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生ごみ処理機の電気代はいくら?処理方式による差や電気代を抑える方法とは

電気代の節約、節電テクニック

生ごみを減らし、再利用できる生ごみ処理機ですが、電気代は高くないのでしょうか。この記事では、生ごみ処理機にかかる電気代について解説しています。処理方式による電気代の違いや、電気代を節約する方法も解説しているので、参考にしてみてくださいね。

生ごみ処理機を使えば、ご家庭で生ごみをためずにいつでも処理できるので衛生面でも環境面でも便利です。でもほとんど毎日使うものなので、電気代が気になりますよね。

生ごみ処理機の電気代っていくら?」「生ごみ処理機の電気代の節約方法を知りたい!」という方へ、生ごみ処理機の処理方式ごとの特徴を紹介し電気代と節約方法、メリット・デメリットを解説します。

更新日
2021年7月29日
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生ごみ処理機の3つの処理方式

生ごみ処理機は生ごみを乾燥させたり微生物で分解させたりして処理する家電製品で、主に3つの処理方式があります。それぞれ、どのようにして生ごみ処理機を処理するのでしょうか。

熱処理式(乾燥式)

高温の温風で生ごみを乾燥させて処理します。処理中の音が大きめなのが気になる場合もありますが、ほとんどの場合室内に置いて使用できます。

バイオ式

バイオチップと生ごみを混ぜて、微生物の働きで生ごみを分解して処理します。バイオチップとは微生物を育成するための基材で、定期的に交換する必要があります。室外に置いて使用するものが多く、サイズは比較的大きいです。

ハイブリッド式

高温の温風で乾燥させて、バイオ式で微生物がさらに分解して生ごみを処理します。サイズは大めのものが多いですが、発生する臭いが少なくお手入れが簡単など、熱処理式とバイオ式のよいところを併用した方式の生ごみ処理機です。

生ごみ処理機の電気代を比較してみよう

生ごみ処理機にかかる電気代は、処理方式によって異なります。実際にどれくらい違うのか、みていきましょう。
電気代は1kWhあたり27円(税込)として計算しています。

熱処理式(乾燥式)の電気代

熱処理式ではヒーターを使って温風で乾燥させるので消費電力が高く、処理時間が長くなるほど電気代がかかります。

パナソニックの熱処理式生ごみ処理機「MS-N53XD」の場合、電気代は標準モード(約2時間15分※)で1回あたり約30円、ソフト乾燥モード(約3時間30分※)で約37円です。処理時間は、生ごみの種類や量、水切りの状態で変わってきます。
参照:家庭用生ごみ処理機 「MS-N53XD」|乾燥式生ごみ処理機|パナソニック

バイオ式の電気代

手動のバイオ式なら電気代は0円です。ただし、シャープのバイオ式生ごみ処理機のように脱臭機能が付いているなど自動の場合、電気代は脱臭機能オフのときに1日あたり約12.3円(※)、オンのときに約129円です。
(※)脱臭機能オフで室温が20℃、標準試験生ごみ700gを処理した場合です。
参照:自然にカエルS|エコ・クリーンよくあるご質問|バイオ式生ごみ処理機|シャープ

ハイブリッド式の電気代

ハイブリッド式は熱処理式に比べて電気代は安い傾向があります。DENZENのハイブリッド式生ごみ処理機の場合、電気代は1時間あたり約1.62円、1日24時間使用すると約38.88円/日です。
参照:NAXLU|DENZEN

生ごみ処理機の電気代を処理方式ごとにまとめ比較すると、以下の通りです。

生ごみ処理機の電気代

 メーカー/商品名処理時間電気代の目安
熱処理式(乾燥式)パナソニック/MS-N53XD標準モード:約2時間15分約30円/回
ソフト乾燥モード:約3時間30分約37円/回
バイオ式エコ・クリーン/自然にカエルS24時間0円/日
シャープ/NP-40CX24時間約12.3円/日(プラチナ脱臭オフ時)
約129円/日(プラチナ脱臭オン時)
ハイブリッド式DENZEN/NAXLU24時間約38.88円/日

熱処理式は消費電力が高い分1時間あたりの電気代が高く、バイオ式やハイブリッド式は消費電力が少なめなので電気代も比較的安くなります。ただしバイオ式やハイブリッド式は、24時間稼働するので使用中の電気代が熱処理式よりも高くなる場合があります。

 

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生ごみ処理機の電気代を節約する方法は?

