ガス会社の変更方法は?都市ガス・プロパンガスごとの切り替え方を解説!
この記事の目次
本記事では、都市ガス会社やプロパンガス会社の変更方法を解説します。
都市ガス会社を選ぶ際のポイントや、切り替えにあたって知っておきたい情報も紹介しているので、参考にしてくださいね。
- 更新日
- 2026年11月6日
ガス会社は変更できる?自分で確認する方法
ここでは、ガス会社を変更できるかどうかを自分で確認する方法を解説します。
都市ガスかプロパンガス(LPガス)の見分け方
一般的には、屋外にガスボンベが設置されていればプロパンガス(LPガス)、ガスボンベが見当たらず、ガスメーターのみが設置されている場合は都市ガスの可能性が高いです。
集合住宅の場合、住戸ごとのガスボンベがなくても、建物全体にガスを供給するための大型タンク(バルク貯槽)が設置されているケースもあります。
また、ガスメーターを視認できるなら、ガスメーターに「プロパンガス」「LPG」の記載があればプロパンガス。都市ガスの場合は「12A」「13A」「都市ガス用」の記載があるので、確認してみましょう。
そのほか、ガスの検針票・請求書からもガスの種類を判断できます。賃貸住宅に住んでいるなら、管理会社やオーナーに確認してみるのもひとつの方法です。
都市ガスなら持ち家・賃貸を問わず変更できる
2017年4月の都市ガス小売全面自由化によって、都市ガスを利用している家庭は持ち家・賃貸を問わず、供給エリア内のガス会社のなかから契約先を自由に選べるようになりました。
ただし、誰もがガス会社を自由に変更できるようになったわけではありません。
例えば、賃貸物件のなかには指定のガス会社としか契約できない物件もあり、この場合ガス会社は変更できません。賃貸に住んでいて、ガス会社の変更を検討している人は、契約書を確認してみましょう。
また、住んでいるエリアに新規参入したガス会社がない、住んでいるエリアに供給しているガス会社が現在契約中の1社しかない場合、ガス会社の変更はできません。
プロパンガスは持ち家なら変更できる
持ち家の戸建て住宅に住んでいる人や、建物の所有者であれば、プロパンガス(LPガス)の契約先を変更できます。
一方、賃貸の入居者側は原則、プロパンガスの切り替えはできません。特に集合住宅では、建物全体で1社と契約している状態が一般的です。
なお、建物の管理会社やオーナーに相談し、契約先を見直してもらえる場合もあります。ただしその場合は、ほかの入居者と協力して交渉するなど、大変な手間がかかる点に注意しましょう。
都市ガス会社の選び方
ここでは、都市ガス会社を選ぶ際に注意したいポイントをまとめました。
供給エリアとガス使用量を確認する
切り替え先のガス会社を選ぶ前に、まずは自身の住んでいる地域が、どの都市ガス供給エリアなのかを確認しましょう。
この都市ガス供給エリアによって、対応しているガス会社の総数が変わってくる点に注意。
例えば東京ガスや東邦ガス、大阪ガスなどの供給エリアは対応しているガス会社も多いため、選択肢が豊富です。一方、地域によってはガス会社自体の数が少ない、または選択肢がほとんどないといったケースも。
また、1カ月のガス使用量をチェックしておくことも大切です。特にガスは季節によって使用量が変わってくるため、複数月分を確認するのがおすすめ。
ガス使用量や請求金額は検針票のほか、ガス会社によってはWeb上のマイページから確認が可能です。
料金・セット割・特典で候補を絞る
都市ガスの料金プランは、一般的に基本料金と従量料金で構成され、1カ月のガス使用量に応じて適用される料金単価などが変わる仕組みです。
このため、自身のガス使用量を把握しておけば、ガス料金のおおよその目安をつかめます。ただし、都市ガスの従量料金単価は原料費調整制度によって毎月変動するため、試算はあくまで目安と考えましょう。
また、料金表だけでなく以下のポイントにも注意すると、より自身のライフスタイルに合うプランが見つけやすくなりますよ。
- 一人暮らし向けか家族世帯向けかといった、使用量別の向き不向き
- 電気など別サービスとのセット割
- ポイント還元などの特典
ただし、該当する都市ガス供給エリア内のガス会社の料金表や、セット割の有無、ポイント還元特典などを1社ずつチェックしていくのは時間がかかります。
エネチェンジガス料金比較なら、郵便番号と1カ月のガス料金を入力するだけで、複数のガス会社をまとめて比較可能。新規申し込みキャンペーンを実施しているガス会社もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
