熱帯夜とは温度が何度以上をいうの?熱帯夜のエアコンのじょうずな使い方は?
この記事の目次
暑くて寝苦しい真夏の夜。熱帯夜で眠りが浅くなってしまうと、スッキリしなくて辛いですね。そもそも熱帯夜の温度はどれくらいなのでしょうか。また、熱帯夜にエアコンを使う際、エアコンの電気代を節約しながらじょうずに使っていく方法もご紹介します。
- 更新日
- 2024年4月25日
熱帯夜とは、温度が何度以上のこと?
暑さが厳しくなってくると「真夏日」や「熱帯夜」という言葉をよく見かけたり耳にします。ところでこの熱帯夜、いったい何度以上の日や夜のことを指すのでしょうか。真夏日や熱帯夜は以下のように定義されています。
- 真夏日
- 最高気温が30℃以上の日
- 猛暑日
- 最高気温が35℃以上の日
- 熱帯夜
- 夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜
この「夕方から翌日の朝まで」には明確な時間の定義はありません。真夜中や朝方でも25℃以上が続くというのは、相当な暑さですよね。
参照:気象庁 Japan Meteorological Agency
熱帯夜は年々増えている
10年前、20年前と比べて確実に暑さが増しているように感じる夏ですが、熱帯夜の日数も増えています。関東は東京を中心に高温域が広がっています。
エアコンをつけたいけれど、電気代が心配
暑くても寒くても、夜はぐっすり眠れることが大切です。よほどの寒冷地でなければ冬は毛布と布団で暖かくしてエアコンを付けずに眠ることができますが、熱帯夜の夜にエアコンがなしはちょっと辛いですよね。
家の状況や立地により、窓を開けても安全に眠ることができる家庭なら良いですが、住宅地の中の一室だと防犯上窓を開けることが危険なほか、窓を開けても十分に風が入らないこともあります。
そんな時はエアコンに頼らざるをえませんが、心配なのは電気代。一晩つけっぱなしにすると電気代がとんでもないことになるのではと頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。
エアコンで冷房稼働させた時の電気代はどれくらいかかるの?
パナソニックの2024年モデルエアコン「エオリアXシリーズ」の期間消費電力量から、ひと夏(冷房使用期間:5月23日~10月4日)にかかる電気代を計算すると以下のようになります。電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
型番 | 畳数 | ひと夏の冷房使用にかかる電気代 |
---|---|---|
CS-X224D | 6畳 | 5208円 (168kWh) |
CS-X254D | 8畳 | 5890円 (190kWh) |
CS-X284D | 10畳 | 6293円 (203kWh) |
CS-X364D | 12畳 | 9176円 (296kWh) |
CS-X404D | 14畳 | 10323円 (333kWh) |
CS-X404D2 | 14畳 | 9207円 (297kWh) |
CS-X564D2 | 18畳 | 14663円 (473kWh) |
CS-X634D2 | 20畳 | 17949円 (579kWh) |
CS-X714D2 | 23畳 | 20552円 (662kWh) |
CS-X804D2 | 26畳 | 25389円 (819kWh) |
CS-X904D2 | 29畳 | 31682円 (1022kWh) |
夏の約4カ月の間にかかるエアコンの電気代を見ると、思ったよりも少ないと思われた人もいるでしょう。エアコンは、夏よりも冬のほうが電気代が多くかかります。熱帯夜にエアコンの電気代を気にしてエアコンを使わないと熱中症などの危険もあるので、無理をせずにエアコンを使うことをおすすめします。
エアコンの電気代が気になるなら、電力会社の切り替えもひとつの手!
熱帯夜が続いてエアコンを毎日使っているけど、電気代が気になってしまう······という人は、電力会社の切り替えを検討してみましょう。電気料金プランには、基本料金が0円のプランや、夜や週末の電気代が安いプランなどさまざまなプランがあります。その中からご家庭のライフスタイルに見合ったプランを選べば、電気代の節約が可能です。
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エアコンは使い方によって電気代も変わってきます。エアコンの電気代を節約できる使い方を知っておきましょう。
エアコンはON/OFFを繰り返すよりも自動運転がお得
エアコンの消費電力をできるだけ少なく過ごすには、エアコンを一度稼働させたら「自動運転」にして稼働状態をキープすることがおすすめです。エアコンを使用している時、いちばんたくさんの電気を消費するのは、暑い部屋を涼しくしようとエアコンがフル稼働して「がんばって部屋を涼しくしている」時です。暑い部屋が涼しくなるまではは強風にしておき、短時間で「がんばって」冷やしてもらったら、あとは「弱」や「微風」で冷えた状態をキープするようにすると電力の消費が少なくなります。自動モードになっていればこれらをエアコンが自動で行うので、自然に省エネ、電気代の節約になるのです。
出典:エアコンの使い方を見直そう | ダイキン工業株式会社
扇風機やサーキュレーターを併用する
エアコンと一緒に扇風機やサーキュレーターを使うことで室内の空気がかくはんされ、同じ設定温度でも涼しさを感じやすくなります。エアコン冷房を運転するときは、風向きは水平に設定し、扇風機・サーキュレーターは天井に向けて運転しましょう。
ドライ機能を賢く使う
そこまで暑くないけれど、湿度が高くて寝づらい時は、エアコンのドライ機能(除湿機能)を使って部屋の湿度を下げましょう。
熱帯夜のエアコンのじょうずな使い方は?温度設定は何度がよいの?
エアコンメーカーのダイキンによると、快適な温度・湿度は、温度26~28度、湿度50%以下がおすすめなのだそう。
また、蒸し暑く不快な夜のエアコンの使い方は、夜寝ている時にエアコンをつけっぱなしにしたくない人は、就寝前に部屋を27度まで冷やしておき、「切タイマー」を3時間に設定。一晩中エアコンをつけっぱなしにする場合は、エアコンの温度設定を28度以上とし、除湿運転にして湿度設定を50~60%以下にするとよいのだそう。
- 夜寝ている時にエアコンをつけっぱなしにしたくない人
- 就寝前に部屋を27度まで冷やしておき、「切タイマー」を3時間に設定する
- 一晩中エアコンをつけっぱなしにする場合
- エアコンの温度設定を28度以上とし、除湿運転にして湿度設定を50~60%以下にする
参照:冷房と除湿、どう使い分けるのが効果的? | ダイキンHVACソリューション東京
エアコンをじょうずに使って、熱帯夜を乗り切りましょう
熱帯夜とは、夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜をいいます。暑くて寝苦しい夜は、エアコンをじょうずに使っていきましょう。ご紹介したエアコンの電気代を節約できる使い方もぜひおためしください。
エアコンの電気代が高くて悩んでいる人は、契約している電気料金プランが見合っていない可能性もあります
契約している電気料金プランがご家庭の生活スタイルや電気使用量に見合っていないと、電気代が高くなってしまいます。エネチェンジでは、今の電気料金プランよりも安いプランをかんたんに見つけることができ、節約額の目安もわかります。電気代が高くて悩んでいる人は、電力会社のプランを見直してみましょう。
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