新電力・イーレックスと沖縄ガスが新会社設立、沖縄の電力自由化
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今まで新電力の参入がなかった沖縄に動きがありました!電力自由化にともない東北〜九州まで幅広いエリアで家庭向け電力販売を開始した新電力・イーレックスが、沖縄ガスと合弁会社「沖縄ガスニューパワー」を設立。沖縄の電力市場に参入すると発表しています。
- 更新日
- 2016年4月6日
- 登録小売電気事業者
- イーレックスは登録あり
イーレックス、商業施設や学校向けの電力販売を2016年10月に開始予定
日本経済新聞によると、イーレックスは2016年10月から商業施設などへの電気販売を開始するとしており、家庭用は計画しているが開始時期は未定と報じられています。沖縄電力や地元の企業などから電源を調達することで、沖縄電力よりも3%割安な電気を供給する予定。
今回設立された沖縄ガスニューパワーの資本金は1,000万円、出資比率はイーレックスが60%、沖縄ガスが40%という構成になっています。
バイオマス発電などにも取り組む新電力・イーレックス
イーレックスという名前、一般消費者にはあまり馴染みがないですよね。イーレックスは企業などへの電力供給実績があり、過去の実績も含めると総務省や警察庁が入っている中央合同庁舎2号館、国立がん研究センター中央病院、熊本県庁などへ電気を供給しています。2015年12月時点で7,000施設以上もお付き合いがあるんです。
バイオマス発電にも積極的に取り組んでおり、高知県には国内最大級のバイオマス発電所を作っています。
沖縄ガスってどんな会社?
沖縄ガスは沖縄県で都市ガス・LPガス販売を行っているガス会社です。都市ガスは那覇市、LPガスは那覇市・沖縄市・糸満市・恩納村など沖縄本島の南部〜中部が供給エリアとなっており、都市ガスが約64,000世帯・LPガスは約23,000世帯にガスを届けています。会社HPでは電力自由化への意気込みも語られています!電力市場参入への意気込みを感じますね。
地元密着の沖縄ガスと組む
イーレックスの沖縄参入については、2015年から報道はされていましたよね。今回の沖縄ガスとの合弁会社設立については、やはり沖縄ガスが築きあげてきた信頼感を重視しているようです。沖縄ガスのもつ地元での信頼と、自社の電力供給ノウハウをうまく活用することで、沖縄でも電気を売ると発表しています。
沖縄でも電力会社が選べるようになる!電気料金プラン発表を待とう
電力自由化とはいえ、沖縄に参入する新電力はありませんでした。「これじゃ選べないじゃないか!」と思っていた人もたくさんいますよね?イーレックスと沖縄ガスは合弁会社を立ち上げたばかりで、家庭向けに電気を売るまではもう少し時間がかかります。まずは10月の業務向け電力販売の動向チェックしておきましょう。家庭向けの電気料金プラン発表が楽しみです。
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