貯金が増える!一人暮らしの節約術 食費・光熱費など
この記事の目次
家賃や食費、光熱費など、一人暮らしは出費が多くて節約が難しいと思っていませんか?毎日のちょっとした習慣や行動を変えるだけで節約につながり、貯金も増えていきます。一人暮らしでも気軽にマネできる節約術を紹介していきましょう!
一人暮らしで節約生活を始める前にしておきたいこと
自分の支出を把握する
次の表は、一人暮らしで理想とされている生活費の割合です。あなたの先月の支出と照らし合わせてみて、少しでもオーバーしている費目があったら節約の余地がありますよ!
費目 | 割合 |
---|---|
家賃 | 28% |
食費 | 18% |
水道光熱費 | 6% |
通信費 | 6% |
保険料 | 4% |
趣味・娯楽費 | 4% |
交際費 | 5% |
日用雑費 | 3% |
被服費 | 3% |
その他 | 6% |
貯蓄 | 17% |
出典:「理想的な支出の割合」を知ってしっかり貯蓄できる家計になろう!|ZAi ONLINE
支出額を把握するのは節約の基本中の基本。スマホの家計簿アプリを使うのもよいですが、最初からきっちりやろうとすると途中で挫折することも……。レシートをノートに貼ったり、デビットカード・電子マネーの支払い履歴をチェックしたり、自分に無理のない方法を選んでくださいね。家計簿のつけ方について詳しく知りたい方はこちらの記事「一人暮らしの家計簿公開!生活費の節約につながる」がおすすめ。
目標貯金額を決める
目標が定まっていないと節約生活中のモチベーションを保てないため、「いつまでに」「何のために」「いくら」貯金するか決めます。いきなり1,000万円貯めるなど目標を大きく掲げすぎると途中で挫折してしまうため、達成のしやすい額を設定するのもポイント。
また、期間と貯金の使い道もなるべく具体的に設定しましょう。例えば、最初は「来年の夏にハワイ旅行に行くための10万円を貯金する」のように、自分の趣味に関係した目標を立てると、節約することが辛くなりにくいですよ。少しずつ目標を達成し、自信がついていけば、一人暮らしの節約生活も楽しくなって◎
節約のしすぎが失敗の原因になることも
支出をストイックにセーブしつづけると辛くなってしまい、節約生活が長続きしなくなります。そうならないためにも、メリハリのあるお金の使い方をするのも大事。例えば、安い野菜を買ったら肉は良いものを買う、食費が節約できたら美容に使うお金を増やすなどのようにメリハリをつけてみてはいかがでしょう。もしくは、順調に節約できたら「半年に1度高級レストランでディナーをする」といった自分へのご褒美を用意して、節約モチベーションを上げるのもGood!
一人暮らしの節約術:費目の無駄をなくす
一人暮らしの節約術1)電力・ガス会社を切り替えて光熱費を節約
光熱費の節約で最も手軽な方法は、電力会社・ガス会社の切り替え。電気料金・ガス料金プランと一口に言っても、電気の基本料金がゼロ円だったり、ガス料金を支払うとポイントが貯まったり、電気とガスを一緒に申し込むと割引が適用されたり、様々な種類があります。
エネチェンジでは、郵便番号など必要事項を入力するだけで電気料金比較、ガス料金比較ができ、そのままパパッと申し込みもできますよ。
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一人暮らしの節約術2)家電・設備の使い方改善で水道光熱費を節約
テレビをつけっぱなしにしたり、シャワーの水をマメにとめなかったりしていませんか?一人暮らしで、家電製品やトイレ・お風呂などの住宅設備の使い方がちょっとルーズな方は、改善すれば水道光熱費が節約できますよ。まずは、次の手軽な水道光熱費の節約術を実践してみてください。
