電気スタンドにかかる電気代
電気スタンドと言っても机に置くテーブルスタンドや間接照明などのフロアスタンドなどがありますよね。そして、今売られている電気スタンドは蛍光灯の物とLED照明を使ったものから選ぶことができます。電気スタンドの電気代や寿命はどのくらいの違うのか?机に設置するタイプの電気スタンドを例に説明していきます。
蛍光灯とLEDの電気スタンド
蛍光灯とLEDの電気スタンドでは寿命と電気代にどのくらいの違いがあるのでしょうか。
蛍光灯の電気代と寿命
まずは蛍光灯を使用した電気スタンドです。蛍光灯は、6,000~13,000時間が寿命といわれています。
ここでは、ツインバード工業「TWINBIRD」の電気スタンド(LK-H451)で電気代を計算してみますね。消費電力18Wで、机に向かう時間が1日5時間と考えた場合……一般的な家庭の電気代は27円/1kWhなので、
- 18W÷1000×5時間×27円=2.43円
1カ月を30日で計算すると1カ月あたり72.9円、年間874.8円となります。
参照:ツインバード工業株式会社 / カテゴリ一覧
LEDの電気代と寿命
企業がうたっているLEDの寿命40,000時間は使用頻度などで変わります。どのくらい変わるのかは未だ分かっていませんが、蛍光灯の最大の寿命と比べても3倍以上ですね。では、ツインバード工業「TWINBIRD」の電気スタンド(LE-H422W)で電気代を計算してみます。消費電力5.5Wなので、机に向かう時間が1日5時間と考えた場合……
- 5.5W÷1000×5時間×27円=0.743円
1カ月を30日で計算すると1カ月あたり22.29円、年間267.48円となります。つまり、蛍光灯の電気スタンドを使用するよりもLEDの方が年間607.32円安いということになりますね。
LEDと蛍光灯って何が違うの?
LEDとは「light emitting diode」というダイオードの一種です。熱には弱いですが、発熱しませんし省エネで高輝度、そして長寿命というのがポイント。企業間競争によって今は大分価格が下がっていて、市場に出ている照明器具はLEDに切り替えられています。
一方、蛍光灯は放電によって発生した紫外線を蛍光管に当てることにより、可視光線にする元光です。発熱するため室温が上がってしまうので夏は使いにくいかもしれません。水銀を使用しているのですが、今日本では2020年以降に水銀の輸入輸出を規制する動きがあり、蛍光灯の製造や輸入も、2020年目処に終了するといわれています。
電気代の節約だけでなく、市場の動きを考えても、LEDに乗り換えるのが得策かもしれませんね。
参照:LEDとは | 提案資料 | 設計・提案支援 | 東芝ライテック(株)
参照:動画で分かるLED照明 空間温度変化実験 | 大塚商会
参照:パナソニック、2015年度中に蛍光灯器具の生産を終了 | スラド ハードウェア
電気スタンドの電気代まとめ
電気スタンドの電気代は、年間で考えても250〜900円程度。蛍光灯とLEDを比較してみると、LEDの方が蛍光灯よりも3倍近く電気代を安くできるということが分かります。パナソニックは住宅向け蛍光灯器具の生産を2015年度中に終了するなど、世の中がLEDに対応し始めているので、先の事を考えても今から購入するならLEDの方が良いと言えますね。