アパートの光熱費の平均は?無駄をチェックしてみよう!
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アパートの光熱費の平均は地域、立地条件、同居人数、暮らし方などでびっくりするほど差が出ます。特徴としてはアパート暮らしをしているのは一人暮らしの人が多いことでしょう。
ここではアパートで生活している一人暮らし、いわゆる単身世帯の光熱費の平均をチェックして、無駄がありそうなポイントを探してみましょう。
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光熱費の平均は?
1世帯当たりの品目別支出金額(単身世帯)
項目 | 2012年 | 2013年 | 2014年 |
---|---|---|---|
光熱・水道 | 136,864円 | 142,368円 | 142,231円 |
電気代 | 61,696円 | 65,779円 | 66,784円 |
ガス代 | 39,303円 | 39,754円 | 39,680円 |
都市ガス | 23,041円 | 23,708円 | 22,163円 |
プロパンガス | 16,262円 | 16,046円 | 17,517円 |
他の光熱 | 11,821円 | 11,647円 | 11,416円 |
灯油 | 11,604円 | 11,349円 | 11,164円 |
他の光熱その他 | 217円 | 298円 | 251円 |
上下水道料 | 24,044円 | 25,188円 | 24,351円 |
出典:総務省統計局の「1世帯当たりの品目別支出金額(単身世帯)」
このグラフから、直近3年の光熱費を算出しますと以下の通りになります。
- 2012年:9,401円
- 2013年:9,765円
- 2014年:9,823円
1ヶ月あたりの単身世帯の光熱費の平均は直近3年で9,000円台後半から10,000円未満という結果です。この光熱費は特にアパート暮らしの人だけの結果ではありませんし、あくまでも平均です。
しかし、1年間毎月これ数値よりも自分の光熱費がかなり多い場合は自分の光熱費は他の人よりは多いと思ってもよいでしょう。
光熱費の平均はアパートの大きさによって変化する
広々としたお家はのびのびできて気持ちがいいですね。しかし、お部屋が大きくなったり部屋数が増えると、光熱費は増えないということはまずありません。
小さな部屋から大きな部屋に引っ越したばかりの時、光熱費がかなり上がってしまってびっくりしてしまった人がいるのではないでしょうか。特に「熱」に係る費用が上がりやすいのではないでしょうか。時々以下のことをチェックする習慣をつけたらよいでしょう。
- 無駄に電気がついているお部屋はないですか?
- 気がついたら全ての部屋の電気がついているなどということがありがちです。
- 無駄な持ち物を持ちすぎていませんか?
- より大きなアパートに引っ越す要因になります。
光熱費は同居人の数によっても変化する
用途分類 | 平均 | 持家 | 民営借家 | 公営借家 | 給与住宅 |
---|---|---|---|---|---|
光熱・水道 | 23,240円 | 2,3970円 | 19,735円 | 17,236円 | 20,667円 |
電気代 | 10,674円 | 11,285円 | 7,612円 | 6,507円 | 8,293円 |
ガス代 | 5,579円 | 5,375円 | 6,802円 | 5,783円 | 6,505円 |
他の光熱 | 1,833円 | 2,004円 | 991円 | 842円 | 962円 |
上下水道料 | 5,154円 | 5,305円 | 4,330円 | 4,104円 | 4,907円 |
出典:総務省統計局の「住居の所有関係別1世帯当たり1か月間の収入と支出」
この表では民間借家を参照してみましょう。民間借家の「光熱・水道」から「上下水道料」を差し引いた数値は15,405円となります。ちなみに、アパートは借家ではなく借間ですので、この数値よりも低くなるかもしれません。
この結果では単身世帯の光熱費の倍にはならなそうですね。実際に同じアパートに住んでいる同居人の数が同じの隣人の光熱費と、自分の所の光熱費は全く似ても似つかないくらい違うということもあります。
では同居人の数によって、どのように光熱費は変化しやすいのでしょうか?
同居人が多くても光熱費があまり変化しないパターン
例えば……
- 全員がフルタイムで働いていたり、学校などに行っていて留守の時間が長い
- 全員の生活パターンが似ており、しかもおおかた同じ部屋で過ごしている
このような場合、同居人の人数が多い割には光熱費は高くないでしょう。
同居人が増えて、想像以上に光熱費が増えるパターン
例えば……
- それぞれがパソコンやテレビを持っている
- それぞれが別の部屋で過ごす
- それぞれの生活パターンが全く違う
- それぞれが節電などに全く無頓着
このような場合、アパートの光熱費の平均が1人暮らしの2倍ではなく3倍以上になる可能性もあるようです。
アパートの光熱費の平均は窓の作り、向きによって大きく変化する
南方面と西方面に窓がある
地域にもよりますが、南方面と西方面に窓があるお部屋は夏は歩くなり過ぎてエアコンが必要になる半面、冬はとても暖かいです。この暖かさで、暖房料金がかなり変わってきます。寒冷地では南と西に窓があるアパートは平均的に暖かく、過ごしやすいです。
大きな窓やベランダがある
アパートに大きい窓やベランダなどがある場合、日差しが入って明るくてよいのですが、夏はすごく暑くなり、冬はすごく寒くなる原因にもなります。寒冷地では結露が凍って、窓に氷が張ってしまうこともあります。それほど、外の温度を伝えてしまいます。
快適に過ごすためには目的に合ったカーテンなどを上手に使いましょう。
かなり古くメンテナンスがあまりされていないアパートの光熱費
木造のアパートは古くなると、戸など歪んできていることが多いです。閉めている状態でも戸の上下から隙間風が吹き込むことも多いです。また、どこかから隙間風が吹き込んできて、エアコンの効率が悪くなることもあるでしょう。
このような古いアパートの場合は便利な節約グッズを上手に使って快適に生活できるように工夫しましょう。
例えば……
- 断熱ボード
- 断熱シート
- 隙間テープ
このようなちょっとした工夫で光熱費もちょっと浮いたら、スイーツなど食べに行けるくらいは効果が出るかもしれませんよ!
窓の断熱も効果的ですよ!方法は以下の記事でご説明しています。
アパート生活で光熱費の平均のまとめ
アパートの平均の光熱費はそのケースによってかなり差が出てしまいます。同じアパートのお隣さんよりも自分のほうが3倍も多かったりすることもめずらしくありません。基本的にはアパートに人が滞在する時間が長ければ、多くなりやすいものです。けれど、賃貸にかかるお金が少ない分、光熱費はちょっとくらい贅沢してもOKという考え方もありますね。ちょっとの工夫で快適なアパート生活が遅れればいいですね!