- テレビの画面の明るさを調整
- 冷蔵庫は扉を開けたらすぐ閉めて、温度を上げないようにする
- 洗濯機を使う際は、なるべくまとめ洗いを心がける
- シャワーでお湯を出す時間を1分短くする
- お風呂の追い炊き回数を減らす
- ガスコンロの「強火」は使用しない
- 節水機能付きのシャワーヘッドに付け替える
- 食器洗いをする際は水を出しっぱなしにしない
- トイレの水を流す際は「大」と「小」を使い分ける
一人暮らしの節約術3)家賃交渉で住居費を削減
現在住んでいる住居の家賃は、契約更新のタイミングで大家さんに交渉すると値下げの可能性があります。ただし、「入居前と比べて共用スペースに明らかな劣化があるなど物件価値が落ちている」「住居の目の前にビルが建って日当たりが悪くなったなど周辺環境に変化がある」といった事実がないと交渉は困難。
また、無理な交渉をしつこく続けると、大家さんとの関係が悪化して住みにくくなるため、一般常識の範囲で実践をしてください。
一人暮らしの節約術4)自炊で食費を節約
一人暮らしで食費を節約したいなら、外食を減らして自炊する必要がありますが、いきなり「毎日3食自炊」するのは難しいですよね……。まずは1週間に1回、夕飯だけ自炊をするなど、少ない回数から始めて、慣れてきたら徐々に増やしていけば、無理なく習慣化できますよ。一人暮らしで仕事をしていて平日に時間がない方は、土日にまとめて料理を作り、冷蔵・冷凍保存するのもおすすめ。
また、食材を安い時にまとめ買いする節約術も効果的ですが、一人暮らしの場合は食べきれないことも多々あるため注意が必要です。食材を買いすぎたら、冷凍保存して無駄にならないような工夫をしましょう。
献立もスーパーで安くなっている食材をベースに考えると節約効果あり。また、次のような比較的価格変動の少ない食材を使ったレシピのレパートリーを増やしておくのも大事なポイントです。
価格変動の少ない食材 | レシピ |
---|---|
もやし | 野菜炒め・ナムル・焼きそば |
じゃがいも | カレーライス・ポテトサラダ・肉じゃが |
卵 | オムライス・オムレツ・卵スープ |
豆腐 | 麻婆豆腐・肉豆腐・豆腐ハンバーグ |
鶏胸肉 | 照り焼き・蒸し鶏・親子丼 |
サバ | 塩焼き・味噌煮・炊き込みご飯 |
さらに一人暮らしの食費の節約術について知りたい方はこちらの記事もおすすめ!
一人暮らしの節約術5)定額制サービス利用で趣味費を節約
本・雑誌を月に数十冊も購入してしまう、毎日のようにレンタルショップで海外ドラマや映画のDVDを借りてしまう……。一人暮らしで特定の趣味にお金がかかっている方は、毎月の趣味費よりも安い価格の定額制サービスを利用することで節約につなげられます。
動画や電子書籍などの定額制サービスは無料お試し期間を設けていることが多いため、一度入会してみて、その期間でどれだけ趣味費を節約できたか計算してみるとよいでしょう。
しかし、定額制サービスは「あまり使っていないのに何となく毎月支払っている」という事態におちいりがちです。定期的に利用頻度や自分にとって価値のあるサービスか見直すのもポイント。
一人暮らしの節約術6)やめることを見つける
習慣化していることについては、本当に自分にとって必要か定期的に見直しをする必要があります。例えば、さぼりがちなスポーツジムや、付き合いではじめた習い事など……。「何となく続けている」ことがあれば、やめるだけで雑費の節約になりますよ。
一人暮らしの女性なら、美容院でヘアカラーをしてもらったり、ネイルサロンに通うことをやめて、自分ですれば美容費の節約に!
