本記事では、新日本エネルギーのプランのメリット・デメリットや、契約前に知っておきたい情報についてご紹介。「SNSなどで口コミや評判を見たけど、新日本エネルギーはやばい？」などの疑問も解決します。

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更新日

2024年10月29日

高い？安い？新日本エネルギーと東京電力EPを比較

「SNSで『新日本エネルギーは高い』などの口コミや評判を見たけど、本当に高いの？」といった方のために、ここでは新日本エネルギー「スタンダードプラン」と東京電力エナジーパートナー（以下、東京電力EP）「スタンダードS」を比較。

東京電力エリアにお住まいで契約アンペア数を30Aと仮定し、実際にシミュレーションしてみました。

1カ月の使用電力量	新日本エネルギー「スタンダードプラン」東京電力エリア料金（消費税率10％）	東京電力EP「スタンダードS」料金（消費税率10％）	差額
100kWh	5089円	3397円	1692円
200kWh	9792円	6387円	3405円
300kWh	14619円	9509円	5110円
400kWh	19769円	13040円	6729円
500kWh	24919円	16571円	8348円

新日本エネルギー「スタンダードプラン」は「基本料金＋電力量料金＋電源調達調整費＋市場調整費＋再生可能エネルギー発電促進賦課金＋容量拠出金相当額」で計算。東京電力EP「スタンダードS」は「基本料金＋電力量料金±燃料費調整額＋再生可能エネルギー発電促進賦課金」で計算。新日本エネルギーの電源調達調整費・市場調整費と東京電力EPの燃料費調整額は、酷暑乗り切り緊急支援の補助金（1kWhあたり-2.5円）を含む2024年11月分のものを使用。新日本エネルギーの容量拠出金相当額は、2024年分を使用。

上記使用電力量の場合、東京電力EP「スタンダードS」と比較して新日本エネルギー「スタンダードプラン」の方が高いです。

契約中の電力会社や使用状況によっても、適した電力会社は変わってきます。エネチェンジでは、郵便番号などの情報を入力するだけで、節約につながる電力会社を見つけられます。そのまま申し込みもできるので、ぜひ活用ください。

新日本エネルギーとは

新日本エネルギーの基本情報

新日本エネルギーを運営する株式会社NEXT ONEは、情報通信事業やモバイル事業などを手掛ける企業です。2019年5月から「新日本エネルギー」のブランドで小売電気事業に参入しました。

供給エリア	北海道電力エリア・東北電力エリア・東京電力エリア・中部電力エリア・北陸電力エリア・関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・九州電力エリア
電気ガスセット割	なし
ポイント還元	なし
オール電化住宅向けプラン	なし
解約金	あり
クレジットカード	利用可能
運営する電力会社	株式会社NEXT ONE

新日本エネルギーの電気料金プランの種類

新日本エネルギーの一般家庭向けの電気料金プランには、以下の種類があります。

「スタンダードプラン」

一般家庭向けのプラン。電力量料金は3段階に設定されています。

「新ネクストバリュープラン電灯」

一般家庭向けのプラン。電力量料金単価が電気使用量にかかわらず一律に設定。

「ネクストバリュープラン」「新ネクストプラン」「ネクストプラン」「スマートネクストプラン」は新規申し込み受付を停止しています。

新日本エネルギーの電気料金の算定方法

ここでは、新日本エネルギーの電気料金算定方法について解説します。

「スタンダードプラン」の算定方法

新日本エネルギー「スタンダードプラン」の料金算定方法は、次のとおりです。

• 基本料金（または最低料金）＋電力量料金＋電源調達調整費＋再生可能エルギー発電促進賦課金

上記に加え、市場調整費算定対象の期間で、日本卸電力取引所（JEPX）のより算出した新日本エネルギーのエリア価格が、一定の基準値をこえると「市場調整費」が加算されます。また、電源調達調整費の内訳は次のとおりです。

• 電源調達調整費＝電源調達調整単価（燃料費調整単価＋調達調整費単価）×使用電力量

電源調達調整単価は毎月変動し、新日本エネルギーのホームページで発表されます。

「市場調整費」の変動が気になる場合は、市場価格の影響を受けないプランを選ぶのも一案。国内最大級の電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号を入力するだけで今よりも安い電力会社を見つけられます。市場価格による電気代調整がないプランに絞り込む機能もありますよ。

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「新ネクストバリュープラン」の算定方法

新日本エネルギー「新ネクストバリュープラン」の料金算定方法は、次のとおりです。

• 基本料金（または最低料金）＋電力量料金＋電力調達費＋市場調整費＋再生可能エルギー発電促進賦課金

電力調達費の内訳は、次のとおりです。

• 電力調達費＝電力調達単価（調達単価＋固定価格）×使用電力量

このうち電力調達単価については、新日本エネルギーのホームページにて、毎月発表されます。また、市場調整費の内訳は次のとおりです。

• 市場調整費＝（前月当社エリア価格－請求基準値）（円）×1.10 ×当月使用電力量（kWh）×（1＋消費税率）

新日本エネルギー）の評判・口コミ

ここでは、新日本エネルギーの評判について、口コミをご紹介します。

【新日本エネルギー「新ネクストバリュープラン 電灯A」契約者】KMさんの口コミ

新日本エネルギー「新ネクストバリュープラン 電灯A」を契約しているKMさんに、切り替えを決めた理由や過去1年間の電気代などについて伺いました。

1. 

