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シャワーのガス代ってどれくらい?お風呂で快適節約法!

ガス代の節約

毎日のシャワー、温めたお湯をザバザバ使って、ガス代はいくらなのだろうか……。そういった疑問を持たれたことありませんか? あなたのシャワータイムを少しでも豊かにするため、ここではシャワーのガス代を紹介し、シャワーのみ派とお風呂派をガス代から比較します。

節約額

冬の寒い日、芯まで冷えきった体に温かいシャワー。いっぱい運動して汗をかいた後のシャワー。最高ですよね!でも、温水をザバザバかけ流している以上、気になるのがそのガス代。

実際の所、シャワーのガス代はどれほどなのでしょうか?お風呂にお湯をはることと、シャワーだけで済ますのはどちらが安いのでしょうか?そしてガス代を節約する方法は?皆様が気になっているシャワーのガス代について、特集します。

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更新日
2024年1月31日

シャワーのガス代目安

毎日使うシャワー。実際ガス代はどれほどかかっているのでしょうか?節約の目安を測るため、ここでは1分間のガス代と1℃下げた場合のガス代を紹介します。

40℃のシャワー1分間のガス代は約5円

一般的なガス給湯器(熱効率80%)で、一般的なシャワー(12L/分)を、40℃で1分間浴びた場合のガス代は以下のようになります。

シャワー1分間のガス代
約5円

元の水の温度を15℃、都市ガスの発熱量を10,750kcal/㎥、都市ガスのガス単価を142.72円/1㎥(2023年12月時点の東京ガス「一般契約料金(東京地区等)」B表単位料金を参照)として計算。
つまりシャワーを1分節約すると1回約5円、1年間で約1,825円の節約になるのです。

またシャワーの時間あたりのガス代目安は以下のようになります。

シャワー5分間のガス代
約24.9円/1日
シャワー10分間のガス代
約49.8円/1日
シャワー15分間のガス代
約74.7円/1日

1日のシャワーを15分、1カ月を30日とした時、ガス代の目安は以下になります。

シャワーのガス代目安
1カ月のガス代
約2,241円
1年のガス代
約27,265.5円

設定を1℃下げると約0.2円の節約に

次に1℃設定温度を下げるとどれだけの節約になるかを見ていきましょう。

一般的な都市ガス給湯器(熱効率80%)で、12Lの水を1℃上げる時のガス代はこのようになります。

シャワーの温度を1℃上げるのに必要なガス代
約0.2円/1分
約1円/5分
約2円/10分
約3円/15分

つまりシャワーの温度を1℃下げると、1分で約0.2円、15分で約3円の節約になります。
もし、1日15分のシャワーを43℃から40℃に温度を変えると、1日約9円、1年で約3,285円の節約になります。

お風呂とどっちが安い?ガス代で比較しよう

シャワーだけで済ますのが安いのか、それともお風呂を溜めた方が安いのか。ガス節約の大きなテーマです。ここではそのガス代を比較してみましょう。

一般的なお風呂の湯量を200Lとすると、1分12Lのシャワーでは17分でその湯量を超えてしまいます。これはつまり、お風呂を1回溜めるガス代は、約16分40秒のシャワーのガス代と同じということです。体を洗うだけでしたら、1人あたり5分程度のシャワーで事足りるので、単純計算で3人家族まではシャワーのほうが安いといえるでしょう。ただし実際にはお風呂とシャワーを併用すると思うので、シャワーのみとお風呂のガス代の差は更に大きくなります。

1人のシャワー時間を5分、お風呂にお湯を張った場合のシャワー時間を3分とすると以下のようになります。

40℃のシャワー・お風呂を使った場合のガス代比較

ガス代シャワーのみお風呂のみお風呂+シャワー
一人暮らし約24.9円(5分)約83円約97.9円(3分)
二人暮らし約49.8円(10分)約83円約112.9円(6分)
三人暮らし約74.7円(15分)約83円約127.8円(9分)
四人暮らし約99.6円(20分)約83円約142.7円(12分)

()内はシャワー使用時間元の水の温度を15℃、都市ガスの発熱量を10,750kcal/㎥、都市ガスのガス単価を142.72円/1㎥(2023年12月時点の東京ガス「一般契約料金(東京地区等)」B表単位料金を参照)として計算。

お風呂のみの場合は、頭や体を洗う場合にお風呂のお湯を使うというパターンです。また、お風呂には追い焚きもあるので、ガス代はさらにかかってきます。

こうして比べてみると、シャワーの使用時間にもよりますが、シャワーのみ使用のガス代の安さが際立ちますね。

シャワーのガス代は、ガス会社を切り替えれば安くなる!

