現在フレッツ光を契約していて、ビッグローブ光に乗り換えを検討している方向けに、手順や注意点を解説します。また、フレッツ光からビッグローブ光に乗り換えるメリット・デメリットもまとめているので、契約前に今一度確認しましょう。
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更新日

2024年9月20日

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換え時の注意点

ここでは、フレッツ光からビッグローブ光に乗り換える前に、必ず確認しておきたいことをご紹介します。

プロバイダを選べない

フレッツ光では、プロバイダについては個別契約となっており、自由にプロバイダを選択することができます。一方、ビッグローブ光はプロバイダ一体型で、プロバイダは自動的にBIGLOBEとなります。フレッツ光でBIGLOBE以外のプロバイダを契約していた場合、引き継ぐことはできません。そのため独自のポイントサービスなど、プロバイダごとの特典は利用できなくなります。

プロバイダの解約に解約金がかかる場合がある

フレッツ光からビッグローブ光への乗り換えは「転用」という形態のため、解約金は発生しません。ただし、プロバイダは解約となり、解約のタイミングによってはプロバイダの解約金が発生することがあります。

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換え時の費用

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換える際は、解約金や新規申し込み時の契約手数料などが発生します。ここでは、ビッグローブ光に乗り換えるのにいくらかかるのかをご紹介します。

フレッツ光の解約時の費用

フレッツ光から転用する場合、原則解約金は発生しません。ただし、プロバイダの解約金が発生することはあります。最低利用期間内の解約や、契約更新期間以外で解約した場合など、プロバイダによって解約金が発生する条件が異なる点には注意しましょう。

ビッグローブ光の申し込み時の費用

ビッグローブ光は、申し込み時に申込手数料と工事費を含む初期費用がかかります。申込手数料は、2年プランを新規申し込みの場合は1,100円、転用の場合は2,200円、事業者変更の場合は3,300円。3年プランは3,300円かかります。

戸建て向けとマンション向けで費用は変わらず、10ギガプランも同一の申込手数料がかかります。また、1ギガのプランから10ギガのプランに変更する場合は、タイプ変更工事費が発生します。

なお、ビッグローブ光の工事費は、「新規工事費実質無料特典」によって”実質無料”となります。分割払いと同じ回数で毎月の利用料から割引されるため、分割払いを選べば申し込み時の支払いは申込手数料だけで済みます。

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換える方法

ここでは、フレッツ光からビッグローブ光に乗り換える方法（転用手続きの流れ）を解説します。主な手順は次のとおりです。

1. フレッツ光の転用承諾番号を取得する
2. ビッグローブ光に申し込む
3. 送付される書類の確認
4. ビッグローブ光の接続機器の設定をする

Step1）フレッツ光の転用承諾番号を取得する

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換えるには、電話にて、転用承諾番号を取得します。以下の情報が必要になる場合があるので、あらかじめ準備しておきましょう。

• お客さまID、ひかり電話番号
• 契約者指名
• 利用場所の住所
• 利用料金の支払い方法

転用承諾番号の発行手続きは、NTT東日本は電話またはWeb上で、NTT西日本はWeb上で手続きが可能です。なお、転用承諾番号は15日間の有効期限があります。15日を経過すると無効になるので、その場合は再度、転用承諾番号を取得してください。

Step2）ビッグローブ光に申し込む

転用承諾番号を取得したら、ビッグローブ光のホームページや電話から、申し込み手続きを行います。申し込みの際は、以下の情報が必要です。

• 転用承諾番号
• NTT回線名義

また、転用承諾番号の取得後は、5日以内にビッグローブ光に申し込んでください。申し込み前には、契約に関する情報が記された約款や、重要事項説明書に目を通しておきましょう。

Step3）送付される書類の確認

手続きが完了すると、BIGLOBEとKDDIからそれぞれ書類が届きます。

BIGLOBEからは、「BIGLOBE会員証」または「BIGLOBE接続ID通知」が送付されます。接続設定に必要なID・パスワードが記載されているので、大切に保管してください。また、事業者変更予定日のおよそ5日前には開通の案内、あわせて無線LANルーターを申し込んだ場合は別途、接続機器も送付されます。

KDDIからは、各種の手続きに必要な「au ID」の通知や、支払い方法の登録用書類が送付されます。なお、支払い方法の登録は、書類に必要事項を記入して返送するほか、KDDIのマイページ「My au」にてWeb上での手続きも可能です。

Step4）ビッグローブ光の接続機器の設定をする

「BIGLOBE会員証」または「BIGLOBE接続ID通知」の記載に従って、ビッグローブから送られてきた接続機器と、インターネットを使用するパソコンやスマホの接続設定をします。もしインターネットに接続できなかったときは、サポートデスクに問い合わせましょう。

なお、市販のルーターを利用している場合、乗り換えにあたってルーターの再設定は不要です。

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換えるメリット・デメリット

ここでは、フレッツ光からビッグローブ光に乗り換える際のメリット・デメリットについてご紹介します。

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換えるメリット

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換えるメリットには、次のようなものがあります。

• プロバイダ一体型のサービス
• auやUQ mobileのスマホとのセット割がある
• ひかり電話の電話番号がそのまま使える

ビッグローブ光はプロバイダ一体型なので、個別でプロバイダを選択する必要がありません。プロバイダも選択したい人にとってはデメリットですが、こだわりがなければ手間がかからない分、メリットと言えるでしょう。プロバイダごとに料金も異なるので、ビッグローブ光への乗り換えで月額料金が安くなることもありますよ。

また、ビッグローブ光はau・UQ mobileのスマホとのセット割引「auスマートバリュー」の対象となっています。ビッグローブ光電話と合わせて契約することで、au・UQmobileのスマホ料金が10回線まで、最大1,100円が割引されます。

そのほかには、回線転用のため、乗り換え後もひかり電話の電話番号をそのまま引き継ぐことが可能です。

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換えるデメリット

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換えるデメリットには、次のようなものがあります。

• フレッツ光で使っていたサービスが使えなくなる
• フレッツ光のポイントが失効する

「フレッツ・テレビ」や「フレッツ・あずけ～る」などの、フレッツ光のオプションサービスを利用していた場合、これらのサービスは利用できなくなります。また、BIGLOBE以外のプロバイダを利用していた場合は、プロバイダから付与されたメールアドレスは使用できなくなります。

また、フレッツ光を解約すると、フレッツ光メンバーズクラブは退会扱いとなります。フレッツ光メンバーズクラブは新規申し込み受付を終了しているため、一度退会すると再度入会することができません。

フレッツ光からビッグローブ光に乗り換える前に他社も比較！

フレッツ光からビッグローブ光への乗り換えには、メリットだけでなくデメリットもあります。光回線を乗り換える際は、別の光回線サービスも合わせて比較検討してみることをおすすめします。