生ごみ処理機の電気代を抑える方法はないのでしょうか。ここで、生ごみ処理機の電気代節約のポイントを紹介します。

生ごみの量を減らして乾燥時間を短くする

生ごみの量が多いと処理に時間がかかるので電気代も高くなります。生ごみの水気を切る、食材は必要な分だけ購入して使い切るなど、生ごみの量を減らす工夫をしましょう。

生ごみはまとめて処理する

熱処理式の場合、生ごみはできるだけまとめて処理するようにして、生ごみ処理機を使用する回数を減らして電気代を節約しましょう!ただし、バイオ式やハイブリッド式は生ごみが出る度に投入して処理するため、節約のためにまとめて処理する必要はありません。

長期間使用しないときは電源を切る

熱処理式の場合、1週間以上など長期間使用しないときは電源プラグをコンセントから抜いて待機電力を少なくするようにしましょう。ただし、バイオ式やハイブリッド式の場合は、使用しない期間が数日なら電源はつけたままの方がよい場合もあります。製品の取扱説明書などを確認して、電源のオンオフを切り替えて効率よく使うとよいですね。
参照:よくあるご質問|バイオ式生ごみ処理機|シャープ

省エネ設計の生ごみ処理機を選ぶ

省エネ設計の生ごみ処理機を選べば、電気代の節約につながります。生ごみを処理するときの温度や湿度の管理、撹拌の工程などが自動で行われて、処理が終了すると自動で電源が切れたり節電モードになったりするので節電効果が高いのが特徴です。

生ごみ処理機を使うメリット・デメリット

生ごみ処理機の種類や特徴、電気代と節約方法などがわかったら、次は生ごみ処理機はのメリット・デメリットをみてみましょう。

生ごみ処理機のメリット

生ごみ処理機のメリットは以下の通りです。

生ごみをためずに処理できるので衛生的
生ごみはごみの収集日に合わせて捨てなければならないので、ご家庭にためている間に腐敗や悪臭に悩まされますよね。またごみ置き場が動物に荒らされる場合もあります。生ごみ処理機があればいつでも処理できるので衛生的です。
環境に優しい
生ごみに含まれる水分は80%程度といわれています。生ごみ処理機を使えば生ごみを燃えやすい状態にできるので、処理場の焼却時の省エネにつながります。また生ごみ処理機で処理したものは有機肥料として、ガーデニングや家庭菜園に活用できます。
購入時に補助金・助成金などが使える場合がある
自治体によっては補助金・助成金などで、生ごみ処理機の購入費用の一部を援助してくれる場合があります。補助金・助成金の金額や有無、対象条件などはそれぞれの自治体で異なるので、お住まいの地域の自治体に確認をしてみましょう。

生ごみ処理機のデメリット

設置場所に困る場合も
容量が大きい、処理時の音が大きい、臭いが気になるなど生ごみ処理機によっては設置場所を選ぶ必要があります。また屋外専用のものなら、雨風にあたらない場所に設置しましょう。生ごみ処理機を選ぶときは、まず設置場所を確保しましょう。
電気代やランニングコストがかかる
処理方式や性能、処理する生ごみの種類、使い方などによって異なりますが、生ごみ処理機の使用時は電気代がかかります。またバイオ式やハイブリッド式はバイオチップを定期的に交換する必要があります。
生ごみならすべて処理できるわけではない
生ごみ処理機で処理できる生ごみにはいくつか条件があります。肉や魚の骨、骨や魚の骨、貝殻、食べ物でないものなどの生ごみは処理できない場合があります。製品の取扱説明書などを確認して正しく使いましょう。

生ごみ処理機の電気代が気になるなら、電気料金プランを見直そう

生ごみ処理機の処理方式ごとの特徴と電気代を解説し、電気代の節約方法やメリット・デメリットを紹介しました。

生ごみ処理機の電気代は、熱処理式で約30円~37円/回、バイオ式で約0円~129円/日、ハイブリッド式で約38.88円/日と処理方式によってさまざまでしたね。生ごみの種類や量、水分などの状態で処理時間が異なり、処理時間が長くなるほど電気代がかかります。生ごみの量を減らす、長時間使用しない時は電源を切るなど工夫して、じょうずに節約しながら使いましょう。

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