都市ガス会社を変更する前に知っておきたいこと
ここではガス会社を切り替えるにあたって、おさえておきたい知識について解説します。
ガスの品質や安全性は変わらない
導管を通じてガスを届ける業務や、ガス導管の維持管理、ガス漏れ時の緊急対応などは、切り替え前と同じ一般ガス導管事業者(地域の導管会社)が担当します。
そのため、ガス会社を切り替えても、ガスの品質や安全性が変わることはありません。
工事・立会い・解約手続きは不要
現住所のままガス会社だけを切り替える場合、現在のガス導管やガスメーターが引き続き使用されます。よって切り替えの際の工事も不要で、工事に立ち会う必要もありません。
また、これまでに契約していたガス会社の解約は、切り替え先のガス会社が手続きを代行します。
多くの会社で解約金は発生しない
一般的な都市ガス会社の多くは、切り替えに際しての解約金や、契約事務手数料を設定していません。
ただし、契約中のプランに最低契約期間や解約金が設定されている場合や、電気とのセット契約・特典の適用条件によって、解約時に費用や特典の返還が発生する場合もあります。
切り替えを検討している人は、契約中のガス会社のマイページや、毎月の請求書から契約内容を確認しておきましょう。わからない場合は、契約中のガス会社の契約者向け窓口などから問い合わせてみてくださいね。
切り替えは1〜2カ月ほどかかる
申し込みから新しいガス会社によるガスの供給開始までには、1〜2カ月程度かかることが一般的。これは、契約の切り替えが検針日を基準に行われているからです。
申し込み後は切り替え先のガス会社と、現在契約しているガス会社の間で切り替え手続きが行われ、検針日を境に契約が切り替わります。
また、申し込みから切り替えまでの期間中も、通常どおりガスを使用できます。なお、変更時期は検針日やガス会社によって異なるため、正確な日程は申し込み後に届く案内などで確認しましょう。
ガス会社の変更手順
ここでは、ガス会社を変更する際の具体的な手順を紹介します。
都市ガス会社の変更方法
現住所のまま都市ガス会社を切り替える際の手順は、次のとおりです。
- 1)切り替え先の都市ガス会社に申し込む
- 一般的には、Webまたは電話などから申し込めます。申し込みの際は、契約者の氏名やお客様番号、供給地点特定番号などが必要になります。これらの情報は、検針票やマイページから確認が可能です。事前にまとめておくと、申し込みがスムーズに進みますよ。なお、現在契約している都市ガス会社の解約手続きは、切り替え先の都市ガス会社が行うため、自身での手続きを行う必要はありません。
- 2)切り替え日の通知を確認する
- 切り替え先の都市ガス会社から、契約内容に関する通知が送られてきます。記載されている切り替え日について、忘れずに確認しておきましょう。一般的には、次回検針日またはその翌日から都市ガス会社が切り替わります。
プロパンガス会社の変更方法
現住所のままプロパンガス会社を切り替える際の手順は、次のとおりです。
- 1)切り替え先のプロパンガス会社に申し込む
- 切り替え先のプロパンガス会社に申し込みます。一般的なプロパンガス会社では、Webまたは電話などから申し込みが可能です。申し込みの際は、契約者の氏名や住所などの情報が必要です。
- 2)委任状に署名する
- 解約手続きの代行に関する委任状に署名します。これを切り替え先のプロパンガス会社が契約中のプロパンガス会社に送付し、契約中のプロパンガス会社の解約手続きが進められます。
- 3)切り替え作業に立ち会う
- 切り替え先のプロパンガス会社から、契約内容に関する通知が送られてきます。記載されている切り替え日について、忘れずに確認しておきましょう。なお、切り替え日にはガスボンベやメーターなどの交換作業(30分程度)が実施されるため、立ち会いが必要になります。
- 4)供給契約書に署名する
- ガス漏れがないかの安全点検の完了後、新しい供給契約書に署名すれば、プロパンガス会社の切り替えは完了です。
なお、現在のプロパンガス会社との契約で、解約金や、配管・給湯器などの設備費用の残額の支払いが定められている場合があります。切り替え前に契約書を確認し、不明な点は契約中のガス会社に問い合わせましょう。
変更先でおすすめの都市ガス会社
ここでは、供給エリアが広いガス会社のなかから、切り替え先におすすめの都市ガス会社をまとめました。
Gas One(ガスワン)

| 供給エリア | 東京ガスエリア(東京地区等)・東邦ガスエリア・大阪ガスエリア(西播磨サテライトエリアを除く)・ 西部ガスエリア・エナジー宇宙エリア |
