Wi-Fiルーターの電気代はいくらかかる?節約のコツと賢い選び方を解説
この記事の目次
スマートフォンや家庭用ゲーム機など、無線でインターネットを繋ぐためにはWi-Fiルーターが必要になります。
一人暮らし用と一戸建て・マンション用のWi-Fiルーターはどう違うのか。また、常に起動したままのWi-Fiルーターはどれだけ電気代を必要とするのかなど気になる人も多いでしょう。知っておくことで節約にもつながります。Wi-Fiルーターの選ぶときのポイントや節電方法を紹介していきます。
- 更新日
- 2021年12月28日
Wi-Fiルーターの消費電力
一人暮らし用のWi-Fiルーターと、一戸建て・マンションで使うWi-Fiルーターは、無線を飛ばす範囲が違います。もちろん遠くへ飛ばすためには、より多くの電力が必要となります。バッファローの商品を例に、Wi-Fiルーターの消費電力を見てみましょう。
バッファロー「WSR-1500AX2S」:消費電力:8.8W(最大)
バッファローの「WSR-1500AX2S」は、新しいWi-Fi規格「Wi-Fi 6(11ax)」に対応したワンルーム向けのWi-Fiルーターです。Wi-Fi子機との電波強度を判断し、遠くまで届く2.4GHz帯と速度の速い5GHz帯の帯域切替を自動で行う「バンドステアリングLite」機能搭載しているため、快適な通信が期待できます。
バッファロー「WSR-1800AX4S」:消費電力:11.0W(最大)
バッファローの「WSR-1800AX4S」は、戸建2階建て・マンション3LDK向けのWi-Fiルーターです。新機能OFDMAによって、複数の台数で同時に無線通信が可能となっています。
家族で同時スマートフォンを使用するときも、従来機のように順番にではなく複数同時に通信できるため、スムーズにインターネットが楽しめるのが利点です。
Wi-Fiルーターの電気代の目安
今回紹介したWi-Fiルーターの最大消費電力をベースに、それぞれの電気代を計算してみてみましょう。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
バッファロー「WSR-1500AX2S」の電気代 | |
---|---|
1時間あたり | 0.27円 |
1日あたり | 6.55円 |
1カ月(30日)あたり | 196.42円 |
バッファロー「WSR-1500AX2S」の電気代 | |
---|---|
1時間あたり | 0.34円 |
1日あたり | 8.18円 |
1カ月(30日)あたり | 245.52円 |
Wi-Fiルーターは、1か月で196.42円から245.52円かかることはわかりました。
Wi-Fiルーターの賢い選び方
ここからは、自分の使用用途に合う賢いWi-Fiルーターの選び方を紹介します。
Wi-Fiルーターは適当に選んでしまうと、快適にインターネットが楽しめないということにもなりがち。そんなことにならないためにもじょうずに選んでいきましょう。
節電機能がついているWi-Fiルーターを選ぶ
実はWi-Fiルーターにも節電機能が付属しているものがあります。あらかじめ登録しておくことにより、Wi-Fiルーターが省電力モードとなって節約が可能です。
さらに「省電力型イーサネット(EEE)機能をあわせて利用することで、最大33%もの省エネが実現できます。使わない時間帯は、こまめに省電力モードを使用することで電気代を安くできることがわかります。
またTWT(Target Wake Time)という技術を使用することで、Wi-Fi親機から端末へのデータ通信タイミングを調整し、信号受信待機の必要がないときには、子機側の通信機能をスリープ状態へ移行させることができます。Wi-Fiルーターだけでなく、子機側の節電にもつながります。
通信範囲で選ぶ
Wi-Fiルーターの通信範囲は重要です。
一戸建てなのにワンルーム向けのWi-Fiルーターを購入すると、1階に無線が届くけど2階には届かないことも。スマートフォンはどこでも使う時代なので、すべての部屋に無線が届くようにするのは必須です。
お風呂に入りながらスマートフォンで動画を見る、といった人も通信範囲が広いものを選ばなければ届かないので注意が必要です。ストレスなくインターネットを使いたい人は、通信範囲が広いものを選びましょう。
とはいえ、障害物の有無、家のつくりなどによって通信範囲が変わるのも事実です。うまく電波が届かない場合は、中継器を設置することで、快適になります。
通信速度から選ぶ
YouTubeで動画を見る人やゲームの通信対戦をする人は、通信速度にもこだわりましょう。通信速度が遅いと動画が途中で止まったり画質が落ちてしまったりします。またゲームではラグが発生して楽しめなくなる可能性があります。
古い型のWi-Fiルーターものを使用している人は注意が必要です。最新の規格である「Wi-Fi 6」に対応したWi-Fiルーターを使用することで、さらにストレスのない通信速度を実感できるでしょう。
必要な最大接続可能台数から選ぶ
意外と盲点になるのが最大接続可能台数です。
「家族4人で4台のスマートフォンを接続したいのだけれど、接続台数はどのくらいなんだろう」と思われる人もいるのではないでしょうか。
さらにスマートフォン以外にも、無線に接続する機器は多岐にわたります。テレビやノートパソコン、ゲーム機やタブレット端末など、最大接続可能台数が少ないものだと、後で足りなくなって後悔してしまうこともあります。
また、友人や親戚が家に訪れた時に足りないと困ってしまいます。一つの目安として最、大接続可能台数が30台を超えているWi-Fiルーターを選ぶことをおすすめします。
電気代を節約するために電力会社の切り替えを検討しよう
Wi-Fiルーターは、節電機能を活用すると大幅な節電が可能になります。
さらに、電気力会社や電気料金を見直すことで、より電気代を節約することができます。
電気・ガスの比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などを入力するだけで、あなたに最適な電力会社を見つけることができますよ。ぜひ一度試してみてくださいね。
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