本記事では、九州電力のアンペア変更手続きについて、契約アンペアを変更するメリットやデメリット、実際の手続きの方法などをご紹介します。

更新日

2023年4月14日

電気使用量と契約アンペア（契約容量）の目安

電気使用量に合わせ、適切なアンペアで契約することは、電気代の節約につながります。

一人暮らしや二人暮らしでは、たくさんの家電を一度に使う機会は多くありません。そのため、冷蔵庫やエアコンといった常時動いている家電もあるものの、それ以外の家電を使用するタイミングさえずらせば、契約アンペアを20～30Aに抑えられます。

三人暮らし、四人暮らしと家族が増えると、契約アンペアを40Aや50Aへと上げていく必要があります。家族が増えた段階で、契約アンペアを見直すのがよいでしょう。

なおオール電化住宅の場合は、一般の住宅ではガスで賄っている部分を電力で賄うことになるため、より高いアンペア数が必要になります。

九州電力の契約アンペアを変更したら料金は変わる？

契約アンペアを下げることで、電気料金の内訳のうち、基本料金を節約することができます。

ただし家電の使い方によってはブレーカーが落ちやすくなるなどのデメリットもあります。特に複数人が生活する家庭の場合、一度に多くの家電を使用することができなくなってしまうので、安易にアンペアを下げればよいというものではありません。

九州電力「従量電灯B」契約アンペア別の基本料金

九州電力「従量電灯B」の契約アンペアごとの基本料金は、次のとおりです。

• 10A…316円24銭
• 15A…474円36銭
• 20A…632円48銭
• 30A…948円72銭
• 40A…1,264円96銭
• 50A…1,581円20銭
• 60A…1,897円44銭

九州電力「従量電灯B」の基本料金は、10Aにつき316円24銭となっています。

九州電力「スマートファミリープラン」契約アンペア別の基本料金

九州電力「スマートファミリープラン」の契約アンペアごとの基本料金は、次のとおりです。

• 10A…316円24銭
• 15A…474円36銭
• 20A…632円48銭
• 30A…948円72銭
• 40A…1,264円96銭
• 50A…1,581円20銭
• 60A…1,897円44銭

九州電力「スマートファミリープラン」の契約アンペア別の基本料金は、九州電力「従量電灯B」と比較して同額に設定されています。また、「スマートファミリープラン」ではオプションの「2年契約割引」が利用でき、年間の電気代が777円（税込）割引されるメリットがあります。

なお、「従量電灯B」「スマートファミリープラン」ともに、契約アンペアの変更に費用は発生しません。

九州電力の契約アンペア変更で立会いや工事は必要？

現在ではほとんどの住宅にスマートメーターが設置されており、その場合は電力会社からの遠隔操作で契約アンペアの変更ができるため、原則、工事やそれに伴う立会いは不要となっています。

アナログメーターの住宅の場合は、契約アンペアの変更にはアンペアリミッターの工事が必要となります。その場合は立会いも併せて必要になるので、工事の日程には注意が必要です。また、アンペアリミッターの取り付け以外の工事では立会いは不要ですが、設備の状況によっては立会いが必要になることもあります。

九州電力の契約アンペア変更手続き

契約アンペアの変更には、契約内容の変更手続きが必要です。手続きは九州電力のホームページや電話にて申し込みが可能ですが、作業希望日の2営業日前までの申し込みが必要です。緊急の場合は電話で申し込むようにしましょう。

なお、ホームページからアンペア変更の手続きが可能なプランは、「従量電灯A」「従量電灯B」「スマートファミリープラン」「JALでんきB」のみのため、それ以外のプランを契約している方は、電話での申し込みが必要となります。

九州電力の契約アンペア変更だけでなく、電気料金プランの見直しも◎

九州電力の電気をお使いの場合、適切な契約アンペアに変更するだけでも基本料金を節約することができますが、電気料金プランや、電力会社の見直しも電気代の節約には効果的です。

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