   東京から関西への引越しのタイミングで東京電力から新日本エネルギー「新ネクストバリュープラン 電灯A」に切り替えました。新日本エネルギーは、料金体系が分かりやすいところが気に入っていますが、更新月（36ヶ月とその翌月）を除いて、解約する際に解約金がかかる部分は不満に感じています。

• 居住地：大阪府
• 居住形態：一人暮らし
• 住居の種類・間取り：アパート（1K）
• 契約中のプラン：新日本エネルギー「新ネクストバリュープラン電灯A」
• 日中の在宅状況：お昼は誰もいない
• 夜間の在宅状況：22時以降まで夜更かし
• よく使う家電：洗濯乾燥機・パソコン

項目	満足度
総合満足度	★★★★☆
電気料金の安さ	★★★★☆
特典・付帯サービス	★★★☆☆
マイページの使いやすさ	★★★★☆
サポートサービス	★★★☆☆

新日本エネルギーのメリット・デメリット

ここでは、新日本エネルギーのメリット・デメリットについてご紹介します。

新日本エネルギーのメリット

一般家庭向けの「スタンダードプラン」だけでなく、使用量が多い人向けの「新ネクストバリュープラン」が用意されているのがメリットです。

区分		単位	新日本エネルギー「スタンダードプラン電灯B」東京電力エリア料金（消費税率10%）	新日本エネルギー「新ネクストバリュープラン電灯B」東京電力エリア料金（消費税率10%）
基本料金	30A	1契約	885円72銭	772円20銭
	40A		1180円96銭	1029円60銭
	50A		1476円20銭	1287円00銭
	60A		1771円44銭	1544円40銭
電力量料金	～120kWh	1kWh	30円00銭	26円48銭
	121kWh～300kWh		36円23銭
	301kWh～		39円46銭

東京電力エリアの「スタンダードプラン」と「新ネクストバリュープラン」を比較すると、基本料金は「新ネクストバリュープラン」のほうが割安です。

また、電力量料金単価は「スタンダードプラン」は3段階に設定、「新ネクストバリュープラン」は電気使用量にかかわらず一律に設定されており、すべての区分で「新ネクストバリュープラン」のほうが割安に設定されています。

ただし、電気代の内訳は基本料金と電力量料金だけではありません。電力会社によって調整費用の種類や単価が異なるので、より正確な電気代を知りたいなら、一度シミュレーションしてみることをおすすめします。

新日本エネルギーのデメリット

新日本エネルギーのデメリットには、次のようなものがあります。

市場価格が高騰すると電気料金が高くなる

算定方法に市場価格と連動する項目のほか、市場価格が一定の基準値を超えると加算される項目が含まれています。市場価格が高騰すると電気代も高くなる可能性があります。

特典付きのプランがない

新日本エネルギーでは、ポイント還元などの特典付きプランを提供していません。

選べるプランが少ない

時間帯によって電気料金が安くなるプランや、ガスなどその他サービスとのセットプランがありません。

オール電化向けプランがない

オール電化向けプランは、いずれも新規申し込みの受付を停止しています。

解約金の設定がある

新日本エネルギーの契約期間は原則3年と設定されています。また契約更新月以外での解約には、解約手数料が発生します。

電気代を節約したいなら他社も比較しましょう！

新日本エネルギーへの切り替えを検討している方は、他社も合わせて比較することをおすすめします。あなたのライフスタイルにぴったりの電気料金プランを選べば、節約につながりますよ。

電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。お得な特典やキャンペーンの有無なども確認できるので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

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新日本エネルギーは高い？エリア別料金表

ここでは新日本エネルギーの電気料金プランについて、エリア別に料金表をご紹介します。

新日本エネルギーの契約方法

ここでは、新日本エネルギーの契約を検討している方向けに、事前に確認しておきたい事柄をご紹介します。

新日本エネルギーの契約料金・解約金について

契約期間は？

供給開始日から起算して原則3年（以降、原則3年ごとに自動更新）となっています。

解約手数料は？

「スタンダードプラン」または2023年1月15日までに新ネクストバリュープランを申し込んでいた場合、更新月を除く契約期間内に解約すると、解約手数料として9,900円（税込）がかかります。また、2023年1月16日以降に「新ネクストバリュープラン」を申し込んでいて、12カ月以内に解約する場合は解約手数料として22,000円（税込）、13カ月以降に更新月以外で解約する場合は9,900円（税込）がかかります。

新日本エネルギーの支払い方法

契約手数料は？

かかりません。

支払い方法は？

口座振替・クレジットカード・コンビニ払いが利用できます。コンビニ払いを選択した場合、払込用紙発行手数料として330円（税込）/通がかかります。

請求書は？

Web上のマイページで確認できます。紙の請求書を希望する場合、請求書発行手数料として220円（税込）/通がかかります。

新日本エネルギーの申し込み方法

1）申し込み手続きをする

新日本エネルギーのホームページから申し込みが可能です。

2）スマートメーターの設置

現在利用されている電力メーターがスマートメーターではない場合には、スマートメーターの設置が必要です（新日本エネルギーへの切り替えに限らず、電力会社を切り替える際には、スマートメーターの設置が必要です）。スマートメーターの設置は原則無料となっており、所要時間は5分から40分程度。また設置への立会いは原則不要です。

3）新日本エネルギーの電気、利用開始

申し込み手続きの完了後、最初の検針日から、新日本エネルギーの電気が利用可能になります。

新日本エネルギーと契約前にシミュレーションするのがおすすめ

新日本エネルギーは、2種類のプランを提供しているので、契約前にどちらがぴったりのプランか、シミュレーションしておくことをおすすめします。

また、電気代を節約したい方は、他社のプランも候補に入れるとよいでしょう。電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけであなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。ぜひ一度試してみてくださいね。

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