一人暮らしの節約術7)保険の見直しで保険料を削減
一人暮らしで保険に加入しすぎていると、生活が圧迫され、貯金が増えない原因になりかねません。加入している保険に優先順位をつけ、低いものは解約または保障額の見直しをすると節約につながるでしょう。
一般的に、扶養相手のいない一人暮らしの場合は生命保険の優先順位が低いと言われています。医療保険も病気やケガで働けなくなった時に当面の生活費をまかなえる程度の貯金があれば、見直しの対象にしても。個人によって優先順位は大きく異なるため、保険の相談ができるお店に足を運んでみるのも◎
特に「親がすすめてくれたから」「何となく不安だったから」という理由で保険を持っている方は、今一度契約内容を確認してください。
節税対策をするのも手
節税対策をして、節約につなげるのもよいでしょう。節税といっても難しいものばかりでなく、例えばふるさと納税や、生命保険料の控除、個人型の確定拠出年金(iDeco)などがあります。
また、一人暮らしの身近な節税対策なら「セルフメディケーション税制」もおすすめ。ドラッグストアなどで購入した湿布や風邪薬の購入金額が1万2,000円以上の場合は、医療費控除の対象となります。詳しくは厚生労働省のホームページでチェックしましょう。
一人暮らしの節約術:習慣の改善をする
一人暮らしの節約術8)お金は必要最低限の額しか持ち歩かない
「週1回だけ10,000円を銀行から引き落とす」というルールを設ければ、無駄遣いが減って節約につながります。高額な商品を買う時以外はキャッシュカード・クレジットカードを持ち歩かないようにするのもよいでしょう。
さらに無駄遣いを減らしたい場合は、給料が入ったら「食費」「交際費」など費目分の封筒を用意して分けてください。
一人暮らしの節約術9)買い物リストで無駄買いを防止する
日用品や食材を買い物に行く前に、収納スペース・冷蔵庫内の在庫をチェックし、必要なものを書いて、「買い物リスト」をつくってください。買い物中は、リストに集中するため、無駄なものを手に取らなくなるだけでなく、買い忘れも防止できて時間の節約にもなりますよ。
一人暮らしの節約術10)誘惑の多い場所に行かない
コンビニやショッピングモール、デパートなど……。自分の好きなものがある場所に行くのを意識的に避けると、衝動買いを防げて、節約になりますよ。もしコンビニなどに行っても、「3分以内にお店を出る」という制限時間を設けると、無駄遣いしにくくなります。
また、ネットショップを見る回数や時間も制限すると、「つい買っちゃった」なんてことも減りますよ。
一人暮らしの節約術11)お金を使わない日を設ける
衝動買いが癖になっていたり、ついコンビニに寄ってしまったりする方は、「断食」のように週一でお金を使わない日を設けてみましょう。節約できるだけでなく、意識的に取り組むことで「支出を抑える」という感覚を身につけられますよ。
また、「金曜日に贅沢ディナーの予定が入っているから、月曜日はお金を使わないようにする」など大きな出費の前の調整に取り入れるのもおすすめ。
一人暮らしの節約術12)ポイントを効率よく貯める
次のポイントを貯めるテクニックを駆使して、少しでも一人暮らしの生活費を節約しましょう!
- 利用するお店を絞る
- 利用するお店がバラバラだとポイントも分散されてしまうため、薬局はA店、スーパーマーケットはB店のように店舗を絞るのが正解です。
- ポイントが貯まる電気料金プランを選ぶ
- Vポイント(旧:Tポイント)や楽天スーパーポイント、WAONポイントなどが貯まる電気料金プランもあります。こちらのポイントがたまる電気料金プランを探すをチェックしてみてくださいね。
- 二重取りをする
- 一度の買い物でポイントを二重に取るテクニック。例えばポイントカードを提示しつつ、ポイント還元のある電子決済をすれば、二重にポイントが貯まりますよ。
「ポイントアップ」に踊らされないで!
「ポイント5倍デー!」「この商品を買うと+50ポイント」などポイントアップキャンペーンがあると、ついつい財布の紐がゆるんでしまいますよね。本当に必要なものを買うならよいですが、ポイントのためなら×不必要なものを買ってしまったら、せっかくの節約が無駄になりますよ。
ポイントの上手な貯め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
一人暮らしの節約術13)クレジットカードと上手に付き合う
クレジットカードは、よく自分が利用するコンビニ・デパート、鉄道会社などが発行しているものを選ぶとポイントが貯まりやすくなり、節約につながります。さらに、年会費のかからないものを選ぶようにするとGood。年会費有料のクレジットカードに入会する際は、ポイント還元率や特典、保険が自分にとって金額以上の価値があるかしっかり検討してください。
クレジットカードを利用する際にも注意が必要。支払い回数が多くなるほど手数料がかかる「分割払い」、分割払いに比べて手数料の高い「リボ払い」などは選ばず、なるべく一括払いを心がけましょう。もし、どうしても一括払いができない場合は、分割なら3回払い程度を選び、リボ払いなら余裕のある月に繰り上げ返済してください。
また、クレジットカードによっては利用可能額を自分で決めることができるため、衝動買いしがちな方は引き下げておくとよいですよ。
一人暮らしの節約術14)部屋の整理整頓をする
意外かもしれませんが、部屋の整理整頓も節約効果があります。
洗面所の収納スペースが散らかっていると在庫管理ができずに同じものを買ってしまったり、冷蔵庫内がごちゃついていると食材を使い忘れて腐らせてしまったり……。一人暮らしの部屋の整理整頓をしておけば、こうしたロスを防げるんですよ。
節約といっしょに「先取り貯金」にも挑戦してみましょう!
