【実例あり】オール電化のリフォーム費用の目安と導入方法を解説
この記事の目次
オール電化にすると、夜間時間帯の安いオール電化向け電気料金プランを契約することで、「お湯」と「暖房」にかかるコストを安く抑えることができたり、これまでガス・電気にかかっていた基本料金を一本化できたりと、光熱費をこれまでよりも安くできそうな気がしますよ。でも実際はどうなのか、本当に安くできるのかわからないと、オール電化へのリフォームに踏み切ることはできませんよね。
そんな方のために、オール電化にした後の光熱費の目安がわかる「省エネ診断」を、削減事例なども含めてご紹介します。
年間平均34,352円節約できます!
エネチェンジ電力比較診断の3人世帯を選択したシミュレーション結果で、電気代節約額1位に表示されたプランの年間節約額の平均値です。節約額はギフト券などの特典金額も含まれています(シミュレーション期間/2024年7月1日~2024年9月30日)
- 更新日
- 2022年1月28日
オール電化にリフォームするときの費用の目安
ここではオール電化にリフォームする際にかかる費用の目安を、導入する設備ごとにご紹介します。
IHクッキングヒーターへの変更費用
IHクッキングヒーターとは、磁力線のはたらきによって鍋底そのものを発熱させる電磁調理器のこと。高火力で調理できるだけでなく、火を使わないので鍋底が汚れにくいなどのメリットがあります。
IHクッキングヒーターを導入する場合、モデルの新旧や機能の有無によって本体価格は4~40万円台と幅があります。また工事費用も設備の状況や工事内容などによって変動し、おおよそ1~10万円程度かかります。作業時間はガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換、動作チェックまで含めて1~2時間が目安です。
エコキュート・電気温水器の設置費用
エコキュートとは、エアコンにも搭載されている加熱・冷却の仕組み・ヒートポンプ技術を利用し、大気の熱によってお湯を沸かす給湯器のこと。また電気温水器は、貯水タンクの中にヒーターが内蔵されており、電気の力でお湯を沸かす給湯器を指します。
設備の新旧や機能の有無、またタンクの容量などによって幅がありますが、エコキュートの本体価格は20万~100万円程度、また電気温水器の本体価格は10万~50万円程度かかります。工事費用も設置場所や配線の状況、工事業者によってさまざまですが、10~30万円程度に見ておくとよいでしょう。工事期間は設備を交換する場合は半日~1日程度ですが、新規で設置する場合は2日~3日が目安となります。
床暖房
床暖房は、床の下に電熱線、もしくは温水パイプを設置。床からの伝導熱と、床から部屋全体へと広がる輻射熱によって暖房します。電熱線を利用した電気式床暖房は、狭い範囲を短時間暖めるのに向いています。お湯を循環させて暖める温水式床暖房は、立ち上がりが早く、部屋全体を長時間暖房するのに最適です。
費用は電気式は1畳あたり6万~10万円、温水式は1畳あたり8万~12万円が相場。また温水式の場合は床暖房とは別に、エコキュートなど専用の熱源機を設置する場合には、別途30万~80万円ほどかかります。工事期間は、パネル式の床暖房を設置する直張りの場合は、1日~2日で完了します。床材を剥がし、床下に床暖房を設置する全面張替えならば、2日~4日が目安になります。
持ち家をリフォームしてオール電化にする場合の光熱費の変化
- お湯や暖房を安く使える(夜間の電気代が安いオール電化向け電気料金プランが使える)
- ガス・電気、それぞれにかかっていた基本使用料を一本化できる
- 住宅内に熱源を持たず安全
- 震災時にエコキュートのタンク内の水を利用できる
リフォーム会社の人などから、上記のメリットを説明されてオール電化へのリフォームを勧められた、という人もいるでしょう。
でも、オール電化にするにはリフォーム費用もかかります。そのうえ、もしリフォーム後にの光熱費が、今よりも高くなったら元も子もないことに! オール電化にする前に、リフォーム後の光熱費がどのくらいになるのかのシミュレーションできれば、リフォームを検討しやすくなります。
持ち家をリフォームしてオール電化にした後の光熱費目安が、「省エネ診断」でわかります!
省エネ診断は、光熱費と利用年数などを入力するだけで、現在お使いのガス給湯器やガスコンロなどをエコキュートやIHクッキングヒーターなどにリフォームして、オール電化にした場合にどれくらい光熱費が下がるのか、診断結果が届きます。ご利用はもちろん無料。
オール電化にしたい時、リフォーム費用の目安は業者の見積もりなどで計算できても、自分の家の光熱費がどう変化するかを知ることができる方法は、なかなかないものです。「省エネ診断」は、そんな時にとても役立ちます。ぜひ、ご利用ください。
築15年で年間11.4万円の節約事例も
「省エネ診断」をされた方の中には、築15年のガス・電気併用住宅をオール電化にリフォームしたら、年間11.4万円節約ができたという事例もあります。
節約額はそれぞれの家庭によって異なるので、まずはご自身の家をリフォームした場合、どのくらい節約ができるのかを「省エネ診断」で確認してみましょう。
オール電化へリフォーム後の光熱費目安が知りたいときは、省エネ診断がおすすめ◎
オール電化に興味がある方、ちょうど今オール電化を検討しているという方は、今の家をオール電化へリフォームすることによってどれくらい光熱費が下がるのか、まずは省エネ診断してみましょう!