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タダ電は5,000円まで電気代が無料?口コミ・デメリットを解説

電力会社・電気料金プランの選び方

株式会社エスエナジーが提供する「タダ電」についてご紹介。電気料金プランの特徴やメリット・デメリット、口コミ・評判、解約金の有無など、契約前に知りたい情報をまとめました。「タダ電は改悪・値上げした?」「5,000円分の電気代は本当に無料(タダ)?」「ポイント還元などの特典はある?」といった疑問も解決します。


本記事では株式会社エスエナジーが提供するタダ電の電気料金プランの特徴やメリット、供給エリアや違約金の有無などについて、詳しくご紹介します。

「タダ電は、本当に電気代が無料になるの?」「提供している株式会社エスエナジーはどんな会社?」と気になっている方はチェックしてくださいね。

記事を読む前に…
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更新日
2024年3月1日

【改悪!?】タダ電の値上げ・約款改定の内容と理由は?

タダ電では、4月から始まる容量拠出金制度への対応や継続的なサービス提供のため、2024年1月15日以降の利用分について料金の改定を発表しています。運営の株式会社エスエナジーが発表した改定内容は次の通りです。

2024年1月15日以降に適用される改定内容
  • 現在は毎月6,500円まで無料のところ、毎月5,000円までに減額
  • 電気料金が5,000円を超えた場合のみ、有料時基本料金280円が発生
  • 電力量料金単価が65円/kWhから70円/1kWhに値上げ
  • 市場価格の変動次第で燃料費調整額に「電力市場単価」が加算

出典:タダ電 – 毎月電気代が6,500円タダになる電力会社

タダ電ではサービスの開始当初、無料になる金額を毎月10,000円までとしていました。しかし2023年9月の料金改定で毎月6,500円までに減額され、2度目となる今回の料金改定では毎月5,000円までに減額されました。

また、燃料費調整額の算定方法も変更されています。当初は燃料費調整単価に電気使用量を乗じたかたちの燃料費調整額(上限なし)でしたが、改定によって、市場価格の変動次第では市場価格と連動した「電力市場単価」が加算されることになりました。

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タダ電とは

ここでは、タダ電を販売する株式会社エスエナジーの基本的な情報についてご紹介します。

株式会社エスエナジーとは

タダ電を販売する株式会社エスエナジーは、エネルギーサービスの企画・開発・運営に携わる企業です。「タダ電」のほかにもビットコインが貯まる「ビットでんき」がリリースされています。また、マイルが貯まる「マイルでんき」、電気代の5%がLGBTQ支援団体に寄付される「LGBTQでんき」などの電気ブランドもリリース予定です。

タダ電の基本情報
供給エリア北海道電力エリア・東北電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・北陸電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリア
調整費用の種類 燃料費調整額(日本卸電力取引所の市場価格と連動)
契約手数料なし
解約金なし
電気ガスセット割なし
オール電化住宅向けプランなし
クレジットカード利用可能
ポイント還元なし
運営する電力会社 株式会社エスエナジー

タダ電の電気料金プラン

タダ電の電気料金プランには、「タダ電プラン」があります。「タダ電プラン」は一般家庭向けで、毎月最大5,000円分の電気代が無料になるのが特徴です。

タダ電の電気料金算定方法について【電気代5,000円までが無料】

タダ電の電気料金は、次の方法で算定されます。

タダ電の電気料金算定方法

有料時基本料金は、電気料金が5,000円を超えた場合のみ発生します。

タダ電では、毎月最大5,000円が電気料金から減額されます。電気料金が5,000円以下の場合は、その金額を上限に減額(無料)となり、1カ月の電気料金が5,000円を超えた場合は、電気代の総額から5,000円を差し引いた金額のみが請求されます。

減額される5,000円の内訳は、毎月1日から末日までの期間における、使用電力量×電力量料金を指します。5,000円を超えない場合は、燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金の請求はありません。電力量料金単価が70円/kWhなので、「71kWh」までの電気代はタダ(無料)になります。

また、燃料費調整額に含まれる「電力市場単価」は、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格と連動しています。

電力市場単価は、東京エリアのスポット市場価格の平均単価が15円を超えた場合にのみ適用されます。5,001円からの請求については、電力量料金のほかに、燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金も請求されます月の途中から電気の供給が開始された場合は、その月の残り日数に応じて5,000円分を案分し、無料で使用できる電力量が定められます。

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タダ電「タダ電プラン」の料金表

「タダ電プラン」料金表
区分単位タダ電「タダ電プラン」料金(消費税率10%)
最低料金1契約0円00銭
電力量料金1kWh70円00銭
有料時基本料金1契約280円00銭

タダ電「タダ電プラン」は、一般家庭向けの電気料金プランです。最低料金は0円で有料時基本料金が設定されており、電気料金が5,000円を超えた場合のみ発生します。また、電力量料金は電気使用量にかかわらず一律に設定されています。電気使用量ごとの電気代の目安は以下の通りです。

【電気使用量別】タダ電の電気代の目安

電気使用量電気代
50kWh0円
71kWh0円
100kWh2280円
150kWh5780円
200kWh9280円
250kWh12780円
300kWh16280円

2024年1月12日時点の電力量料金「70円/kWh」で計算しています。

なお、タダ電では最新の燃料費調整額を公開していないため、上記の電気料金には燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まれていません。

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タダ電のメリット・デメリット

ここでは、タダ電のメリットとデメリットについて解説します。

  1. 71kWh(5,000円)未満の電気代が無料
  2. 解約金がない
  3. 無料枠が100円追加「紹介プログラム」
  1. 電力量料金単価が割高に設定されている
  2. 市場価格が高騰すると電気料金が高くなる場合がある

