このまち電気の電気料金は高い?メリット・デメリットなどを解説!

この記事の目次
本記事では、このまち電気のプランのメリット・デメリット、契約前に知っておきたい情報などについてご紹介します。「このまち電気は高い?安い?」と気になっている方はチェックしてくださいね。
- 更新日
- 2025年5月29日
このまち電気とは

このまち電気の基本情報
このまち電気は、広島ガス株式会社が運営する電力サービス。広島ガスは中国地方初のガス事業者であり、長らく広島市を中心に、都市ガスの販売を手掛けてきた企業です。
供給エリア | 中国電力エリア |
電気ガスセット割 | なし |
オール電化住宅向けプラン | なし |
市場連動型プラン | あり |
契約手数料 | なし |
解約金 | なし |
クレジットカード | 利用可能 |
ポイント還元 | なし |
運営する電力会社 | 広島ガス株式会社 |
このまち電気はこんな方におすすめ
- 電気の使い方を工夫できる方
- 電気代の支払い額を一定にしたい方
このまち電気の電気料金プランの種類
このまち電気の電気料金プランには、次の種類があります。
- このまち電気ダイレクト
- 電力量料金の一部が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動した電気料金プラン。
- このまち電気バランス3
- 電力量料金の一部が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動。1カ月の電気料金の支払いを3回に分けたプラン。
- このまち電気バランス6
- 電力量料金の一部が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動。1カ月の電気料金の支払いを6回に分けたプラン。
- このまち電気ダイレクト(グリーン)
- 電力量料金の一部が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動した電気料金プラン。非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
- このまち電気バランス3(グリーン)
- 電力量料金の一部が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動。1カ月の電気料金の支払いを3回に分けたプラン。非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
- このまち電気バランス6(グリーン)
- 電力量料金の一部が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に連動。1カ月の電気料金の支払いを6回に分けたプラン。非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
「このまち電気バランス3」「このまち電気バランス3(グリーン)」「このまち電気バランス6」「このまち電気バランス6(グリーン)」では、支払い回数の分割に伴う手数料はありません。非化石証書市場の状況によっては、「CO2排出量実質ゼロ」にならない場合があります。
このまち電気の電気料金の算定方法
このまち電気の電気料金プランの算定方法は、次のとおりです。
- 基本料金+市場電力量料金+その他従量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金
このうち、その他従量料金の内訳は次のとおりです。
- 託送料金+管理費+容量拠出金対応費+法令に定められた費用+グリーンオプション費
グリーンオプション費は、「このまち電気ダイレクト(グリーン)」「このまち電気バランス3(グリーン)」「このまち電気バランス6(グリーン)」のみ加算されます。
また、市場電力量料金の内訳は、次のとおりです。
- 30分毎の使用電力量×(30分毎のエリアプライス÷(1-エリア損失率)×(1+消費税率))の1カ月合計
市場電力量料金が日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格と連動しているため、30分ごとに単価が変動します。
高い?安い?このまち電気の料金表
ここではこのまち電気の料金表について、プラン別にご紹介します。
このまち電気の料金表
中国電力エリアの一般家庭向け電気料金プランには、「このまち電気ダイレクト」「このまち電気バランス3」「このまち電気バランス6」、「このまち電気ダイレクト(グリーン)」「このまち電気バランス3(グリーン)」「このまち電気バランス6(グリーン)」があります。
「このまち電気ダイレクト」
基本料金 | 電力量料金 | |
---|---|---|
このまち電気「このまち電気ダイレクト」基本料金(消費税率10%) | このまち電気「このまち電気ダイレクト」市場電力量料金(エリア損失率) | このまち電気「このまち電気ダイレクト」その他従量料金(1kWhあたり・消費税率10%) |
326円70銭 | 7.7% | 14円54銭 |
