光回線の乗り換え手順を解説!タイミングやおすすめ回線は?
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光回線を乗り換えてお得にインターネットを利用したい、通信環境を改善したいと考えていても、多くの人が乗り換えの手順に不安を感じているのではないでしょうか。乗り換えに際してデメリットや注意点を知っておかないと、後悔してしまうケースも少なくありません。
ここでは、光回線の乗り換えにおけるメリット・デメリットや、手続きの方法、おすすめの光回線についてご紹介します。
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- 更新日
- 2024年10月1日
光回線を乗り換えるメリット
光回線の乗り換えには、主に2つの大きなメリットがあります。
1)月額料金を安くできる
現在利用中の光回線よりも安いプランを提供している光回線に乗り換えることで、月額料金を抑えられます。光回線によって料金は異なりますが、場合によっては1,000円以上安くなることもあります。
もしプランの料金があまり変わらない場合でも、乗り換え先のキャンペーンや特典を活用すると、実質的に月額料金を安くできますよ。例えば、次のようなキャンペーン・特典を用意している会社が多いです。
- キャッシュバック
- ポイント還元
- 基本料金を割引(期間限定)
- 契約時の事務手数料無料
- 開通時の工事費無料
- セキュリティソフトのオプションが無料(期間限定)
- Wi-Fiルーターのレンタル料無料
乗り換え先で、これらのキャンペーン・特典が実施されているかチェックし、適用条件と合わせて確認しましょう。特典金額の高い光回線に乗り換えられると、通信費の節約になりますよ。
2)通信速度の改善が期待できる
インターネットの通信速度は利用する光回線によって異なるため、乗り換えることで通信速度の改善が期待できます。特に次のようなサービスの光回線に乗り換えると◎
- 次世代のインターネット通信方式IPv6に対応している
- 回線が混雑しにくい独自回線を有している
- 最大通信速度が高速(10ギガなど)の光回線を提供している
またWi-Fi利用時には、無線LANルーターの性能も通信速度に影響を与えます。通信速度を示す指標としてWi-Fi規格が設けられており、世代に応じて「Wi-Fi4」「Wi-Fi5」「Wi-Fi6」などの名称で呼ばれています。
Wi-Fi4は最大通信速度が600Mbpsであり、より高速な通信を求める場合は、最大通信速度が6.9GbpsのWi-Fi5以上の規格が適しています。最新規格の無線LANルーターをレンタルしている会社を選択すると、さらに通信速度の改善効果が期待できるといえるでしょう。
乗り換え時の注意点とデメリット
光回線の乗り換えには大きなメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットや注意点も存在します。乗り換えを問題なく進めるためにも、以下で解説する内容を事前に把握しておきましょう。
更新月以外では解約金が発生する
一般的に、光回線には2~3年の継続利用を条件とする契約と、期間の縛りがない契約の2パターンがあります。前者の場合は、契約の更新月以外で解約した場合に解約金が発生します。更新月の設定は会社によって異なりますが、契約期間満了月から翌々月までを解約金不要期間としていることが多いです。一方、後者の場合は、いつ解約しても解約金は発生しません。
気になる解約金についてですが、2022年7月1日以降の契約には、電気通信事業法改正により「月額利用料を超える違約金の請求は禁止」という規定が設けられました。つまり、解約金は高くても1カ月分の基本料金までに制限されています。ただし、2022年6月30日以前の契約については、この上限設定が適用されないため、1万円以上の解約金を請求される場合もあるので注意が必要です。
解約金を支払わずに乗り換えたい場合は、現在契約している光回線の更新月を事前に確認しておきましょう。また、更新月を待たずに解約する場合でも、乗り換え先の光回線によっては、キャンペーンや特典で解約金分をキャッシュバックしてくれることがあります。
工事費の残債が請求される
光回線の開通工事費の支払い方法には、一括払いと分割払いがあります。一般的には分割払いで支払うことが多いため、現在契約している光回線の工事費に未払い分がある場合は、解約時に残債を一括請求されます。また、工事費実質無料のキャンペーンが適用中であっても、解約した時点で割引が終了し、残債が一括請求されるため注意が必要です。
新規開通の工事費の相場は、戸建てとマンション共に20,000~44,000円程です。分割期間にもよりますが、残債の支払いが高額になることも。解約前にどのくらいの残債があるのか確認しておきましょう。
「工事費も乗り換え先が負担してくれるのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、基本的にそのようなキャンペーンや特典を実施している光回線はありません。ただし、乗り換え先がキャッシュバックキャンペーンを実施している場合は、キャッシュバック分を工事費に充てるのも一案です。
