契約アンペア数の変更方法は?選び方の目安も解説
この記事の目次
本記事では、契約アンペア数の変更方法を解説しています。世帯人数ごとのアンペア数の目安もご紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
本記事でいう旧一般電気事業者とは、北海道電力・東北電力・東京電力エナジーパートナー(以下、東京電力EP)・中部電力ミライズ・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力をいいます。
- 更新日
- 2026年4月16日
契約アンペア数を変更する方法
ここでは、契約アンペア数を変更する方法をご紹介します。
STEP1)契約内容などを確認する
電力会社や電気料金プランによっては、アンペア制のプランではないことがあり、その場合は契約アンペア数の変更はできません。現在契約しているプラン名や契約アンペア数については、検針票や契約している電力会社のマイページなどから確認しておきましょう。
STEP2)アンペア変更の申し込み
契約アンペア数を変更するには、契約している電力会社に対して、アンペア数の変更手続きを行います。一般的な電力会社では、アンペア数の変更手続きは電話やWebなどから申し込みが可能です。
STEP3)変更完了の確認
スマートメーターがすでに設置されている場合、契約アンペア数の変更は電力会社が遠隔で行うため、アンペア変更にあたって工事は発生しません。スマートメーターが設置されていない場合は、スマートメーターへの交換工事が行われますが、工事費は原則無料となっています。
契約アンペア数を変えたことで基本料金も変更されているので、検針票やマイページなどから確認しておきましょう。なお、基本料金が変更されるタイミングは電力会社によって異なり、次回検針日以降に変更されるケースや、変更日からの日割り計算で基本料金が請求されるケースなどがあります。
契約アンペア数を変更するなら電力会社の見直しも
契約アンペア数を見直す際は、電力会社や電気料金プランも合わせて見直しがおすすめです。ライフスタイルに見合った契約アンペア数や電気料金プランに切り替えることで、電気代の節約につながる可能性がありますよ。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけで、あなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。契約アンペア数ごとの料金比較もできるので、ぜひ一度試してみてくださいね。
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最安の電気料金プランを診断(無料)電気の契約アンペア数を変更する際の注意点
ここでは契約アンペア数を変更する際に、注意したいポイントについて解説します。
契約アンペア数の変更は年1回まで
一般的な電力会社では、契約アンペア数の変更は原則1年に1回となっています。これは、電気の契約は年間契約が基本であるためです。さらに、もし頻繁にアンペア数が変更されると、電力を供給する供給設備や建物全体の契約条件に影響する場合があります。
また、契約アンペア数が小さいと、複数の家電を同時に使用した際にブレーカーが落ちてしまう可能性があります。逆に契約アンペア数が大きくなると、基本料金が高くなるといったデメリットも。契約アンペア数を変更する際は、電気の使用状況を確認しながら、慎重に判断しましょう。
特に、電気を使う量は季節によっても変動することに注意。1年でもっとも電気を多く使う季節を想定して決めるのがおすすめです。
集合住宅は管理会社や大家への確認が必要なケースも
集合住宅などの賃貸物件では、契約アンペア数を自由に変更できないことがあります。その理由はさまざまですが、建物全体の電気供給量の関係や、建物に設置されている分電盤の仕様、管理会社やオーナーの意向といったものが代表的です。
このため、集合住宅での契約アンペア数の変更は、基本的には管理会社やオーナーの承諾が必要です。トラブルの原因にもなるので、無断での変更は避けたほうがよいでしょう。住んでいる物件の契約アンペア数が変更できない場合は、電気の使い方を見直したり、電力会社・電気料金プランの切り替えで対応するのがおすすめです。
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最安の電気料金プランを診断(無料)60A以上の変更はプラン自体を変える必要がある
契約アンペア数が60Aを超える場合は、多くの電力会社では「アンペア制」ではなく、「kVA契約」などの別プランで契約することになります。またその際は、分電盤の交換や改修工事が発生し、工事費がかかる点にも注意が必要です。
ただし、一般家庭で60A超の契約が必要になるケースはほとんどありません。自宅で飲食店や美容室などの事業を営んでいたり、業務用の機器が常時稼働していたりする場合は、こうしたkVA契約が必要になることがあるので注意しましょう。
家庭に合ったアンペア数の選び方
ここでは、家庭に合った契約アンペア数を選ぶにあたって、契約アンペア数の目安や計算方法を解説します。
世帯人数ごとのアンペア数の目安
世帯人数に合わせて契約アンペア数を選ぶ場合、世帯人数ごとのアンペア数の目安は次のとおりです。
- 1人暮らし…20A~30A
- 2人暮らし…30A~40A
- 3~4人家族…40A~50A
- オール電化・2世帯住宅…60A~
ただし、上記はあくまで目安です。電気の使い方やライフスタイルによっては、上記の契約アンペア数の範囲には収まらないケースも。次の章を参考にして、適切な契約アンペア数を計算してみてください。
契約アンペア数の目安について、詳しくはこちら。
電気契約時のアンペアの目安は?基本料金を抑えて電気代を節約しよう
使用量から適切なアンペア数を計算する方法
家庭に合った契約アンペア数は、同時に使う家電の最大電流から決定するのが重要。そのためには、主な家電のアンペア数を把握しておく必要があります。一般的な家電のアンペア数は、次のとおりです。