このまち電気「このまち電気ダイレクト」は、市場連動型の電気料金プランです。基本料金が設定されており、電力量料金は市場電力量料金+その他従量料金で算出されます。
「このまち電気バランス3」
基本料金 | 電力量料金 | |
---|---|---|
このまち電気「このまち電気バランス3」基本料金(消費税率10%) | このまち電気「このまち電気バランス3」市場電力量料金(エリア損失率) | このまち電気「このまち電気バランス3」その他従量料金(1kWhあたり・消費税率10%) |
326円70銭 | 7.7% | 14円54銭 |
このまち電気「このまち電気バランス3」は、市場連動型の電気料金プランです。基本料金が設定されており、電力量料金は市場電力量料金+その他従量料金で算出されます。
このプランでは、電気料金を3回に分けて支払います。また、調整金として合計3,000円~12,000円(不課税)をこのまち電気に預ける必要があり、調整金は最終請求金額に充てられます。
調整金は初回請求月、次回請求月の2回に分けて預けることになります。
「このまち電気バランス6」
基本料金 | 電力量料金 | |
---|---|---|
このまち電気「このまち電気バランス6」基本料金(消費税率10%) | このまち電気「このまち電気バランス6」市場電力量料金(エリア損失率) | このまち電気「このまち電気バランス6」その他従量料金(1kWhあたり・消費税率10%) |
326円70銭 | 7.7% | 14円54銭 |
このまち電気「このまち電気バランス6」は、市場連動型の電気料金プランです。基本料金が設定されており、電力量料金は市場電力量料金+その他従量料金で算出されます。
このプランでは、電気料金を6回に分けて支払います。また、調整金として合計7,500円~30,000円(不課税)をこのまち電気に預ける必要があり、調整金は最終請求金額に充てられます。
調整金は初回〜5回目の請求月に分けて預けることになります。
「このまち電気ダイレクト(グリーン)」
基本料金 | 電力量料金 | |
---|---|---|
このまち電気「このまち電気ダイレクト(グリーン)」基本料金(消費税率10%) | このまち電気「このまち電気ダイレクト(グリーン)」市場電力量料金(エリア損失率) | このまち電気「このまち電気ダイレクト(グリーン)」その他従量料金(1kWhあたり・消費税率10%) |
326円70銭 | 7.7% | 15円64銭 |
このまち電気「このまち電気ダイレクト(グリーン)」は、市場連動型の電気料金プランです。基本料金が設定されており、電力量料金は市場電力量料金+その他従量料金で算出されます。
また、再生可能エネルギー指定の非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
「このまち電気バランス3(グリーン)」
基本料金 | 電力量料金 | |
---|---|---|
このまち電気「このまち電気バランス3(グリーン)」基本料金(消費税率10%) | このまち電気「このまち電気バランス3(グリーン)」市場電力量料金(エリア損失率) | このまち電気「このまち電気バランス3(グリーン)」その他従量料金(1kWhあたり・消費税率10%) |
326円70銭 | 7.7% | 15円64銭 |
このまち電気「このまち電気バランス3」は、市場連動型の電気料金プランです。基本料金が設定されており、電力量料金は市場電力量料金+その他従量料金で算出されます。
また、再生可能エネルギー指定の非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
このプランでは、電気料金を3回に分けて支払います。また、調整金として合計3,000円~12,000円(不課税)をこのまち電気に預ける必要があり、調整金は最終請求金額に充てられます。
調整金は初回請求月、次回請求月の2回に分けて預けることになります。
「このまち電気バランス6(グリーン)」
基本料金 | 電力量料金 | |
---|---|---|
このまち電気「このまち電気バランス6(グリーン)」基本料金(消費税率10%) | このまち電気「このまち電気バランス6(グリーン)」市場電力量料金(エリア損失率) | このまち電気「このまち電気バランス6(グリーン)」その他従量料金(1kWhあたり・消費税率10%) |
326円70銭 | 7.7% | 15円64銭 |
このまち電気「このまち電気バランス6」は、市場連動型の電気料金プランです。基本料金が設定されており、電力量料金は市場電力量料金+その他従量料金で算出されます。
また、再生可能エネルギー指定の非化石証書の活用により、実質的に再生可能エネルギー100%かつ、CO2排出量ゼロの電気が利用できます。
このプランでは、電気料金を6回に分けて支払います。また、調整金として合計7,500円~30,000円(不課税)をこのまち電気に預ける必要があり、調整金は最終請求金額に充てられます。
調整金は初回〜5回目の請求月に分けて預けることになります。
電気代を節約したいなら、このまち電気以外の電力会社も比較しましょう!