給料が入ったら、まず確実に貯金する額を引き出し、別口座に振り込んでください。別口座に移したお金には手をつけにくくなるため、「いつの間にか貯金が減っている」という失敗も減りますよ。引き落としが一定期間できない、定期預金を活用するのもよいでしょう。このように、節約だけでなく、自然に貯金ができる仕組みづくりをするのもポイントです。一人暮らしの平均貯金額や上手な貯金の増やし方を知りたい方は、こちらの記事「一人暮らしでも貯金は増える! 平均貯金額は?管理・節約方法は?」も参考になりますよ。
【事例】一人暮らしのインスタグラマーy_u_u_lifeさんが実践している節約術
お手軽だけど節約効果大!スマホを格安SIMに乗り換え
以前は大手キャリアと契約していて、機種代含めず月10,000円ほどの通信費を支払っていました。少々高いと感じていたので格安SIMに切り替えたところ、月の支払額を3,000〜4,000円まで大幅に節約成功!格安SIMの会社はたくさんありますが、インターネットの速度や自分の生活スタイルに合ったプラン、入会キャンペーンの内容などで選ぶとよいですよ。(y_u_u_lifeさん)
月7,000円、年間にすると84,000円の節約になるのは、一人暮らしにとって大きい!安いからと安易に乗り換え先を決めずに、しっかり情報収集したうえで、自分の使い方にマッチした格安SIMの会社を選んでいるのは見習いたいところです。
使っていないサブスクを解約して節約!
自分でも気づかないうちに増えていたのが、ネットニュースや音楽などのサブスクリプションサービスでした。クレジットカードの利用明細を見ながら必要か不要か判断し、使っていないサービスは解約。この見直しだけで月5,000円程度節約できました。毎月支払う固定費の中でも削減しやすいものなので、引き続き、定期的に見直しをしていきたいと思っています。(y_u_u_lifeさん)
一つひとつのサービス利用料は少額でも、積み重なると安くない金額に……。月に一度も利用していないサービスは休眠会員状態であることも忘れてしまいがちです。まずは利用中のサービスの洗い出しから始めてみましょう!
一人暮らしの人が実践している節約術
一人暮らしの人が実践している「食費の節約術」
作り置きをしたり、ペットボトル購入を控えたり……。飲食は毎日することだから、積み重ねていけば節約額も大きくなりそうですね!
休日にまとめて料理を作り置きしています。3日分の材料費は600〜700円くらいなので、食費の節約につながっていますね。また、比較的安く店頭に並ぶ季節の野菜をメインに献立を考えるのもコツ。(Oさん)
水筒に水やコーヒーなどを入れて出勤。ペットボトル飲料を買わなくなったため、節約につながっています。(Fさん)
一人暮らしの人が実践している「固定費の節約術」
つづいては、光熱費や通信費など固定費の節約術をご紹介します。
スマホを大手キャリアからY!mobileに替えたら、月々の支払いが9,000円から4,000円まで節約できました。一人暮らしで5,000円も通信費を節約できるのは大きい!(Nさん)
冬の電気代を節約するため、毛布にくるまって、エアコンをなるべく使わないようにしています。(Sさん)
スイッチ付き電源タップを取り入れて、待機電力分の電気代を節約。夏は寝る時に氷枕を敷いて、なるべくエアコンを使わないようにしていました!(Yさん)
一人暮らしの人が実践している「その他費目の節約術」
書籍代をセーブするなど、みなさんがコツコツとがんばっている節約術を教えてもらいました。
図書館で本を借りて、書籍代を節約しています。一人暮らしだと書籍代も軽視できませんよ。(Eさん)
銀行のATMは手数料が無料の時しか使わないようにしています。利用している銀行の引き出し手数料は110円と少額ですが、毎回取られると負担も大きくなりますよ。(Mさん)
一人暮らしの節約は「習慣化」がカギ
一人暮らしの節約術はいかがでしたか?
貯金は2〜3日で増えません。ここで紹介した一人暮らしの節約術をコツコツ続け、習慣化することが大事です。
お金と上手な付き合い方をして、一人暮らしの節約ライフを楽しんでくださいね!
平均34,352円/年の節約!
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