電話番号や専用メールアドレスなどが使えなくなる
光回線の乗り換えにより現在の契約を解約すると、今まで使っていたひかり電話の電話番号や、光回線独自の専用メールアドレスが、使用できなくなる可能性があります。このため、今まで連絡先として登録していたすべてのサービスに対し、連絡先変更の手続きを行わねばならず、非常に手間がかかります。
ただし、一部の光回線では、解約後も専用メールアドレスを継続利用できる有料サービスを提供しています。また、電話番号についても条件によっては引き継げる場合があるので、解約する前に確認しておくことが重要です。
乗り換え手順を誤るとインターネットを使用できない期間が発生する
光回線の乗り換えには、早くても1~2週間はかかることが多々。先に現在の光回線を解約してしまうと、新しい光回線が開通するまでの間、インターネットが使用できなくなります。
そのため、新しい光回線の利用開始日が決まった段階で、その日に合わせて現在の光回線を停止するように手続きをしましょう。ただし、次章で解説する「転用」もしくは「事業者変更」の場合は、基本的に開通工事が不要なので、使用できない期間は発生しません。
また、解約金の発生を防ぐためには、契約の更新月を狙って解約することも考慮しながら乗り換え手続きを進める必要があります。このような問題を防ぐためにも、次章で解説する乗り換え手順をしっかり把握しておきましょう。
光回線の乗り換え手順
光回線を乗り換える手順は、現在契約している光回線と乗り換え先の光回線の種類によって異なります。以下の図を参照して、自分にはどの手続きが必要になるか確認してみてください。
フレッツ光はNTTが提供する光回線で、全国的に普及しています。光コラボはNTTの光回線を利用して、通信事業者が自社のサービスと組み合わせて提供する光回線です。独自回線は、auひかりやNURO 光などが、フレッツ光や光コラボとは異なる自社の回線網を使用して提供する光回線です。
転用の場合
フレッツ光から光コラボへ乗り換えることを「転用」といいます。基本的に開通工事が不要なのが特徴で、約1~2週間で手続きが完了します。
転用の場合の手順は以下の通りです。
- 1.転用承諾番号を取得
- NTT東日本またはNTT西日本にWebもしくは電話で依頼して、転用承諾番号を取得します。取得は無料ですが、15日間の有効期限があります。
- 2.光コラボに申し込む
- 乗り換え先の光コラボに転用承諾番号を伝え、申し込みを行います。このとき、フレッツ光の解約手続きも自動で行われます。
- 3.プロバイダを解約する
- プロバイダは転用によって自動的に解約されません。自分でプロバイダの解約手続きを行います。
- 4.新しい光回線の利用開始
- 新しい光回線の会社から、利用開始日が通知されます。初期設定を行うと、すぐに新しい光回線を利用できるようになります。
事業者変更の場合
光コラボから別の光コラボへ乗り換えることを「事業者変更」といいます。事業者変更のケースも基本的に開通工事が不要で、約1~2週間で手続きが完了します。
事業者変更の場合の手順は以下の通りです。
- 1.事業者変更承諾番号を取得
- 現在契約している光コラボ事業者にWebもしくは電話で依頼して、事業者変更承諾番号を取得します。取得は無料ですが、15日間の有効期限があります。
- 2.新しい光コラボに申し込む
- 乗り換え先の光コラボに事業者変更承諾番号を伝えて申し込みを行います。このとき、乗り換え前の光コラボの解約手続きも自動で行われます。
- 3.新しい光回線の利用開始
- 乗り換え先の光回線の会社から、利用開始日が通知されます。利用者が初期設定を行うと、すぐに新しい光回線を利用できるようになります。
新規契約の場合
フレッツ光や光コラボから独自回線へ、独自回線から別の光回線へ乗り換える場合は、新規契約の手続きが必要です。新規契約には、開通工事が必要となるため、手続きに約1カ月かかります。
新規契約の手順は以下の通りです。
- 1.新しい光回線に申し込む
- 新しく契約する光回線に申し込み、工事日を決めます。
- 2.乗り換え前の光回線を解約する
- 新しい光回線の利用開始日が決まったら、その日に合わせて乗り換え前の光回線を停止するように、専用のWebページや電話で解約手続きを行います。
- 3.開通工事の実施、新しい光回線の利用開始
- 専門業者により開通工事が行われます。工事完了後、利用者が初期設定を行うと、すぐに新しい光回線を利用できるようになります。
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ポイントを押さえて光回線の乗り換えを簡単・お得に!
光回線の乗り換えには、月額料金を安くできる、通信速度の改善が期待できるといったメリットがあります。ただし、実際に乗り換える際には、解約金や工事費の残債、インターネットが利用できない期間など、注意点もお忘れなく。ここで紹介した対策や手順を事前に確認すれば、スムーズに乗り換えできますよ。
また、月額料金では安くなった実感がなくても、年単位で見れば、通信費の節約につながることも少なくありません。乗り換え先のキャンペーンや特典を上手に活用して、お得に乗り換えましょう。