会社グルーヴエナジー、その他9者 |
★★ | 21者 |
★ | 29者 |
ランク外 | 6者 |
評価 | 事業者名 |
---|---|
★★★★★ | 北海道ガス株式会社、大阪瓦斯株式会社 |
★★★★ | 関西電力株式会社、静岡ガス株式会社、東京電力エナジーパートナー株式会社、その他4者 |
★★★ | 中部電力ミライズ株式会社、その他14者 |
★★ | 10者 |
★ | 29者 |
ランク外 | 7者 |
評価 | 事業者名 |
---|---|
★★★★★ | 0者 |
★★★★ | 1者 |
★★★ | 2者 |
★★ | 2者 |
★ | 1者 |
ランク外 | 0者 |
出典:省エネコミュニケーション・ランキング制度|経済産業省資源エネルギー庁
この中で電力会社は89事業者のうち、12者が最も評価の高い星5を獲得しました。次に高評価を獲得したエネチェンジからも申し込める電力会社をご紹介します。
【星5の電力会社】SBパワー(ソフトバンクでんき)

電気料金プランには「くらしでんき」と「自然でんき」があります。「くらしでんき」は旧一般電気事業者の従量電灯プラン(※)と比較して電力量料金が安く設定されているプラン。「自然でんき」は再エネ指定の非化石証書を活用し、実質的に再生可能エネルギー比率100%・CO2排出量ゼロの電気が利用できるプランです。
※「旧一般電気事業者の従量電灯プラン」とは、北海道電力・東北電力・東京電力EP・中部電力ミライズ・北陸電力・九州電力の「従量電灯B/C」、関西電力・中国電力・四国電力の「従量電灯A/B」、沖縄電力の「従量電灯」を指します。
ソフトバンクでんきは、会員ページで月の電気使用量・料金の確認ができるのはもちろん、会員専用のスマホアプリ「エコ電気アプリ」を用意しているのがユニーク。1カ月分の電気代予測機能や節電できた金額の結果表示などが見られたり、節約結果をSNSでシェアできたりします。さらにPayPayボーナスに交換できるポイントが付与されるイベント「節電チャレンジ」も定期的に開催されるなど、省エネモチベーションアップにつながる工夫がされているのも◎
【星4の電力会社】Looop(Looopでんき)

電気料金プランには「おうちプラン」「ビジネスプラン」「スマートタイムプラン」「再エネどんどん割」などがラインナップ。中でも「おうちプラン」は基本料金0円で電力量料金が一律というシンプルな料金設定で人気を集めています。
Looopでんきは、電気の使用状況や電気料金などをチェックできるスマホアプリを提供しています。スマホでこまめに電気使用量をチェックできるようになるので、省エネにつながりやすくなるでしょう。
省エネコミュニケーション・ランキング制度は、電力・ガス会社を選ぶ際に役立ちます
省エネコミュニケーション・ランキング制度は、省エネに役立つ情報・サービスが充実している電力・ガス会社を選ぶ際の参考になる制度です。省エネ活動を積極的に行なっている方は、参考にしてみてはいかがでしょう。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、電気料金のシミュレーション結果から「省エネ情報・サービスの充実度」で電力会社を絞り込めるので、ぜひ試してみてくださいね。