電気代を安くする秘訣は「アンペア」!基本料金を節約しよう
この記事の目次
契約アンペア数を下げることで電気代を節約することが可能なのをご存知ですか?
アンペア数とはそもそも何か、どうやって下げるのか、下げると何が変わるのかをご紹介します。
アンペアって何?
アンペア数を下げることで電気代の基本料金が節約できます。「アンペア」、聞いたことはあるけれど何のことかよくわからないという方へ、まずはアンペアについてご説明します。
アンペアとは電力の単位です。各家庭には画像のようなアンペアブレーカーが設置されていて、電力会社との間で「アンペア制」という電力需給契約がなされています。使う電力数(アンペア)に応じた基本料金が決められています。
自分の家の契約アンペアがわからない時は、分電盤(画像の緑色部分)の色を見てみましょう。アンペア数値は分電盤の色で区別されています。
アンペアブレーカーの色と契約アンペア数
アンペアブレーカーの色と契約アンペア数は以下のように設定されています。
- 赤色
- 10アンペア
- 桃色
- 15アンペア
- 黄色
- 20アンペア
- 緑色
- 30アンペア
- 灰色
- 40アンペア
- 茶色
- 50アンペア
- 紫色
- 60アンペア
東京電力EPの契約アンペア数ごとの基本料金
アンペア数ごとに基本料金が決まっています。基本料金は各電力会社により異なります。例えば東京電力エナジーパートナーの場合は、以下のように設定されています。
区分 | アンペアブレーカーの色 | 東京電力「従量電灯B」基本料金(消費税率10%) | |
---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 赤 | 295円24銭 |
15A | 桃 | 442円86銭 | |
20A | 黄 | 590円48銭 | |
30A | 緑 | 885円72銭 | |
40A | 灰 | 1180円96銭 | |
50A | 茶色 | 1476円20銭 | |
60A | 紫 | 1771円44銭 |
2023年6月時点での料金です
基本料金0円のお得なプランもある!
前述のとおり、アンペア数が上がれば上がるほど基本料金も高くなりますが、基本料金0円のお得なプランを打ち出している電力会社も存在します。こういったお得なプランに切り替えると、効率よく電気代を節約できるんですよ。
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最安の電気料金プランを診断(無料)アンペア数を下げて、電気料金の基本料金を安くするには?
次に、アンペア数を下げて電気料金の基本料金を安く節約していくためのポイントをご紹介します。
アンペア数というのは、ご家庭で一度に使うことができる電力の最大量です。電力会社と契約しているアンペア数が大きければ、多くの電力を同時に使ってもブレーカーが落ちないようになり、その分基本料金は高くなる、と考えてください。
それでは契約のアンペア数を下げて、基本料金を安くするためにはどうすればいいのでしょうか?それは、『大きな電力を一度に使わない工夫をする』ということです。
アンペア数を下げるためには、一度に大きな電力を使わないようにすれば良いのです。では一体、どんな家電が大きな電力を使うのでしょうか?下記の表を参照してみましょう
上記の表を見ると、毎日使用する家電の中でもそれひとつで10アンペアを超える電力量の家電があります。例えば朝の、朝食づくり、洗濯、掃除という主婦の日課をみても、朝だけで大きな電力を使っていることがわかります。そこで、「一度に大きな電力を使わないようにする」ために、この時間を上手に分散させてみましょう。
時間を分散してアンペアを下げよう!
- 炊飯の時間をずらしてみよう!
- 炊飯と調理を同時に行うとそれだけでも使用する電力量は大きくなってしまいます。そのため、炊飯器のタイマーを使い、炊飯の時間をずらしてみましょう。
- ドライヤーと他の家電使用時間はかぶらないように気を付けよう!
- 実は結構電力を使うのがドライヤーです。ドライヤーを使う時は他の家電と使用時間がかぶらないよう工夫してみましょう。
- 家事の時間帯を分散しよう!
- 出来る範囲で、洗濯・掃除・炊飯・料理、などの時間を一日の中で分散させてみましょう
上記のように、大きな電力を一度に使わないよう工夫をすれば、アンペア数を下げることが可能です。
例えば50アンペアの契約をして、電子レンジと炊飯器と洗濯乾燥機を同時に使っているお宅の場合、洗濯乾燥機を料理とは別の時間帯に使うようにすることで、電力の最大使用量を13アンペアぶん下げることができれば、契約を40アンペアに変更できる可能性があります。
このみなおしで、東京電力管内であればひと月あたり295円24銭、年間で3,542円88銭の節約になるのです。
アンペア制を導入している電力会社一覧
現在、アンペア制の料金制度を導入している電力会社は以下の電力会社となっています。
- 北海道電力
- 東北電力
- 東京電力
- 中部電力
- 北陸電力
- 九州電力
上記の電力会社の管轄地域であれば、アンペア数を下げることで電気代がおトクに節約できます。関西電力、中国電力、 四国電力、 沖縄電力の4つの電力会社はアンペア制が導入されておらず、違う料金体系となっています。
アンペア数変更と同時に引越し手続きはできる?
電力会社によっては、引越し手続きと同時にアンペア数を変更できない会社も少なくありません。もし新居で契約予定の電力会社がアンペア数変更ができないようなら、一度旧一般電気事業者と契約し、アンペア数を変更する必要があります。
アンペア数調整の目的が節約なら、電力会社の切り替えもおすすめ。エネチェンジでは、引越し先で申し込み可能でおトクな電気料金プランも探せます。手続きも無料でできるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
アンペアを下げて電気代を節約してみましょう
例えば東京電力管轄内の家庭が、50アンペアから40アンペアに電力量を下げると基本料金は月に295円24銭安くなり、年間で3,542円88銭もおトクになります。アンペアを変更する際は、各電力会社に問い合わせると無料で交換をしてもらえます。アンペアは年間契約のため、使用量が多い夏または冬などの季節を考慮して契約しましょう。
これから先、電気料金の値上げが行われることを考えると、今後さらにアンペアを下げることで節約できる料金は大きくなるでしょう。この機会に、アンペアを下げて電気代をおトクに節約しちゃいましょう!
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