| ポイント還元 | あり |
| 解約金 | なし |
| クレジットカード | 利用可能 |
| 運営するガス会社 | 株式会社サイサン |
ミツウロコガス

| 供給エリア | 東京ガスエリア(東京地区等)・東邦ガスエリア・大阪ガスエリア・西部ガスエリア |
| ポイント還元 | なし |
| 解約金 | なし |
| クレジットカード | 利用可能 |
| 運営するガス会社 | ミツウロコグリーンエネルギー株式会社 |
CDエナジー

| 供給エリア | 東京ガスエリア(東京地区等) |
| ポイント還元 | なし |
| 解約金 | なし |
| クレジットカード | 利用可能 |
| 運営するガス会社 | 株式会社CDエナジーダイレクト |
なお、ここで紹介したおすすめの都市ガス会社は、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひチェックしてくださいね。
おすすめのガス会社について、詳しくはこちら。
おすすめのガス会社はどこ?安いガス料金プランを探す方法も紹介
ガス会社の変更でよくある質問
ここでは、ガス会社の変更に関してよくある質問にお答えします。
プロパンガスから都市ガスへの変更は可能?
プロパンガスから都市ガスへの変更は、以下の条件を満たせば可能です。
- 自宅の前面道路に都市ガスのガス導管が埋設されているか、新たにガス導管を延長できること。
- ガス導管を自宅まで引き込むための隣地へのガス導管設置について、土地所有者に対し事前に通知していること。
- (賃貸住宅の場合)管理会社やオーナーの承諾を得ていること。
前面道路にガス本管がなく延長工事が必要な場合、その費用は一般ガス導管事業者が一定額まで負担し、上限を超えた分は利用者の負担となります。自宅敷地内の配管工事費用は、利用者の負担です。
一般ガス導管事業者の負担上限は、ガスメーターの能力などによって異なります。
一例として、東京ガスでは木造戸建て住宅への導管引き込み工事の費用について、20万円前後としています。
そのほか、利用中のガス機器を都市ガス用にするための部品交換などにも費用が発生。こちらはガスコンロやガス給湯器ごとに2~3万円前後の費用がかかります。
賃貸で大家や管理会社に断らず変更してもよい?
物件が都市ガスを利用しているなら、ガスの契約者は入居者本人です。そのため、原則として自身の判断でガス会社を切り替えられます。
ただし、賃貸契約によってはガス会社が指定されているケースもあり、その場合はガス会社の切り替えはできません。
ガス会社の切り替えが可能かどうかは、賃貸借契約書を確認してみましょう。不明な場合は、管理会社やオーナーに問い合わせてください。
引越しのタイミングでガス会社を変えるには?
引越しを機にガス会社を変更する場合、現住所での切り替えではなく、引越し先での新規申し込みとなります。
この際、新居での使用開始手続きと、旧居のガスの使用停止手続きの両方を行う必要がある点に注意しましょう。また、旧居での使用停止は原則として立会い不要ですが、新居での使用開始(ガスの開栓)には立会いが必要です。
ガスメーターが室内にある場合、閉栓時でも立ち会いが必要になります。
プロパンガスの場合も、旧居での使用停止と新居での使用開始の手続きが必要です。ただし、新居が賃貸住宅でプロパンガスを使っている場合、ガス会社は建物のオーナーが決めているため、入居者は選べないのが一般的です。
また、賃貸住宅への引越しの場合、プロパンガス会社によっては契約条件に保証金が含まれていることがあります。
保証金は、退去時に最終月のガス料金などが全額精算・確認された後、全額または未納分を差し引いた残額が返金されます。
引越しの前後はガス以外にもさまざまな手続きが重なるため、引越しが決まったら、早めにガス会社に申し込むことをおすすめします。
エネチェンジ「引越し時のガス開栓手続き」では、引越し予定日や引越し先のエリアの情報をもとに、引越し日に開栓が可能なガス会社の検索・料金比較が可能です。
申し込み可能な入居日もわかるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
自分に合ったガス会社に変更して光熱費を抑えましょう
ガス会社の変更方法は、使用しているガスの種類や住宅によって異なります。
ガス料金だけでなく、セット割やポイント還元などの特典の有無も踏まえながら、ぴったりのガス会社を選んでくださいね。