電気代を節約するためには、生活スタイルにぴったりの電力会社を選ぶ必要があります。このまち電気以外の候補も見つけて、比較検討することをおすすめします。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では郵便番号を入力するだけで、ぴったりの電力会社を見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社も多いのでチェックしてくださいね。
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最安の電気料金プランを診断(無料)このまち電気のメリット
このまち電気には、次のようなメリットがあります。
- 市場価格が安くなれば電気料金も安くなる
- 支払い額が安定する
- 環境配慮型の電気料金プランがある
- 解約金がない
メリット1)市場価格が安くなれば電気料金も安くなる
このまち電気の電気料金プランは、市場連動型プランです。市場価格が下がれば、電力量料金単価も安くなる仕組みです。
例えば、日中や深夜の時間帯は電力需要が減るため、電力量料金単価も下がる傾向にあります。市場連動型プランの強みを活かし、こういった時間帯に家電製品の使用をシフトさせれば、電気代の節約につなげられます。
また、春や秋などのエアコンをあまり使用しない時期も、市場価格が落ち着く時期です。比較的割安に電気が使えるようになります。
メリット2)支払い額が安定する
「このまち電気バランス3」「このまち電気バランス6」などのプランは、プランに応じた調整金をこのまち電気に預けることになっており、調整金は解約時の最終請求に充てられます。これにより最終請求金額が安くなり、契約期間中の支払い金額が安定するメリットがあります。
メリット3)環境配慮型の電気料金プランがある
このまち電気は、「このまち電気ダイレクト(グリーン)」などの、環境に配慮した電気が利用できるプランを提供しています。環境問題に関心が高い人にとっては、この点もメリットと言えるでしょう。
なお、「このまち電気ダイレクト(グリーン)」などの環境配慮型プランでは、事業運営費に「グリーンオプション費」が含まれています。このため、その他従量料金は通常プランよりも割高となっています。
メリット4)解約金がない
このまち電気には、契約期間や解約金の設定がありません。切り替えた後で、「自身のライフスタイルに合わなかった」という場合でも、気軽に電力会社を切り替えることができます。
このまち電気のデメリット
このまち電気には、次のようなデメリットがあります。
- 市場価格が高騰すると電気料金が高くなる
- ポイント還元などの特典がない
- オール電化向けプランがない
- ガスなどとのセットプランがない
デメリット1)市場価格が高騰すると電気料金が高くなる
電力量料金単価が、市場価格の影響で安くなるメリットがある一方、高くなるデメリットがあることも理解しておきましょう。
例えば、日中よりも電気の需要が増える夜間は、電力量料金単価が高くなる傾向にあります。また季節にも影響され、エアコンを使う家庭が増える夏と冬は、ほかの季節よりも高くなりやすいです。
このまち電気を契約する前に、安い時間帯に電気を使用するようなコントロールができるか、今一度考えてみましょう。
市場価格の変動が気になるようなら、市場価格の影響を受けないプランを選ぶのがおすすめ。国内最大級の電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号を入力するだけで今よりも安い電力会社を見つけられます。市場価格による電気代調整がないプランに絞り込む機能もありますよ。
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最安の電気料金プランを診断(無料)デメリット2)ポイント還元などの特典がない
電力会社によっては、電気料金の支払い額に応じてポイントなどによる還元があったり、ガソリン代が割引されたりといった特典を用意しています。しかし、このまち電気ではそうした特典を提供していません。
デメリット3)オール電化向けプランがない
このまち電気は、オール電化にお住まいの方でも申し込み可能ですが、オール電化向けプランは扱っていません。オール電化向けプランを契約している人がこのまち電気に切り替えると、かえって電気代が高くなってしまう可能性があります。
デメリット4)ガスなどとのセットプランがない
このまち電気は、広島ガス株式会社が運営する電力サービスですが、広島ガスの都市ガスとのセット割引はありません。
動画配信サービスや、都市ガス料金プランなどをセットにしたプランを提供している新電力と比較すると、人によっては物足りなく感じるかもしれません。
このまち電気の契約方法
このまち電気は次の流れで契約をします。現在契約中の電力会社に解約の連絡は不要。また、事務手数料など初期費用もかからず、工事なども発生しません。
- Step1.契約に必要な情報を用意する
- 供給地点特定番号や支払いに使用するクレジットカードなどの情報を用意します。
- Step2.Webから手続きをする
- このまち電気は、Webから申し込みが可能です。検針表または現在契約中の電力会社のマイページを見ながら手続きをするとスムーズですよ。重要事項説明書や約款の内容も念入りに確認しましょう。
- Step3.使用開始日の確認をする
- 申し込み手続きが終われば、あとは待つだけ。申し込み完了後に切り替え日のお知らせが届くので、必ず確認をしてください。
このまち電気に関するQ&A
このまち電気に関するよくある質問をまとめました。
Q1)このまち電気は新規申し込みキャンペーンを実施していますか?
時期によってはキャンペーンを実施しています。このまち電気への切り替えを検討している方は、公式ホームページなどをこまめに確認しておきましょう。
Q2)このまち電気は、賃貸住宅でも切り替えられますか?
賃貸住宅でも、このまち電気に申し込めます。ただし、高圧一括受電契約をしている物件の場合、個別に申し込むことはできません。
Q3)このまち電気に切り替えたら、電気の品質は落ちますか?
このまち電気に限らず、新電力に切り替えた際に電気の品質が落ちたり、停電の頻度が増えたりすることはありません。これまでと同じ送配電事業者が同じ送電網で電力を供給するので、安心して電気を利用できます。
このまち電気は支払いが安定しやすいのがメリット
このまち電気は、支払い回数の分割や調整金の仕組みにより、電気料金の支払い額が安定しやすいのが魅力です。
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