東京電力の引越し手続きまとめ 解約・新規契約の手続き方法

引越しをする際の大事な手続きのひとつに、電気の引越し手続きがあります。現在東京電力と契約している方向けに、引越しにともなう東京電力の電気の使用廃止・使用開始手続きや、引越し先での電力会社の選び方などをまとめました。
引っ越しが決まった!まずは何をするべき?

- 東京電力へ電気の使用廃止手続きをする
- 引越し先で契約する電力会社へ電気の使用開始手続きをする
1)東京電力へ電気の使用廃止手続き
東京電力へ、電気の使用廃止手続きを行います。電話、WEBでの手続きが可能です。FAXでの手続きはできなくなりましたので、注意してください。
手続きをする際に、以下の情報が必要となります。
- 住所
- 契約者名
- お客さま番号(「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」や「領収証」、WEB「くらしTEPCO」にて確認ができます)
- 引越し日時
- 引越し先
- 支払い方法
2)引越し先で契約する電力会社へ電気の使用開始手続き
引越し先で契約する電力会社へ電気の使用開始手続きを行います。そのためには、まず引越し先で契約する電力会社を選ばなければなりません。
- 引越し先で契約する電力会社を探す
- 引越し先で契約する電力会社に、契約手続きと電気の使用開始の手続きをする
数ある電力会社の中から、引越し先で契約する電力会社をどう選んだらいいのかわからない······という方は、エネチェンジの引越し先での電気の手続きをご利用ください。
エネチェンジでは、引越し予定日をご入力いただくことで、その日までにインターネット上でお申込みのお手続きが間に合う電力会社の中から、アナタにぴったりな電気料金プランを診断し、そのままお申し込み手続きができます。引越し先での契約手続き、使用開始手続きが同時にできるため、忙しい引越し準備の負担を軽減できますよ!
引越し当日の基本的な流れ
次に、引越し当日の基本的な流れを見ていきましょう。
退出時
引越し作業が終わり、現在の住まいから退出する際、スマートメーターがまだついていない場合はブレーカーを落としましょう。
スマートメーターがついている場合は、電力会社の遠隔操作で電気のON/OFFを行うため、事前に使用廃止の手続きが済んでいれば、引越し当日の作業は不要です。
東京電力の電気の使用廃止時、当日の立会いは基本的に必要ありません。しかし、スマートメーターが設置されておらず建物のオートロックなどで一般送配電事業者の作業員だけでは使用量の確認ができない場合や、現地精算を希望した場合など、立会いが必要となる場合があります。
転入時の基本的な流れ
引越し先に着いたら、スマートメーターがついていない物件の場合は、従来通りにブレーカーを上げることで電気の使用が開始できます。スマートメーターがついている場合、電力会社の遠隔操作で電気のON/OFFを行うため、契約が済んでいれば、引越し当日に自動的に電気を使える状態になっています。
東京電力の引越しにまつわるQ&A

