エネットが北海道での電力販売に参入!北電より安くなる?
エネットが北海道エリアでの電力販売にも参入すると、北海道新聞が報じました。電力自由化によって北海道エリアはどうなるのでしょう?
エネットが北海道で!北海道電力よりも安く?
北海道新聞によると、エネットは北海道での電力販売に参入、北海道電力よりも安いプランを作る方針のようです。料金プランの詳細は1月に発表予定だそうですが、新電力の中でも大手として注目をあびているエネットが、どう戦うのか気になりますね。
ところで、エネットでどんな会社でしょう?
エネットというと、消費者のみなさんはあまり聞いたことのない会社かもしれませんね。エネットはNTTファシリティーズと東京ガス、大阪ガスの共同出資によって設立された電力会社で、発電所の燃料となるガスを安く手に入れやすいことが特徴です。
企業や工場へ電気を販売する事業も手がける新電力の中では、実に30%超のシェアを持っている、電気の販売では非常に実績のある企業なんです。
東京ガスや大阪ガス自身も家庭向けの電気の販売を始めますが、両社の販売予定がいまのところない北海道エリアに、エネットとして名乗りを上げた形になっているんです。
参照:株式会社エネット
北海道エリアに参入予定の会社って?
北海道は原子力発電への依存度が高かったため、泊原発の停止以降、北海道電力の電気料金は高止まりする形になっていました。
原発停止と北海道の電気料金について、詳しくはこちらの記事でご説明しています
また、土地が広いことから自然エネルギーの発電所も多く設置されています。
こうしたことからエネットの他にも、北海道へ参入したいという会社は多くなっています。
現時点で北海道エリアに参入しそうな会社をまとめてみます。資源エネルギー庁のサイトより、下記の2つに当てはまる会社を調べました。
- 共有予定地域が「全国」か、「北海道」が含まれている小売電気事業者
- 北海道に本社がある小売電気事業者
- 北海道電力
- 北海道瓦斯札幌、小樽、函館、千歳、北見等(当社ガス供給エリア)
- F-Power
- エネット
- 日本アルファ電力
- 日本テクノ
- 伊藤忠エネクス
- サンエー
- リエスパワー
- SEウイングズ
- 日本エナジーバンク
- テス・エンジニアリング
- とんでん
参照:登録小売電気事業者一覧|電気事業制度の概要|資源エネルギー庁
「北ガス」でお馴染みの北海道ガスも自社サイトで電力自由化への参入をうたっています。
まだ、エネ庁には小売電気事業者としての登録を済ませていませんが、生協でおなじみの「コープさっぽろ」も、新電力のエナリスと協力しての参入を表明しています。競争の激化が予想されますね。
参照:エネット道内家庭向けも 新電力参入 北電より料金安く | どうしんウェブ/電子版(経済)
電力自由化がもっと知りたい人はこちらもどうぞ!
エネチェンジでは2016年1月から順次、公表された電気料金プランを比較・検討できるようになります。電力自由化後の最適な電気料金プラン探しに、ぜひご活用ください。