タダ電のメリット

タダ電のメリットには、次のようなものがあります。

メリット1)71kWh(5,000円)未満の電気代が無料

タダ電は5,000円未満の電気代が無料になるのが特徴です。電力量料金単価が70円/kWhなので、1カ月の電気使用量71kWhまでが無料になる計算です。電気使用量を71kWh以下に抑えられる家庭であれば、電気代無料は大きなメリットになるでしょう。

メリット2)解約金がない

タダ電では、契約期間内の解約であっても解約金が発生しません。タダ電に切り替えてみて、自身のライフスタイルに合わなかった場合、気軽に切り替えることができます。

メリット3)無料枠が100円追加「紹介プログラム」

タダ電では現在、無料枠が100円ずつ追加される、友達紹介キャンペーンを実施しています。紹介された人がタダ電を契約すると、紹介した人は1年間、紹介人数1人あたり毎月の無料枠が100円増加され、紹介された人も無料枠が100円追加されるのがメリットです。
紹介される人は、タダ電の新規契約者のみが対象となります。紹介者が受け取れる無料枠の追加上限は、50枠までとなります。

タダ電のデメリット

タダ電のデメリットには、次のようなものがあります。

デメリット1)電力量料金単価が割高に設定されている

タダ電の電力量料金単価は、電気使用量にかかわらず一律で70円/kWhとなっていますが、これは他社と比較すると割高な設定です。

例えば東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)「スタンダードS」の場合、1段階目が30円/kWh、2段階目が36円60銭/kWh、3段階目が40円69銭/kWhに設定されているため、タダ電の電力量料金単価がいかに高額かがわかります。

デメリット2)市場価格が高騰すると電気料金が高くなる場合がある

タダ電の電気料金の算定方法では、燃料費調整額に日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格と連動した「電力市場単価」が含まれています。東京エリア市場価格の平均価格が15円を超えた際に加算される条件付きの単価ですが、市場価格が高騰した歳は電気料金が高くなるデメリットがあります。

市場価格の変動が気になるようなら、市場価格の影響を受けないプランを選ぶのがおすすめです。国内最大級の電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号を入力するだけで今よりも安い電力会社を見つけられます。市場価格による電気代調整がないプランに絞り込む機能もありますよ。

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よい・悪い口コミは?タダ電の評判

ここでは、タダ電の評判について、口コミをご紹介します。
口コミは2024年1月12日に更新したものです。

タダ電のよい口コミ・評判

タダ電のよい評判には、電気料金が0円になることや、専用アプリの見やすさを評価する意見がありました。

タダ電は怪しい?悪い口コミ・評判

タダ電の悪い評判には、専用アプリの機能の物足りなさや電力量料金単価の値上げのほか、料金改定の発表から実施までの期間が短いことを指摘する声がありました。

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タダ電の契約前に知っておきたいこと

ここではタダ電の契約を検討している方のために、事前に知っておきたい事柄をご紹介します。

タダ電の申し込み方法

1)申し込み手続きをする
タダ電の専用アプリから申し込みが可能です。
2)スマートメーターの設置
現在利用されている電力メーターがスマートメーターではない場合には、スマートメーターの設置が必要です(タダ電への切り替えに限らず、電力会社を切り替える際には、スマートメーターの設置が必要です)。スマートメーターの設置は原則無料となっており、所要時間は5分から40分程度。また設置への立会いは原則不要です。
3)タダ電の電気、利用開始
申し込み手続きの完了後、最初の検針日からタダ電の電気が利用可能になります。

タダ電アプリはandroid・iOSにも対応

タダ電は申し込みに専用アプリを利用しており、サービス開始当初はiOSのみ対応していましたが、現在はandroidにも対応しています。このためiOSユーザー・androidユーザー問わず、タダ電に申し込むことが可能です。

タダ電の支払い方法

支払い方法は?
クレジットカードでの支払いが可能です。
請求書は?
専用アプリから確認できます。紙の請求書はありません。

【FAQ】タダ電のよくある質問

ここでは、タダ電に関する不安やよくある質問について、FAQ方式で解説します。

Q1)タダ電に切り替えると停電は増える?

送電網の保守管理はこれまで通り一般送配電事業者が担当するため、タダ電に切り替えたからといって停電などのトラブルが増えたり、電気の質が悪くなるといったことはありません

Q2)ポイントはたまりますか?

タダ電では、ポイント還元などの特典はありません。

Q3)タダ電と東京電力EPはどちらが安いですか?

電気の使用状況によって適したプランが変わるため、どちらの電力会社が安いか一概には言えません。ただし、電気の使用量が少ない場合は、タダ電のほうがお得になる可能性があります。

Q4)賃貸住宅でもタダ電に切り替えられる?

賃貸住宅にお住まいの場合でも、タダ電に切り替えられます。ただし、建物全体が高圧一括受電契約をしている場合は切り替えられません。お住まいの賃貸住宅が高圧一括受電契約かどうかわからない場合は、管理会社や大家さんに確認してみましょう。

Q5)法人も契約できる?

タダ電では、法人向けのサービスを提供していません。

タダ電の契約前にメリット・デメリットをチェックしよう!

タダ電への切り替えを検討している方は、切り替えた場合のメリットやデメリットについて、事前にしっかり確認しておきましょう。

電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。お得なキャンペーンを実施している電力会社も多いので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

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