先に紹介したシャワー・お風呂のガス代はあくまでも一般的なガス料金でシミュレーションしたものです。ガス代が高くて悩んでいる方は、ガス会社のプランをご家庭に見合ったものへ切り替えれば今よりもガス代を安くできます。スマートフォンの料金プランを切り替えて通信費を節約するように、ガス代もガス会社・料金プランを切り替えれば、ガス代を無駄なく節約しながら使っていくことが可能です。

さまざまなガス料金プランの中から生活スタイルに見合ったプランを選ぶには、「エネチェンジガス料金比較」が便利です。お住まいのエリアで選べるガス会社の中から最適なプランをかんたんに比較・診断でき、節約額もひと目でわかります。気に入ったプランがあれば、そのままお申し込みいただけます。

 

電気とガスのセットプランを選ぶのも手!

ガス料金プランを選ぶ際、電気とガスをセット契約できるプランを選ぶというのもひとつの手です。セット割引が適用されて料金がお得になるだけでなく、支払いをひとつにまとめられるので家計管理がラクになるというメリットも得られます。

ご家庭のガスや電気の使い方によって、セットプランがお得になるご家庭と、ガス・電気を別々の会社で契約したほうがお得になるご家庭があります。どちらがお得か、エネチェンジで比較して最適プランを選んでみてくださいね。

シャワーのガス代節約の切り札・節水シャワーヘッド

シャワーの節約の切り札がこの節水シャワーヘッドです。
穴を小さくするなど水量を押さえる工夫がされた節水シャワーヘッドを装着することで、2~5割の水・ガスの節約をしてくれます。仮に毎分12Lだったシャワーが毎分10Lになれば、5分の利用で約4.1円のガス代節約になります。これは、1年間で約1,496.5円もの節約につながります。
元の水の温度を15℃、使用温度を40℃、都市ガスの発熱量を10,750kcal/㎥、都市ガスのガス単価を142.72円/1㎥(2023年12月時点の東京ガス「一般契約料金(東京地区等)」B表単位料金を参照)として計算。

写真引用・参照:シャワインフォとは|じぶんシャワーが見つかる|SANEIシャワー
これを使うことで、シャワーのみ使用は、お風呂を沸かすよりもさらに安くなります。ただガス代が安い・節約という面から見れば、シャワーはお風呂を沸かすことよりもずっと安いということがうかがえます。

健康のためにはやっぱりお風呂に浸かろう

節約するつもりなら、基本的にシャワーはお風呂よりも格段にガス代を安く抑えられます。ただし、お風呂の役目は単に体を清めるだけではありません! ガス代と折り合いをつけて、お風呂に浸かることをオススメします。

お風呂は大事な健康習慣

お風呂は体にいいといいますが、実際どのような効果があるのでしょう?お風呂には以下の3つの作用があると言われています。

  • 温熱作用
  • 静水圧作用
  • 浮力作用

それぞれの作用にどういう効果があるのか、見ていきましょう!

温熱作用の効果
コリや疲れが取れてリラックス
温まることで血管が広がり、血行がよくなります。これにより体内の老廃物や疲労物質の除去の効果が高まり、コリや疲れが取れやすくなります。
内蔵の機能が高まり、ホルモンバランスが整う
体をしっかり温めることは、内臓の働きを助け、自律神経の乱れを正常に戻す働きがあります。腎臓の働きが高まって利尿作用が働いたり、甲状腺や副腎、性腺などから分泌されるホルモンが一時的に増加しホルモンバランスを整える効果もあるようです。
清浄効果で肌がきれいになり消臭効果も
体温より温度の高いお風呂に入ると、毛穴が開き老廃物が取れます。この時、疲労と一緒に高まるアンモニア濃度も下がるため体臭も和らぎます。
孤独を癒せる効果も
温かい飲み物やスープが幸福感をもたらしてくれるように、お風呂で体を温めることと心を温めることは繋がっているとされています。
静水圧作用の効果
肩こり、腰痛や手足の冷えの改善
お風呂の水圧はかなり大きく、肩まで浸かればその圧力は520kg、ウエストは3~6cmも細くなるともいわれています。この圧力はマッサージと同様の効果があり、足に溜まった血液を押し戻して心臓の動きを活発にしたり、腹部にかかる圧力が肺の容量を減少させるため、呼吸の回数が増え、心肺機能を高めるといわれています。このマッサージ効果が体のバランスを整え、肩こり腰痛、冷え性を改善します。
血行が良くなり新陳代謝が高まる
水圧の掛かった血流はスピードアップして、心臓の動きを活発にします。これにより血中の酸素や栄養が、全身にくまなく行き渡るようになり新陳代謝が高まります。
浮力作用の効果
体の緊張がほぐれリラックス
水中では体重が約1/9になるといわれています。体重を支える筋肉や関節が緊張から開放され、脳への刺激も減少するため、心身ともにリラックスできます。
うつ病などストレスにも効果あり
温熱効果でも同じ効果がありますが、お風呂に入ることはうつ病やストレスに効果があると言われています。体のリラックスは心のリラックスに繋がるのです。

