ドコモ光の通信速度を実測値で紹介!速度が遅くなる原因も解説
「ドコモ光の通信速度はどれくらい?」
「ドコモ光は遅いの?」
ドコモ光を検討している方の中には、実際の通信速度が気になっている方も少なくないはず。エネチェンジでは、ドコモ光の通信速度について、実際に「ドコモ光 1ギガ」を利用している方に速度を測ってもらい、データを集めました。
本記事では、集めたデータをもとに平均速度を紹介します。通信速度の実測値が気になる方はぜひご覧ください。
本記事の評価・口コミは、WEB上で「ドコモ 1ギガ」を契約中の方に、有償アンケートを実施して回答いただいたものを利用しています。アンケートの回答数は77件です。本記事のリンクには広告が含まれています。
- 更新日
- 2024年6月25日
ドコモ光の平均通信速度を実測値で紹介
ドコモ光の平均通信速度は、下り93.823Mbps、上り77.902Mbpsというアンケートの結果となりました。
ただし、インターネットの通信速度は建物や利用環境によって変わります。そこで、ここではアンケートによる実測値をもとに、ドコモ光の戸建て・マンション別で、平均通信速度・最大通信速度・最小通信速度についてご紹介します。
戸建て向けプランの平均通信速度
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
平均速度 | 96.069Mbps | 84.439Mbps |
最高値 | 750Mbps | 600Mbps |
最低値 | 4.98Mbps | 0.58Mbps |
「ドコモ光 1ギガ」を利用中の方の平均速度です。
今回のアンケートでは、最大で下り750Mbps・上り600Mbps、平均通信速度は下り96.069Mbps・上り84.439Mbpsという結果になりました。
平均速度は、オンラインゲームで推奨される100Mbpsには及びませんが、それに近い数値となっています。またWeb会議や動画配信といった用途であれば、ストレスを感じることなく利用できるでしょう。
なお、環境によっても通信速度は変わってくるので、上記の結果はあくまでも参考程度に留めておきましょう。
マンション向けプランの平均通信速度
ダウンロード | アップロード | |
---|---|---|
平均速度 | 91.328Mbps | 70.639Mbps |
最高値 | 431.51Mbps | 350.63Mbps |
最低値 | 3.11Mbps | 0.12Mbps |
「ドコモ光 1ギガ」を利用中の方の平均速度です。
今回のアンケートでは、最大で下り431.51Mbps・上り350.63Mbps、平均通信速度は下り91.328Mbps・上り70.639Mbpsという結果になりました。
戸建て向けと比べると、最大通信速度こそ大きく低下しましたが、平均通信速度はそれほど低下していません。最小速度も戸建て向けから大きく低下しているわけではないため、マンション向けだからといって通信速度が、著しく劣るわけではないでしょう。
マンション向けの場合、配線方式を光配線方式に変更することで、さらに速度を高速化・安定化させることもできます。ただし管理会社やオーナーの承諾が必要になるため、戸建て向けと比べるとやや敷居が高くなります。
光回線はベストエフォート型サービス
「ベストエフォート型サービス」とは、最高の条件・環境で提供できる理論上の最大値を表示したサービスのこと。光回線サービスの速度は、必ずしも額面通りの速度が出るわけではありません。インターネットの混雑具合や、デバイスの性能によっても速度は変わります。
例えばドコモ光の「ドコモ光 1ギガ」なら、混雑していない状況で、利用するデバイスに問題がなければ、最大で1Gbpsの速度が発揮できる可能性があるという意味になります。
インターネットの推奨通信速度
インターネットの通信速度は、どの程度あれば快適に利用できるのでしょうか。
インターネット利用時における推奨通信速度について、シーン別に以下の表にまとめました。
シーン | 上り推奨通信速度(Mbps) | 下り推奨通信速度(Mbps) |
---|---|---|
動画視聴 | - | 25 |
オンラインゲーム | 100 | 100 |
Web会議 | 15 | 15 |
動画視聴の場合、画質によっては速い通信速度が推奨される場合があります。標準的な解像度の動画は3Mbps程度で充分ですが、4Kや8Kなどの高画質動画をストレスなく視聴したいなら、25Mbps以上は必要です。
Web会議や動画配信は、上り・下りともに3Mbps以上あれば実用に耐えうるでしょう。多人数で会議を行う場合や、配信の画質を上げたい場合は、15Mbps以上の速度で、かつ安定していることが重要になります。
オンラインゲームの場合は送受信するデータ量が多いため、快適にプレイしたいなら最低でも30Mbpsが目安。アクションゲームやFPSなど、動きの激しいゲームは100Mbps以上必要になることもあります。
出典:インターネットの回線速度が遅い?目安と7つの対処方法を解説!|光回線のインターネット接続ならFLET’S光
ドコモ光の通信速度が遅くなる原因は?
