加湿器の種類による電気代の違いと賢い節約方法を解説
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室内の乾燥を防ぐのに便利な加湿器。室内が乾燥していると風邪やインフルエンザのウイルスが飛散しやすくなったり、喉が乾燥してウイルスが体内に侵入しやすくなるため、季節によっては一日中稼働させているというご家庭も多いことでしょう。
しかし、長時間使用するからこそ気になるのが加湿器の電気代です。あまり電力を使用しないイメージを持つ方が多いかもしれませんが、はたして加湿器の電気代は安いのでしょうか。
この記事では、加湿器の電気代について詳しく解説していきます。
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- 更新日
- 2021年9月8日
加湿器の種類
ここでは加湿器の種類についてご紹介します。加湿器には以下の4種類があり、それぞれ加湿方法が異なります。
- スチーム式
- 加湿機本体でお湯を沸かして加湿するもの。
- ハイブリッド式
- 水を吸わせたフィルターに温風を当てて気化させ、加湿するもの。
- 超音波式
- 超音波振動で細かく破砕した水を、ファンで吹き出し加湿するもの。
- 気化式
- 水を吸わせたフィルターに風(冷風)を当てて気化させ、加湿するもの。
加湿器のおすすめな選び方
加湿器を選ぶ際は、加湿器ごとに最適な部屋の広さも変わってきますので、加湿器に記載されている適用畳数をきちんと確認しましょう。
スチーム式・ハイブリッド式のものは加湿力が高いので、リビングなど広い部屋に向いています。また、超音波式・気化式のものは、スチーム式・ハイブリッド式のものより加湿力は落ちますが、そのぶん消費電力が低いので、かかる電気代が少なくなります。
使う部屋の広さや、加湿器にかかる電気代などを考慮して最適な加湿器を選びましょう。また、加湿のしすぎによるカビなどが気になる方は、自動運転機能付きのものがおすすめです。
加湿器の電気代を比較してみよう
ここでは実際に、市販されている加湿器の電気代を種類別に比較してみましょう。
加湿器の消費電力は6~8畳用のものを目安とし、電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
スチーム式加湿器の電気代
- EE-DC35(象印)
- 消費電力(加湿時/湯沸かし立ち上げ時):305W/985W
- 電気代は1時間あたり9.46円~30.54円
ハイブリッド式加湿器の電気代
- HD-3021(ダイニチ)
- 消費電力:98W
- 電気代は1時間あたり3.04円
超音波式加湿器の電気代
- UHM-280S-W(アイリスオーヤマ)
- 消費電力:22W
- 電気代は1時間あたり0.68円
気化式加湿器の電気代
- FE-KFS03(パナソニック)
- 消費電力(弱運転/強運転):4W/10W
- 電気代は1時間あたり0.12円~0.31円
加湿器の電気代は加湿方式によって違うことがわかりますが、先述したように加湿力や最適な部屋の広さも異なります。「我が家にはこの加湿器がピッタリだけど、電気代はちょっと高めかも…」という方は、電気料金プランを見直してみるのもひとつの方法です。
お使いの機器や生活スタイルに合った電気料金プランに切り替えれば、簡単に電気代を節約できますよ。ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
加湿器の電気代はどうやって節約する?
ここでは加湿器の電気代節約術をご紹介します。簡単にできるものばかりなので、ぜひ一度試してみてくださいね。
加湿能力に見合った部屋で使用する
使用する部屋の広さに合った加湿器を使うことは、加湿器の電気代を節約する第一歩です。
加湿する部屋の広さに対して加湿器の能力が不足していると効果が実感しづらく、十分な加湿を行うため余計に加湿器を動かすことになり、それだけ電気代がかかってしまいます。逆に加湿器をその能力に見合った部屋で使うようにすれば、効率的に加湿できますよ。
定期的にフィルターを掃除する
加湿器は長時間使用していると加湿フィルターが目詰まりを起こし、加湿能力が低下していきます。これを放置すると電気代がかさむほか、雑菌が増殖して衛生的にもデメリットが生じます。
1カ月に1回程度はフィルターを掃除するようにすれば、加湿能力が大きく低下することを防ぎ、空気中への雑菌の放出も少なくできますよ。
加湿器とカビについて
湿度が低いとウイルスが飛散しやすくなりますが、逆に加湿のしすぎは室内にカビや雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。加湿器で加湿をしすぎて雑菌やカビを繁殖させないためには、室内の湿度を常にちょうど良く保つことが大切です。
冬の湿度設定の目安は40%~60%とされているので、湿度計などを見ながら適切な範囲に調節することで、カビや雑菌の繁殖を防げますよ。室内温度と湿度をセンサーでとらえ、常に最適な湿度に保つよう自動で加湿量を調節する、自動運転機能付きの加湿器を利用するのもおすすめです。
また窓などに結露ができるとカビが発生しやすくなるので、結露の対策も一緒に行うと更に効果的です。もちろん、加湿器内部にカビが発生しないよう、定期的な加湿器のお手入れもお忘れなく。
窓の断熱で結露対策ができる方法について、以下の記事で詳しくご説明しています。
窓の断熱で冬の電気代を節約!結露対策にもなる断熱方法とは?
窓下ヒーターを使って結露対策をする方法について、以下の記事で詳しくご説明しています。
窓の寒さや結露を防ぐには?窓下ヒーターが結露防止と節電に効果的!
加湿器の電気代が気になる方は電気料金プランを見直そう
冬は暖房器具や加湿器など、電気を使う家電の使用頻度が増えるぶん、それだけ電気代もかさみます。加湿器に限らず新しく家電を購入する際は、購入金額だけでなくその家電にかかる電気代も考慮することで、その後のご家庭の電気代を抑えられますよ。
また電力自由化以降、最適な電力会社のプランを選んで電気代を節約する、ということもできるようになりました。まだ電力会社の見直しをしていない人は、この機会に自分にピッタリな電力会社のプランに切り替えて、冬の電気代を節約しましょう。
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