福島電力が利用者に対し、6月30日で契約を解除すると通知。手続きをしていないとどうなるの?
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2018年5月18日に、電力小売り事業からの撤退を発表した福島電力。4月末から契約者のもとに随時「電力会社の切り替えに関するお知らせ」が送付されています。
そんな中、6月下旬から契約者のもとに届いている「電力会社の切り替えに関するお知らせ」には、契約解除日を2018年6月30日としていることや、「契約解除日以降は無契約となり、電気がご利用いただけなくなります旨、予めご了承ください。」という一文が記載されています。
6月30日までに電力会社を切り替えないと、どうなってしまうの?「無契約」って何?など、詳しく解説しています。福島電力から新しい電力会社に切り替えなければならない方は、必見です。
- 更新日
- 2018年6月22日
6月30日までに電力会社を切り替えないとどうなるの?
福島電力契約者のもとに届いた書類には、以下のような記載がされています(一部抜粋)。
契約解除日:2018年6月30日
上記期日をもって福島電力からの供給は終了させていただきますので、できるだけ早期に他の電気会社(『Looopでんき』を推奨します。)への切り替え手続きをお願い致します。
契約解除日以降は無契約となり、電気がご利用いただけなくなります旨、予めご了承ください。※契約解除日より前に他の電力会社への切り替え手続きをしていただいても、新たな電力会社での切替手続の処理にお時間を要する場合もございますので、できるだけ早期のお手続きをお願いします。
※いずれの小売電気事業者ともご契約が成立しない場合は、特定小売供給約款にもとづき、ご契約を締結していただく方法もございます。その場合、お住まいの地域を管轄する電力会社(各地域のみなし小売電気事業者1)に御連絡ください。
特に気になるのは、契約解除日が2018年6月30日となっており、2週間にも満たない短い期間で新しい電力会社と契約をしなければならない点と、「契約解除日以降は無契約となり、電気がご利用いただけなくなります旨、予めご了承ください。」という一文ではないでしょうか?
結論から言うと、電気はすぐには止まりません
結論からいうと、6月30日までに新しい電力会社に切り替えが間に合わなくても、電気が止まって使えなくなってしまうことはありません。
エネチェンジが、福島電力と電力・ガス取引監視等委員会に確認したところ、福島電力は6月30日をもって福島電力からの電気の供給は完全にストップしてしまいますが、契約者への電気の供給が止まってしまうことはありません。
今回の福島電力のケースのように、契約している電力会社の倒産や小売り事業からの撤退などにより、その電力会社が電気を供給できなくなってしまった場合でも、消費者保護の観点から切り替えまでの間の供給は一般送配電事業に義務付けられたものであり、電気が止められることはないのです。
そのため、新しい電力会社に切り替わるまでの間は、送配電事業者(※)が電気を届けます。その間は、従量電灯BやCなどの標準的な単価での供給となります。
※地域の10電力会社。北海道エリアの場合は北海道電力、東北エリアの場合は東北電力、関東エリアの場合は東京電力パワーグリッド、北陸電力エリアの場合は北陸電力、中部エリアの場合は中部電力、関西エリアの場合は関西電力、中国エリアの場合は中国電力、四国エリアの場合は四国電力、九州エリアの場合は九州電力、となります。
7月1日以降はどうなってしまう?ケース別に紹介します。
6月30日までに新しい電力会社に切り替えなくても、電気が止められることはありません。しかし、「新しい電力会社に切り替える手続きは行ったけれど、実際に使えるのは7月1日以降。それまでの間の電気はどうなるの?」「6月30日までに切り替えなかった場合、どこの電力会社からのでんきを使うことになるの?」など、不安に思った方もいるのでは?
ケース別に紹介していくので、参考にしてみてくださいね。
6月30日までに、手続きが間に合わなかった場合
6月30日までに新しい電力会社への切り替え手続きが間に合わなかった場合でも、すぐに電気が止まるわけではありません。しかしながら、7月1日以降は、「無契約」状態となります。
「無契約」についてはケーススタディのあとにご解説します。
契約がない状態が続くと、いずれ電気は止められてしまいます。1日も早く、新しい電力会社との契約手続きをすすめましょう。エネチェンジの「福島電力利用者向け、電力会社の切り替え手続き」にて、電力会社の切り替え・契約手続きが行えます。
ぜひご活用くださいね。
手続きは済んでいるけれども、切り替えは完了していない場合
6月30日までには手続きはしたけれども、まだ新しい電力会社との切り替えが完了していないという場合でも、電気が止まることはありません。しかしながら、7月1日から切り替え完了日までの期間は「無契約期間」となります。
この場合、無契約期間中には「送配電事業者」が電気を供給します。
よって、切り替え完了前は「送配電事業者」に、切り替え完了後は「新しく契約した電力会社」に支払いをすることになります。支払いがひとつにまとまるか、別々になるかは電力会社によって異なるそうですが、二重請求ではありませんので、ご安心ください。
ところで、無契約とはなに?無契約になると、ペナルティがあるの?
福島電力は、2018年6月30日をもって、すべての契約者と契約を解消すると通知をしています。
「無契約」とは、他の電力会社と契約をしない状態のことを言います。ペナルティなどはありませんが、電気料金の支払いがなくなるわけではありません。
一日も早く、新しい電力会社との契約をすることを推奨します。
無契約状態が続くとどうなるの?
新しい電力会社に切り替えず、無契約の状態が続くと、送配電事業者から、電力会社の切り替えを早急に行うよう呼び掛ける通知が送付されます。
すでに一部のユーザには、送配電事業者から、通知が届いていることが確認されています。
通知を無視し、切り替え手続きを行わなければ、いずれ電気は止まりますので、お早めに手続きをお済ませください。
まとめ
どのケースでも、消費者保護の観点から、すぐに電気が止まってしまうことはありません。しかし、無契約状態になってしまう6月30日までに電力会社を切り替えることをおすすめします。
他の電力会社への切り替えはどうしたらいいの?
いきなり電力会社を切り替えてくださいと言われても、わからないこともたくさんあるますよね。「電力会社の切り替え」と聞くと、「ちょっと大変そうだな……。」と思ってしまうかもしれません。でも、電力会社の切り替え手続きは、そんなにめんどうなことではないんですよ。
中には、3,000円以上の限定特典が付くプラン、電気料金がさらに安くなるプラン、違約金・解約金のかからないプランなどがあります。自分にあった電力会社・プランを探してみてくださいね。
「福島電力」から新しい電力会社への切り替えは、以下の2ステップで手続きが可能です。
- 電力会社を探す
- 「いいな」と思う電力会社を選び、Webか電話、書面で申し込みをする
例えば、福島電力からも紹介されている、基本料金が0円で使った分だけ電気料金を払うシンプルなプランの「Looopでんき」や、自然エネルギーを利用し、お財布にも環境にもやさしいでんきを供給している「グリーナでんき」などがあります。自分にあった電力会社・プランを選んでみてくださいね♪
「福島電力」のプランと比較することはできないのですが、基本料金と200kWhまでの従量料金は大手電力会社の従量電灯と同じです。大手電力会社(例:東京電力、関西電力など)の従量電灯プランと比較しながら、検討してみてください。
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