ガソリン代が実質年間1万2,000円の節約に!東京電力から昭和シェルの選べる電気へ電力会社を切り替えたJB7さんの体験談
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電力自由化以降、各電力会社はそれぞれ特色のある電気料金プランを打ち出しており、単純に電気料金の安さだけでなく、付帯するサービスで選ぶこともできるようになりました。
2018年7月に、東京電力から昭和シェル石油が展開する新電力・昭和シェルの選べる電気へ電力会社を切り替えた60代男性・JB7さんも、電気料金だけでなくガソリン代を節約したいという理由で電力会社を選んだ1人です。はたして、電力会社選びはどのように進めたのでしょうか?
2019年2月時点の情報です。
ガソリン代を節約できることが電力会社選びの決め手になりました!
JB7さんが東京電力「従量電灯B」から切り替えたのは、昭和シェルの選べる電気「ドライバーズプラン(ガソリンが10円/L安くなる電気)」です。このプランを選んだ理由についてうかがいました。
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家族構成と現在のライフスタイルを教えてください。
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私と妻の2人暮らしです。基本的に昼間も家にいることが多いですが、電気を使うのはおもにPCくらいです。冷暖房の使用は比較的少ないと思います。
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2018年の7月に東京電力から昭和シェルの選べる電気に切り替えたそうですが、切り替えのきっかけはなんだったのでしょうか?
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毎月の電気代が少しでも安くなればと思って切り替えを検討しました。実は、電力自由化以降、何度か電力会社の切り替えを検討したのですが、私の家では電気使用量がそれほど多くなかったので、あまり切り替えのメリットがないのではと思って実行していなかったんです。
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そうだったのですね!では、今回電力会社の切り替えは何が決め手になったのでしょうか?
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今回切り替えたのは、昭和シェルの選べる電気「ドライバーズプラン(ガソリンが10円/L安くなる電気)」なのですが、このプランだと、昭和シェル石油のサービスステーションでガソリンを給油すると毎月100Lまで(※)ガソリン1Lにつき10円が割引になるんです。これなら切り替えるメリットありと判断して選びました。
※東京電力エリアの場合。その他エリアの上限は50Lとなります。
JB7さんが選んだ昭和シェルの選べる電気とは?
サービスステーションとしておなじみの昭和シェル石油は、2003年から電力事業を開始し、2008年からは大規模工場やオフィスビルに電力供給をしています。家庭向けとしては「昭和シェルの選べる電気」を展開し、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力管内へ電力を供給しています。
家庭向けには、以下の2つのプランを提供しています。
- ガソリン代が安くなる特典が付いた「ガソリンが10円/L安くなる電気(ドライバーズプラン)」
- 夜の電気代が安くなる「昼はもちろん夜に差がでる電気(ホームプラン)」
JB7さん宅の対象エリアとなった東京電力エリアでの料金表はそれぞれ以下のとおりです。
区分 | 単位 | 料金(税込) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1kVA(10A)ごと | 280円80銭 | |
電力量料金 | 最初の100kWhまで | 1契約 | 1952円00銭 |
101kWh〜200kWh | 4422円40銭 | ||
201kWh〜300kWh | 1kWh | 26円00銭 | |
301kWh〜 | 30円02銭 |
「ガソリンが10円/L安くなる電気(ドライバーズプラン)」は、電気使用量200kWhまでが2段階の固定料金、200kWhを超えた分は従量制料金となるプランです。料金の計算方法は異なりますが、毎月200kWh以上を使う世帯では東京電力「従量電灯B」と同じ電気代になります。逆に電気使用量が200kWhに満たない場合は東京電力よりも割高になる点は注意が必要です。600kWhを超えた分は、1kWhにつき1円が割引になりおトクになります。
このプランの最大のメリットは料金設定ではなく、ガソリンが安くなることです。昭和シェルのサービスステーションで給油をすると、レギュラー・ハイオクなら1Lあたり10円が、軽油なら1Lあたり5円が割引になります。割引はひと月あたり100Lが上限(※)となっていますので、自動車をよく利用する世帯なら、毎月最大1,000円が割引になります。
※東京電力エリアの場合。その他エリアの上限は50Lとなります。
区分 | 単位 | 料金(税込) | ||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 1kVA(10A)ごと | 280円80銭 | ||
電力量料金 | 昼間 7時〜20時 | 最初の100kWhまで | 1kWh | 19円91銭 |
101kWh〜150kWh | 23円22銭 | |||
151kWh〜 | 27円32銭 | |||
夜間 20時〜翌7時 | 23円35銭 |
「昼はもちろん夜に差がでる電気(ホームプラン)」は、自動車の利用の少ない世帯でもおトクにでんきを利用できるプランで、とくに夜間の電気使用が多い世帯で電気代を節約しやすくなっています。デイタイム(朝7時~夜8時)は電気使用量に応じた従量料金単価、ナイトタイム(夜8時~翌朝7時)は使用量にかかわらずおトクな一律の料金単価に設定されています。
なお、「昼はもちろん夜に差がでる電気(ホームプラン)」でも、昭和シェルのサービスステーションで給油をすると、レギュラー・ハイオク・軽油、いずれの場合でも1Lあたり1円が割引になる特典が受けられます。なお、1カ月に割引を受けられる上限は、東京電力・関西電力・四国電力エリアでは100L、その他エリアは50Lとなります。
ガソリン代が節約できて、自動車をよく利用する我が家にぴったり!