参考:入浴の効果/BATHCLIN

お風呂は心身ともにリラックスさせ、体の調子を整える効果があるのです。美肌効果や体臭の軽減効果もあるのは注目すべきところですね。欧米人などシャワー文化の人の体臭がきついと言われるのは、入浴習慣がないからというのも1つの大きな理由なのですよ。

ただし、ここで上げたリラックス効果はいわゆる微温浴(37~40℃)の場合です。42℃以上の高温浴では、逆に毛穴は収縮し体は緊張してしまいます。眠る前の入浴は、ぬるめの微温浴の温度に設定し、寝起きで目を覚ましたい時の朝風呂はあつめの高温浴がおすすめです。また、シャワーだけでは、これらの効果を得ることが出来ません。

節約も大事ですが、このストレス多い現代社会で生きる以上、生活のリスクマネジメントだと思って、お風呂に入ることをおすすめします。

節約お風呂術

とはいっても、お風呂代を節約したい!そんな方のために、お風呂やシャワーのガス代を節約する方法を紹介します。

お風呂を沸かす時の節約法
お風呂の温度を下げる
200Lのお風呂の設定温度を40℃から37℃へ3℃下げた場合、ガス代は1回あたり約10円、年間約3,650円安くなリます。
半身浴分しかお湯を溜めない
半身浴は静水圧が低く必要以上に血圧を高めず、長時間入っていることが可能で温浴効果が高いおすすめの入浴法です。お湯の量はみぞおちあたりまでがよいとされており、冬場で上半身が冷えるときは乾いたタオルを肩に掛けたりして保温するのもよいでしょう。もし定格200Lのお風呂の半分の水量で沸かした場合、1回あたり41.5円、年間約15,140.2円のガス代節約になります
5割ぐらいお湯を溜めたら、すぐに入って調整する
とはいっても、肩まで浸かりたい!自分の好きな量のお湯を入れたい!ということもあるでしょう。そういう場合は、お風呂を沸かしている途中でお湯に入ってしまうのが効果的です
自分の満足の行く所までお湯が溜まったら、そこで給湯をやめることでお湯の無駄がなくなります。お風呂に入ると体の体積分、かさが増すので、思ったよりも少なめのお湯で十分に満足出来ることに気がつくはずです。
追い炊き・保温をしないための節約法
お風呂のフタや保温シートを使う
お湯が冷めると追い焚きをしなければいけません。冷めないようにフタや保温シートを使いましょう。
お風呂には立て続けに入る
お湯が冷めないうちに、出来るだけ連続でお風呂に入りましょう。
シャワーの節約方法
シャワーを使う時間を減らす
シャワーは1分あたり約0.2円のガス代がかかっています。タイマーなどを使用して、余分にシャワーを使わないようにすると節約につながります。
節約シャワーヘッドを使う
上述しましたが、節約シャワーヘッドは非常に強力な節約グッズです。お風呂のガス代を節約したいなら、是非導入を検討してみてください!

シャワーのガス代をかしこく節約していきましょう

毎日のシャワーやお風呂は、もはや我々の生活に欠かせないものです。
シャワーのみのガス代は、お風呂を沸かすことよりも明らかに安いのは確かですが、お風呂には現代社会を生き抜く上で重要な効果がいくつもあります。日々を節約しながら快適に過ごすために、シャワーとお風呂を使っていきましょう!

シャワーの1分間のガス代は約5円、1℃下げた場合は約0.2円の節約になります。

シャワーのみの場合とお風呂のみの場合、さらに併用した場合を比較すると、基本的にシャワーが安いことがうかがえます。

ガス代シャワーのみお風呂のみお風呂+シャワー
一人暮らし約24.9円(5分)約83円約97.9円(3分)
二人暮らし約49.8円(10分)約83円約112.9円(6分)
三人暮らし約74.7円(15分)約83円約127.8円(9分)
四人暮らし約99.6円(20分)約83円約142.7円(12分)

さらに節水シャワーヘッドを使うことで、シャワーのガス代はさらに節約することができ、節約やガス代という面では、シャワーのみで済ますことが最も安いのは間違いありません。ただしお風呂には「リラックス効果」「マッサージ効果」「消臭清浄効果」があり、安いからといってシャワーだけで済ますのはオススメできません。

お風呂やシャワーを節約する方法を使って、ガス代との折り合いをつけ、シャワーとお風呂を使っていきましょう!シャワーの使い方の見直しだけでなく、ガス代節約のためにガス会社の切り替えも節約効果があるのでおすすめですよ。

 

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