暑い夏を快適に過ごすため、たくさんの家電製品が登場しています。その中の一つに「スポットクーラー（スポットエアコン）」があります。工場や飲食店の厨房などで多く使われていますが、電気代はどのくらいかかるのでしょうか？

この記事では、スポットクーラーの電気代について解説します。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円（税込）として計算しています。

更新日

2020年6月29日

スポットクーラーとは？

スポットクーラーは、空間の一部を局所的に冷やすための冷房機器です。エアコンのように空間全体の温度を整えるのではありません。主に、工場の作業員周りや飲食店の厨房の料理人周りなど、大きな空間で人がいる場所だけを冷やす場合に使われます。

スポットクーラーの電気代はどのくらい？

スポットクーラーは年間消費電力量が記載されていない場合が多いので、実際にどのくらい電気代がかかるのかわかりにくいですよね。期間消費電力量や1カ月の消費電力量がカタログに記載されている、日立のスポットクーラーを例に電気代の目安を見ていきます。

日立　スリム床置型　SR-P20YE6（1人用）

画像出典:日立

1人用の床置型です。前の型ですが、カタログに1カ月の消費電力量が記載されています。

スリム床置型　SR-P20YE6の電気代目安

1カ月あたり

3,813円（50Hz）

4,495円（60Hz）

1カ月あたりの消費電力量123kWh（50Hz）145kWh（60Hz）。1日7時間運転、1カ月25日使用した場合で算出されています。

参照:日立

日立　セパレート型　SR-AP140ST・CT1（6人用）

6人用のセパレート型です。カタログなどに年間電力量が記載されています。

日立　セパレート型　SR-AP140ST1・CT2の電気代目安

年間あたり

337,280円

年間消費電力量10,880kWh。【算出条件】JRA4048:2006の計算方法に準拠し設定。東京地区。年間冷房運転。運転時間8時間/日（8:00〜17:00※12:00〜13:00は停止）。

参照:日立

スポットクーラー（スポットエアコン）の電気代、まとめ

スポットクーラー（スポットエアコン）の電気代についてご紹介しました。スポットクーラーのタイプや冷房対象人数によっても電気代は大きく変わってきますね。スポットクーラーはカタログに年間消費電力量の記載がない場合が多いので、購入の際は販売店などに電気代の目安なども確認してみると良いでしょう。

また、エアコンやクーラーの電気代は、電力会社のプラン見直しで今よりも安くすることが可能です。夏の電気代が高くて悩んでいる方は、今よりも電気代が安くなるプランがあるかもしれません。

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