東京電力から昭和シェルの選べる電気に切り替えたのは、電気代の安さではなく、特典の「ガソリン代の割引」に目をつけたのが今回のポイントのようです。では、実際に切り替えてみて、どんな変化があったのでしょうか?
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実際に切り替えてみて、感想はいかがですか?
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かなり満足しています。正直に言うと、電気代自体の金額については安くなった実感はない(※)のですが、我が家の場合は、ガソリン代が安くなったことが当初の想定通り大きなメリットになりました。自動車をよく利用し、ひと月に割引上限の100L以上は給油するので、実質的には毎月1,000円が還元されて、かなりおトクになっています。
※「燃料費調整単価」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が上昇したことで、支払い自体は若干増加したとのこと
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毎月のことと考えると、年間で実質1万2,000円おトクになるわけですね!これはかなり大きい金額ですよね!ちなみに、切り替えの際に困ったこと不安なことはありませんでしたか?
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不安なことはとくになかったですね。実際の手続きも簡単で、スムーズに切り替えられました。
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では、電力会社を切り替えて、なにか気がついたことはありましたか?
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電力会社を切り替える際に、電気の使用量を計測するメーターを「スマートメーター」へ取り替える必要があることを初めて知りました。
スマートメーターへの取り替えは無料で行われます!
スマートメーターは、各家庭の電力使用量データをリアルタイムで計測できるデジタル式の電力メーターです。スマートメーターを設置することででんきの使用量が「見える化」され、効果的な節電・省エネが可能になります。
スマートメーターは、国の政策により2020年代の早い時期にすべての世帯・事業所に導入するという目標が掲げられ、各地域の一般送配電事業者が順次取り替えを行っています。そして、JB7さん宅のような電力会社を切り替える世帯は、優先的に作業が行われます。
取替作業は原則無料で行われ、立会いは不要です。一般的な取替工事では停電は発生しませんが、まれに工事の都合上、10~15分程度停電する場合があります。その場合は事前に連絡がありますので、必要に応じて準備しておきましょう。
スマートメーターについては、以下の記事でくわしく解説しています!
電気代だけでなくガソリン代の節約にも注目して切り替え大成功
電力会社の切り替えを無事に済ませたJBさんに、今後の電力会社選びについて、そして現在切り替えを検討中の方へのアドバイスをお聞きしました。
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電力会社を切り替えてからしばらく経ちますが、さらなる切り替えの検討はされていますか?
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今のところは、電気代そのものよりもガソリン代が安くなることで大きな節約になっているので、あらためて別の電力会社に切り替える予定はありません。でも、今後もしガソリンの使用量が減ってきたら検討するかもしれませんね。
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では、最後に電力会社の切り替えを検討中の方へ、メッセージをお願いします。
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実は、電力会社を切り替えたあとに子どもが独立したので、世帯人数が減り電気の使用量が平均的に減りました。我が家の場合は先に切り替えが済んでいたのであらためて検討はしませんでしたが、こうした生活が変化するタイミングは電力会社を切り替えるよい機会になると思います。もし、一定の期間ごとに切り替えることに抵抗がないのであれば、生活スタイルが変わるごとに電力会社をチェックして切り替えを検討してみるとよいのではないでしょうか。
生活スタイルが変わるタイミングは電気の使い方が変わるタイミングでもあります。JB7さんの言うように、とくに世帯人数の増減や引越しのタイミングは、電力会社切り替えのよい機会になります。自分の生活にあった電力会社を選べば、電気代を大幅に節約できる可能性がありますので、これから生活の変化がある方、最近変化があった方は、ぜひ電力会社の切り替えを検討してみましょう。
電力会社選びはトータルのおトク度にも注目しよう!
東京電力から昭和シェルの選べる電気へ電力会社を切り替えた、JB7さんの体験談でした。
電力会社を選ぶ際は、まず電気代の安さに注目する方が多いと思いますが、生活スタイルによっては電気代以外のところでおトクにすることもできます。JB7さんは、自分の生活スタイルを踏まえ、「ガソリン代の節約も含めトータルでおトクになるのはどの電力会社か」という視点で選んだことが切り替え成功のポイントになりました。
今回JB7さんが選んだのは、ガソリン代が節約できる昭和シェルの選べる電気のプランでしたが、他にも電気代以外でおトクになるサービス・特典を用意している電力会社はたくさんあります。電力会社切り替えの際は、自分の生活を今一度振り返って、電気代以外も含めてトータルでおトクになる電力会社はどこか、という視点で検討してみてはいかがでしょうか!?