Q.東京電力は解約時に手数料がかかりますか?
A.基本的に解約手数料はかかりません。プランによっては解約金がかかります。
新しく設置したメーターを1年未満で撤去した場合は、解約手数料が発生することも……。
また、プレミアムプランを契約している場合は、期中解約金がかかるので注意しましょう。引越し先で同プランの契約を続ける、もしくは引越し先が東京電力のエリア外なら、解約金はかかりません。
- 2年契約の場合
- 契約期間満了日2カ月前〜契約満了日以外に解約したら、5,000円+税の違約金が発生。
- 1年契約の場合
- 契約期間満了日2カ月前〜契約満了日以外に解約したら、3,000円+税の違約金が発生。
参照:契約を解約する場合、解約手数料などは発生しますか?|質問の回答|くらしTEPCO
プレミアムプランの期中解約金とは、何ですか?|質問の回答|くらしTEPCO
Q.東京電力に解約の連絡をするのは引越し日の何日前までにすれば間に合いますか?
A.解約の連絡は2営業日前までにしましょう。
東京電力のWebサイトお引越しの申込み(※外部サイトへ移動)で手続きしてください。引越し前は電気だけでなく、ガスや水道、役所関係など、さまざまな手続きがあり、忙しくなるため、早めに済ませておくのがおすすめです。
Q.東京電力以外の電力会社に切り替えたら停電が増えそうで不安……本当に大丈夫でしょうか?
A.他の電力会社に切り替えても停電は増えません。
電力自由化後に参入した電力会社の電気を届けるのは、これまでと同じ一般送配電事業者だから心配無用。また、台風や地震などで停電が発生した場合も、各電力会社ではなく一般送配電事業者が平等に対応してくれます。
Q.東京電力への最終月の支払いはどうすればいいですか?
A.支払い方法、電気料金プランによって違います。次の表をチェックしてみてください。
支払い方法 | 電気料金プラン | 支払い日 |
---|---|---|
口座振替 | 電力自由化前の電気料金プラン | 解約日から約10〜15日で引き落とし |
新しい電気料金プラン | 送配電事業者より検針結果を受け取った日から、約10〜15日で引き落とし | |
クレジットカード | 電力自由化前の電気料金プラン | 解約日から10日程度でクレジットカード会社に請求 |
新しい電気料金プラン | 送配電事業者より検針結果を受け取った日から、10日程度でクレジットカード会社に請求 | |
振込 | 電力自由化前の電気料金プラン | 解約日の翌日に振込用紙が送付される |
新しい電気料金プラン | 送配電事業者より検針結果を受け取った翌日に、振込用紙が送付される |
クレジットカードの締日と引き落とし日は、会社によって違います。契約しているクレジットカード会社に確認をしましょう。
参照:解約した場合、最終分の支払いはいつ頃ですか?|質問の回答|くらしTEPCO
Q.引っ越し先でも東京電力と契約したいのですが……方法は?
まずは、引っ越し先が東京電力の供給エリアか確認しましょう。
次のエリアなら、東京電力に申し込みができます。
- 北海道電力エリア
- 東北電力エリア
- 北陸電力エリア
- 中部電力エリア
- 関西電力エリア
- 中国電力エリア
- 四国電力エリア
- 九州電力エリア
上記エリアでも、引越し先の建物全体が電力会社と一括で契約をしている場合は、個別で契約できないので注意してください。
使用開始・停止の手続きはまとめてwebでできます。東京電力にもポイントが貯まるプランや深夜帯の電気料金が安くなるプランがありますよ。こちらの東京電力のプランページでチェックしてみてくださいね。自分の生活スタイルにマッチしたものを選ぶと、節約効果も期待あり。
Q.東京電力の引越し手続きと同時にアンペア数の変更はできますか?
アンペア数は引越し先の住居によって異なります。アンペア数を変更したい場合は、引越し後に改めて東京電力に連絡してください。お客様番号が分かればインターネットで、不明な場合はカスタマーセンターに連絡を。
アンペア数に応じて基本料金が変わってきます。例えば、東京電力の「従量電灯B」の場合は次のようになるので、引っ越し後に確認をして適切なアンペア数に変更しましょう。
区分 | 単位 | 東京電力EP「従量電灯B」料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 286円00銭 |
15A | 429円00銭 |
||
20A | 572円00銭 |
||
30A | 858円00銭 |
||
40A | 1144円00銭 | ||
50A | 1430円00銭 | ||
60A | 1716円00銭 | ||
電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 19円88銭 |
121kWh〜300kWh | 26円48銭 | ||
301kWh〜 | 30円57銭 |
家電ごとのアンペア数の目安など、詳しくは以下の記事でご説明しています。
Q.引越し後に電力会社を切り替えたものの……東京電力に戻したいのですが、手数料はかかりますか?
A.東京電力に再び契約する際に手数料はかかりません。
ですが、引越し後に契約した電力会社から解約手数料や違約金などを請求される場合があります。電力会社の契約内容を確認してください。
東京電力への引っ越しの連絡は早めにしましょう!
東京電力と契約している人の、引越し手続きをまとめました。電力自由化前までの引越しでは、引越し時に電気の契約手続きを済ませていなくても、ブレーカーを上げればすぐに電気を使えたので、引越したけど電気が付かないといったトラブルにはなりませんでした。
ですが、電力自由化に伴って導入された「スマートメーター」が設置された物件では、入居当日の時点で新しい住所での電力会社との契約がないと、ブレーカーを上げても電気を使えないことがあります。そのため、電気の引越し手続きはとても大事なんです。
引越しの際はやらなければならない手続きや作業がたくさんあって大変ですが、電気の手続きも忘れずに行いましょう。
参照:[完全保存版]引越し時にするべき16の引越し手続きまとめ!