【2020年最新版】電気代の安い暖房器具を知って暖房費を節約しよう!

この記事の目次
冬によく使われる暖房は、パネルヒーター、ファンヒーター、オイルヒーター、電気ストーブ、エアコン、こたつ、ホットカーペット、電気毛布、電気ひざ掛けなど様々な暖房器具があります。暖房器具ごとにかかる電気代も変わってきますが、できるだけ冬の暖房の電気代を安く抑えていきたいものです。
暖房器具ごとの電気代を比較し、ご紹介しています。
- 更新日
- 2020年11月7日
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電気代の安い暖房器具の選び方
暖房器具の電気代を安く抑えるには、暖房器具ごとの特徴を知り、暖めたい場所・目的ごとに電気代が少ない暖房器具を上手に設置・使い分けていくことがポイントです。
ここでは、皆さんが適切な暖房器具を選び、電気代を節約していけるように、以下の順に暖房器具の選び方をご紹介していきます。
- 暖房器具ごとの特徴を知る
- 暖房器具ごとの電気代を知る
- 目的に合わせて適切な暖房器具を選ぶ
1)暖房器具ごとの特徴を知ろう
暖房器具ごとに暖めかたや設置場所の向き・不向きがそれぞれ違います。まずは暖房器具ごとの特徴を見ていきましょう。
エアコン・ファンヒーターの特徴
- 暖め方
- 空間全体を温風の循環で暖めます。
- 暖まるまでの時間
- 暖まるまでに時間がかかります。
- 向いている設置場所
- エアコンはリビングなどの広い空間全体を暖めたい場合に、
ファンヒーターは狭い部屋でも室内全体を暖めたい場合に向いています。
電気ストーブ(カーボンヒーター/ハロゲンヒーター)・パネルヒーターの特徴
- 暖め方
- 本体から発する熱エネルギー(赤外線・遠赤外線)で、主に前面の物体を輻射熱(空気などの気体を介さず直接電磁波で伝える熱)で暖めます。反面、空気そのものを暖める力は弱いです。
- 暖まるまでの時間
- すぐに暖まります。
- 向いている設置場所
- 暖めたいスポットがほぼ決まっている場合や、エアコンで部屋が暖まるまでの間など短時間のみ使用する場合に向いています。
オイルヒーターの特徴
- 暖め方
- 本体の放熱によって起きる、空気の自然対流で暖めます。強い温風を吹き出さないので乾燥を避ける事ができますが、本体内のオイルが過熱され、全体が暖まるには時間がかかります。
- 暖まるまでの時間
- 暖まるまでに時間がかかります。
- 向いている設置場所
- ピンポイントではなく、その空間全体を長時間暖めたい場合に向いています。
こたつの特徴(やぐらこたつ)
- 暖め方
- こたつテーブルの下(やぐら部)にヒーターなどの発熱体を設置し、こたつ布団でテーブル全体を覆うことでこたつ内の空間を暖める暖房器具です。
- 暖まるまでの時間
- すぐに暖まります。
- 向いている設置場所
- 手足などをすぐに暖めたい場合や、メイン暖房の設定温度を下げて電気代を節約したい場合に向いています(こたつで身体の一部があたたまることにより体感温度が上がり、室内の空間を暖めている暖房器具の設定温度を下げることができます)。
ホットカーペット・電気毛布・電気ブランケット・電気ひざかけの特徴
- 暖め方
- カーペットや毛布の中に電線を通してその電線に電気を通すことでカーペット・毛布の表面を暖める暖房器具です。
- 暖まるまでの時間
- すぐに暖まります。
- 向いている設置場所
- ホットカーペット・電気毛布は暖めたいスポットがほぼ決まっている場合に向いています。
- 電気ブランケットや電気ひざかけは、メイン暖房をつけるまでもないけれど手足が寒い、もしくはメイン暖房の設定温度を下げて節約したい場合に向いています。
2)暖房器具ごとの電気代を見てみよう
それでは次に、暖房器具ごとの電気代を見ていきましょう。8畳の部屋向けの機種で比較していきます。以下のように、暖房器具ごとの電気代は様々です。
1kWhあたりの電力量料金を27円として計算しています。
エアコン暖房の電気代

セラミックファンヒーターの電気代

オイルヒーターの電気代

電気ストーブ(ハロゲンヒーター)の電気代

電気ストーブ(カーボンヒーター)の電気代

パネルヒーターの電気代

電気カーペットの電気代

こたつの電気代

電気毛布の電気代

電気ブランケット・電気ひざかけの電気代

3)目的に合わせて適切な暖房器具を選ぼう
暖房器具の特徴と電気代がわかりましたね。暖房器具を選ぶ際は、目的(暖めかた)に合った暖房器具の中から電気代が安いものを選んで設置していくと良いです。省エネな暖房器具を購入しても、その暖房器具が得意とする使い方をしないと電気代が高くなってしまうことがあるので、きちんとその暖房器具が得意とする暖めかたに見合った使い方をしていきましょう。
以下に、暖房選びの際の参考となるよう、目的ごとに見合った暖房器具とその電気代をまとめています。
目的 | 機種 | 1時間あたりの電気代 |
---|---|---|
広い空間全体を暖めたい場合 | エアコン | 2.8円〜53.5円 |
狭い場所だけれど空間全体を暖めたい場合 | セラミックファンヒーター | 強32.4円/ 弱14.9円 |
オイルヒーター | 18.2円(10畳)/12.7円(8畳)/8.8円(6畳) | |
暖めたいスポットがほぼ決まっている場合 | 電気カーペット | 高 約8.8円/中 約6.2円 |
電気毛布 | 強:約1円/8段階調節の「3」:約0.6円 | |
短時間だけ使う場合 | 電気ストーブ(ハロゲンヒーター) | 強27円/中18.1円/弱8.9円 |
電気ストーブ(カーボンヒーター) | 強24.3円/弱12.2円 | |
パネルヒーター | 強27円/弱13.5円 | |
メイン暖房をつけるまでもないけれど手足が寒い メイン暖房の設定温度を下げて節約したい場合 | こたつ | 強4.3円/弱2.2円 |
電気ブランケット・電気ひざかけ | 1.1円 |
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