長距離引越しの流れと日数の違い
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近場への引越しは当日のうちに荷下ろしまで完了しますが、長距離の引越しではそうはいきません。
例えば、東京から関西、九州までの長距離の引越しでは、荷物の運送にどれぐらいの日数が必要なのでしょうか?運送方法によっては数日〜数週間の違いが出ることもあるので、業者に事前に確認し、計画的に行えるようにしたいですよね。
この記事では、長距離引越しの運送方法によるメリット・デメリットと、必要な日数の違いについて解説していきます。
長距離引越しの運送方法には、どんなものがあるの?
引越しといえば、トラックで荷物を運送するというイメージをお持ちの方も多いかと思います。しかし実際には、鉄道や船、飛行機などさまざまな方法があります。
運送方法によって値段や日数も変わってくるので、状況により適切な方法を選ぶようにしましょう。
トラック
最も一般的な方法は、トラックでの運送です。
- メリット
- トラックを貸し切って荷物を引越し先まで直送するチャーター便を使えば、他の方法よりもスピーディーに荷物を運送できます。トラックのチャーター便は取り扱い業者も多いので、いろいろな業者を比較して依頼しましょう。
- デメリット
- 他の方法よりも短い時間で運送できる分人件費や運賃などがかかり、全体の料金が割高になることにも注意が必要です。
他の方法よりも少しお値段が張るトラック輸送ですが、やり方によっては費用を抑えることも可能です。
- 引越し時期をずらす
- 繁忙期には運送料金が割高になるので、可能であれば時期をずらしましょう。
引越しの繁忙期は、年度が変わる3月〜4月と、夏休みや冬休みなどの休日と重なる時期です。業者によって繁忙期が若干異なることもあるので、念のためいくつかの業者に確認を取っておくと安心です。
- 混載便を使う
- 混載便とは、別の依頼者の荷物も合わせて一緒に運送する方法です。運送にかかるガソリン代や高速料金などの費用を複数の依頼者人で負担するため、個々の負担額を安く抑えられるのが特徴です。
ただし、荷物を運送する日時を指定できない点、運送に時間がかかる点、他人の荷物と混ざり紛失する可能性がある点などには注意が必要です。また、トラックの荷台の空きスペースを利用するプランなので、大量の荷物は運送できません。
- 帰り便を使う
- 帰り便とは、引越しを終えたトラックが空の状態で出発地に戻る際に、荷台に荷物を入れて運送してもらうプランです。チャーター便の場合は往復分の運賃が請求金額に含まれますが、帰り便を利用する場合は片道分の運賃のみで済むため全体の費用も安くなります。
ただし、希望する引越し地間での依頼が発生しないと成立しないため、引越しの日程を指定できないというデメリットがあります。
鉄道
鉄道で荷物を運送することも可能です。荷物を貨物用のコンテナに積み、鉄道で運びます。
- メリット
- 鉄道の場合は、自分の荷物以外にも一度に大量の荷物を運搬するので、トラックのチャーター便より運賃や人件費が安く抑えられます。また、渋滞などの交通状況に左右されないため、長距離であっても指定した時間に届きます。
- デメリット
- 複数の駅で荷物の積み下ろしをするため、トラックのチャーター便よりも1〜3日程多く日数がかかります。利用する際は、前もって引越しのスケジュールを検討しましょう。
船
離島や海外などの長距離引越しをする場合は、船便があります。
- メリット
- 船便も鉄道と同様、大量の荷物を一度に運ぶため、運賃や人件費が抑えられます。特に、国内の離島や海外に荷物を送る際に利用することが多いでしょう。
- デメリット
- 同じ方向への荷物がある程度たまらないと発送できないこともあり、到着まで数週間かかってしまう場合もあるようです。運送のスケジュールなどをよく確かめて依頼しましょう。
飛行機
飛行機による運送は、自分専用のコンテナで運ぶチャーター便と、集荷した荷物を他の荷物と一緒にコンテナに混載する方法の2種類があります。
- メリット
- 渋滞などの交通状況に左右されず、長距離であっても設定した日時に運搬できるので、スケジュール面を重視したい場合には便利です。
- デメリット
- チャーター便も他の荷物と一緒にコンテナに混載する方法も、旧居から空港と、空港から新居へのトラックチャーター料がかかるので、空港から離れた場所へ運送する場合は少々割高になってしまいます。
トラックでの引越し、距離の上限はどれくらい?
1日で引越しできる距離は100km位まで
距離によって、運送にかかる日数は異なります。日本通運によると、大まかな目安として、100km位までが1日で引越しできる距離なのだそう。
大まかな目安としては、100km位までが1日で引越しできる距離となりますが、荷物量・建物条件・交通事情、および希望される作業内容などによって所要時間が大きく変わってくるため、実際には、さまざまな条件・状況を確認したうえで、個別に判断させていただくことになります。~
出典:どれくらいの距離まで当日中に引越しができますか?|「引越し作業」について|引越しよくあるご質問|引越しは日通
引越しの日数を考える際は、荷物量や建物の条件、交通事情などにより大きく変わる場合があることも考慮し、見積もりをとる際に日数の確認を忘れずにしておくことをオススメします。
長距離引越しは1日では終わらないことがほとんど。余裕をもって行おう!
距離や運送方法によって引越しの所要日数は変化します。特に長距離の場合は、1日で引越し作業が終わらないことがほとんどです。まずは、必ず業者に運送にかかる日数を確認し、余裕を持ったスケジュール立てることをおすすめします。
また、トラック便を利用すると、交通状況によっては到着時間が大幅にずれることも考えられます。状況に応じて鉄道や飛行機を活用するなど、便利な方法を選択していきましょう!