引越し時のピアノの運び方・運搬方法
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ピアノをお持ちの方は、引越しをすることになったときにピアノはどう運んだらよいの?とお悩みではありませんか?大きくて重さもかなりあるピアノは、他の家具と同じように扱うことができません。引越し時にピアノも運ぶときの注意事項をご紹介します。
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ピアノはとてもデリケート!
ピアノはとても繊細な楽器です。重量もあるので、素人が移動させるのはとても危険なんです。外から見ると頑丈そうに見えますが、ピアノの内部はとても繊細に作られています。
数メートルの移動ですら、気をつけて運ばなければ音質が変わってしまったり、調子が悪くなってしまったりするため、引越しでピアノを運ぶときは細心の注意が必要です!
プロの業者に頼まなかったばっかりに、ピアノが壊れてしまうことも……。
ピアノを運ぶときに知っておきたい取扱いルール
デリケートなピアノは、運ぶときの取扱いや設置場所についてのルールもしっかりと決められています。ピアノは高い買い物ですから、長く使うためにもルールは知っておきたいですよね。
ピアノを運ぶ人数
基本的にグランドピアノは3人、アップライトピアノは2人で運ぶものと位置づけられています。ピアノはこの人数で運ぶよう設計されているからです。
例えば、これ以上の人数で運ぼうとすると、重い鍵盤部分を持ち上げている作業員に重さが加わります。そして、鍵盤の木の部品が曲がってしまってピアノが故障したり、調律が狂ってしまうことがあります。
ピアノの設置場所
ピアノはかなりの重量があるので、畳部屋などの床が安定しない場所へ置くと、ピアノや畳に悪い影響を与えます。また、ピアノは温度差や些細な環境変化にも弱いので、直射日光が当たる場所への設置も控えた方がよいでしょう。
ピアノを自宅内でピアノを移動させるときもプロに依頼するのが安心
引越しでピアノを動かすときだけでなく、自宅内でピアノの位置を動かすときも、プロの業者に依頼するのがベストです。ピアノ自体が繊細であるほか、アップライトでも約200kg~280kgほどの重さがあります。置く場所によっては床の補強が必要になるケースもあるんです。
キャスター付きピアノであれば、ある程度の移動をしても問題ありませんが、キャスター無しのピアノを動かしたり、段差がある場所を移動する場合は、専門のピアノ運送業者へ依頼するべきでしょう。
ピアノの引越し料金
ピアノの引越しにかかる料金は、大手業者であれば、近距離なら20,000円~30,000円程度、他県へ運ぶ場合は50,000円~100,000円程度が相場となっています。
アップライトかグランドピアノか、部屋は何階かなどの条件によっても料金が異なってくるので、事前に見積りをとりましょう。
ピアノの引越し、どんな方法がある?
引越し時にピアノを運ぶときの方法2つご紹介します。
(1)引越し業者の有料オプションでピアノを運ぶ
引越業者の有料オプションを利用するという方法があります。
電子ピアノであれば、家具などを運ぶ作業員が運びますが、アップライトピアノやグランドピアノは、ピアノ移動の専門業者を引越業者が手配するため、ピアノの移動と実際の引越しが別々の日になる可能性があるようです。段取りの確認が必須ですね。
- アート引越センター
- ピアノ・特殊品の移動・搬送
- サカイ引越センター
- オプションサービス「ピアノの輸送」
- ハート引越センター
- ピアノ・ファニチャーサービス
(2)専門業者に依頼してピアノを運ぶ
普段調律などでお世話になっているピアノの専門家の知り合いがいるのであれば、引越しをする事を伝えた上で、おすすめの業者を紹介してもらうという方法もあります。そのほか、ピアノの引越しを専門に請け負っている業者もありますので、業者へ直接依頼することもできます。
スタインウェイやベーゼンドルファーなど、高級ピアノをメインに扱う会社です。ピアノについての書籍も出版しており、楽器に対するこだわりの強さを感じます。サービス、品質に拘りたい場合は、このような会社へ依頼してはいかがでしょうか。
引越し後のピアノの調律のタイミングに注意しよう
ピアノは動かした後はすぐに調律を行いません。数日から一週間程度、ピアノが落ち着くのを待って調律を行います。ピアノを運ぶ業者が調律のサービスも行うことが多いので、後日調律を依頼しても良いですね。
ピアノをお持ちのご家庭は引越しのときに細心の注意を!
ピアノの引越しは、専門業者の協力が必要です。引越しを伴う移動はもちろんですが、今の家の中でただ移動するだけでも、必ずプロの業者へ依頼をしましょう。移動後は調律を行うことも忘れずに!