そのうえで、常に電気を使っている家電(ベースの消費電力)と、一時的に使う家電(ピークの消費電力)の、2種類に分けて計算します。常に電気を使っている家電と、一時的に使う家電はそれぞれ次のようなものが代表的です。
- 常に電気を使っている家電(ベースの消費電力)
- 夏の冷房機器や冬の暖房機器などある季節に限り常に使う家電。
- テレビや冷蔵庫など季節を問わず常に使う家電。
- 一時的に使う家電(ピークの消費電力)
- ドライヤー、オーブン、アイロン、洗濯機、掃除機など一日の中で一時的に使用する家電。
そして、これらの家電を一度に使う時間帯があるなら、そのアンペア数の合計を計算します。
ベースの消費電力のアンペア数
まずは常に電気を使っている家電について、アンペア数(ベースの消費電力)の最大値を計算しましょう。
ここでは、もっとも電気使用量が増える冬のベースの消費電力を、最大アンペア数の目安にしました。また、冬に使う暖房機器のうち、カーボンヒーターなど短時間だけ使うものは、ピークの消費電力アンペア数としています。
- エアコン6.6A+液晶テレビ(42型)2.1A+冷蔵庫(450Lクラス)2.5A=合計11.2A
ピークの消費電力のアンペア数
次に、一時的に使う家電のアンペア数(ピークの消費電力)の最大値を計算します。ここでは例として1日を朝・昼・夜に分け、各時間帯で一時的に使う家電の合計アンペア数をまとめました。
- 朝
- 炊飯器(5.5合炊飯時)13.0A+電子レンジ15.0A+電気ストーブ(ハロゲンヒーター)6.0A=合計34.0A電気ストーブの消費電力は、山善「DS-SAK06」の強運転時を参照しています。
- 昼
- 食器洗い乾燥機13.0A+ドラム式洗濯乾燥機(乾燥時)13.0A+掃除機(強)10.0A=合計36.0A
- 夜
- 食器洗い乾燥機13.0A+アイロン14.0A+ヘアドライヤー(強)12.0A=合計39.0A
以上のベース・ピークの消費電力から下記計算を行うと、合計は50.2A。契約アンペア数は、60Aが目安となります。
- ベースの消費電力の最大アンペア数(冬)11.2A+ピークの消費電力の最大アンペア数(夜)39.0A=合計50.2A≒契約アンペア数の目安60A
電気の契約アンペア数を変更するメリット
アンペア制エリアの一般的な電気料金プランは、契約アンペア数が大きくなると、基本料金も高くなる仕組みになっています。ここでは、東京電力EP「従量電灯B」を例に挙げてみました。
| 区分 | 単位 | 東京電力EP「従量電灯B」料金(消費税率10%) | |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 10A | 1契約 | 311円75銭 |
| 15A | 467円63銭 | ||
| 20A | 623円50銭 | ||
| 30A | 935円25銭 | ||
| 40A | 1247円00銭 | ||
| 50A | 1558円75銭 | ||
| 60A | 1870円50銭 | ||
| 電力量料金 | ~120kWh | 1kWh | 29円80銭 |
| 121kWh〜300kWh | 36円40銭 | ||
| 301kWh〜 | 40円49銭 | ||
基本料金は、10Aごとに311円75銭ずつ増加していることがわかります。例えば、30Aあれば足りる家庭で40Aで契約している場合、毎月311円75銭、年間で3,741円もの余計な基本料金が発生していることになります。
ただし、契約アンペア数を大きくすることにもメリットはあり、同時に使える家電の数を増やすことができます。こうした点も考慮しながら、適切なアンペア数で契約することで、基本料金のムダを減らすことができますよ。
電気料金プランによっては、アンペア契約ではない料金体系のプランもあります。関西電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア・沖縄電力エリアは「アンペア制」ではなく、最低料金が定められている「最低料金制」のプランが多いです。
電気の契約アンペア数の変更でよくある質問
Q1)工事費はかかる?
スマートメーターが設置されているなら、アンペア変更は電力会社が遠隔で行うため、工事費はかかりません。
スマートメーターではなくアンペアブレーカーが設置されている場合は、スマートメーターへの交換工事が発生しますが、原則無料で実施されます。
スマートメーターへの交換工事の際は、一時的な停電が発生します。建物や電気設備の状況によっては、別途工事費が発生することがあります。
Q2)変更するまでどれくらい時間がかかる?
アンペア変更を申し込んだ後、スマートメーターなら数日、スマートメーターが設置されていないなら1週間~2週間で契約アンペア数が変更されます。
Q3)即日で契約アンペアは変更できる?
スマートメーター設置済みなら、即日で変更が反映される場合があります。ただし電力会社によっても異なるため、詳細は契約中の電力会社に確認してください。
なお、電気料金プランは即日で変更することが可能です。エネチェンジの電気の引越し&切り替え手続きサービスでは、電話1本で電気料金プランを切り替えられます。ぜひ一度お試しください。
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適切なアンペア数で出費を抑えて電気を快適に使おう
契約アンペア数の変更は、電気代の節約につながる可能性がある反面、下げすぎるとブレーカーが落ちやすくなるなどのデメリットもあります。自身の電気の使い方やライフスタイルも考慮しながら、最適なアンペア数を選びましょう。
電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけで、あなたにぴったりの電力会社・電気料金プランを見つけられます。契約アンペア数ごとの料金比較もできるので、ぜひ試してみてくださいね。
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