ここでは、ドコモ光の通信速度が遅い場合、チェックすべき事柄をご紹介します。
PC、スマホ、タブレットなどデバイスの問題
ドコモ光を利用しているPCやスマホ、タブレットなどのデバイスの性能が低い場合、処理が追いつかずに通信速度が低下してしまうことがあります。
そのほか、同時に多くのアプリを起動していたり、動画編集ソフトやゲームなどで重い負荷がかかったりしていると、PC自体の処理速度が遅くなり、結果的に通信速度に影響が出てしまいます。
Wi-Fiルーターなど周辺機器の問題
Wi-Fiルーターなどの接続機器が故障、あるいは内部でエラーが発生していると、通信速度が遅くなることがあります。また、Wi-Fiルーターにインストールされているファームウェアが古い場合、速度に影響を及ぼすことも。
マンションなどの集合住宅でVDSL方式を採用している
VDSL方式とは、集合住宅などに光回線を設置する際、電柱から共有スペースまでを光ファイバーケーブルで接続し、共有スペースから各住戸までの接続には電話回線を利用する配線方式のこと。光ファイバケーブルと比べて、電話回線は通信速度が遅いという特徴があります。
またVDSL方式は、共有スペースまでの光ファイバーケーブルを各住戸で分け合って使用している状態。このため集合住宅内のインターネット利用者が多いほど混雑することになり、通信速度も遅くなってしまいます。
IPv4で接続している
IPv4とは、インターネットプロトコルの一種で、現在一般的に使われている通信規格です。最新規格であるIPv6と比べると、IPアドレスの数に制限があり、回線が混雑しやすく速度が低下しやすいデメリットがあります。
また、IPv4では暗号化技術の採用は必須ではないため、暗号化が必須とされているIPv6と比べると、セキュリティの面でも強度が低いと言えるでしょう。
回線が混雑している
インターネット回線は、アクセスが集中することで通信速度が遅くなったり、内容が途切れることがあります。特に夕方~夜間にかけての時間帯や休日は、インターネットを利用する人が多くなるため、混雑によって通信速度が低下してしまうケースがあるようです。
インターネット回線に障害が起きている
インターネットの利用者側の環境だけでなく、プロバイダ側の問題で通信速度が低下することもあります。なかには台風や大雨、雷などの自然災害によって、プロバイダ側の設備が故障し、通信障害が発生していることも。
利用者側の環境に何も不備がないのに速度が遅い場合は、プロバイダ側で問題が発生していないかどうか、プロバイダの公式ホームページなどで確認しましょう。
ドコモ光の通信速度の遅さを解消する方法は?
ここでは、ドコモ光の通信速度が遅いと感じる人向けに、その対策をご紹介します。
デバイスやWi-Fiルーターなどを再起動する
インターネットを利用しているデバイスや、Wi-Fiルーターなどの内部エラーが原因で通信速度が遅くなっている場合、デバイスまたはWi-Fiルーターの再起動を試してみましょう。
例えばWi-Fiルーターを再起動することで、本体にこもった熱が放熱されるほか、不具合の原因にもなるログの削除や、チャネルの修正が行われます。これらによって、内部エラーが解消される可能性がありますよ。
デバイスやWi-FIルーターを新しくする
インターネットを閲覧するデバイスや、利用しているWi-Fiルーターを最新機種に更新することで、通信速度が改善される可能性があります。
特に古いWi-Fiルーターを利用している場合、転送速度の上限が現在の光回線の速度を下回ることもあり、本来の速度が発揮されないことも。しばらくWi-Fiルーターを買い替えていないという人は、新しい機種を検討してみるのも良いでしょう。
有線LANを使用する
Wi-Fiルーターから離れた場所でインターネットを利用する場合や、Wi-Fiルーターとデバイスの間に壁や家具などがある場合、電波が弱くなり、通信が不安定になります。
一方、有線LANはルーターとデバイスを直接接続するため、障害物の影響がなく、通信が安定しやすいメリットがあります。
有線LANはLANケーブルを設置する必要や、スマホにLANケーブルを接続できないなどのデメリットもありますが、通信速度の低下を防ぎたいなら、おすすめの方法です。
ルーターの設置場所を変える
部屋の見た目などの関係でLANケーブルを設置したくない場合は、Wi-Fiルーターの位置を変える方法も。Wi-Fiルーターから近い位置にあるデバイスほど通信が安定しやすいので、インターネットをよく利用するデバイスのある部屋にWi-Fiルーターを設置するのが効果的です。
インターネットを利用する人が多く、さらにそれぞれが異なる場所にいるなら、中継機の導入がおすすめ。Wi-Fiルーターの電波が届く範囲を拡げてくれるので、Wi-Fiルーターから離れた場所でも、通信速度が低下しにくくなりますよ。
IPv6で接続する
IPv6は、前述したIPv4と同じくインターネットプロトコルの一種で、比較的新しい規格です。IPv4のように混雑しにくいため、IPv6接続にすることで通信速度が改善される可能性があります。
ただし、プロバイダによってはIPv6接続に対応していないことがあります。またWi-Fiルーターも、IPv6対応のモデルでないとIPv6接続が利用できません。利用中のプロバイダやWi-FiルーターがIPv6に対応しているかどうかは、公式ホームページなどから確認しましょう。
ドコモ光の通信速度が遅い時は工夫してみよう
ドコモ光の通信速度が遅くなる原因は様々ですが、その対策も多くあります。お金のかからない手軽な方法もあるので、通信速度が気になっている人は、この記事を参考に工夫してみてくださいね。
もちろん、プロバイダやインターネット回線の切り替えも対策のひとつ。通信速度やセット割など、項目ごとのおすすめの光回線については、以下の記事でまとめています。