都市ガス料金の平均は?今すぐできるガス代の節約方法は?

この記事の目次
ガスは普段から給湯・コンロ・暖房器具などさまざまな用途で使いますよね。都市ガスを使っているけど「他の家庭と比べてうちのガス代は高いの?」「ガス代はどうやって節約したらよいの?」など、お悩みではありませんか?
都市ガス料金の平均額と、ガス代を節約する方法を紹介します。
- 更新日
- 2020年5月21日
都市ガスの平均料金は1カ月いくら?
東京ガスによると、一般家庭での平均都市ガス使用量は1カ月あたり約30㎥となっています。東京ガス「一般契約(東京地区等)」の料金で計算すると、平均の都市ガス料金は1カ月あたり4,969.80円となります。
基本料金1,056.00円/月 + 基準単位料金130.46円/㎥×30㎥=4,969.80円/月
東京ガス「一般契約(東京地区等)」2020年5月時点のガス料金で計算。
参照:一般家庭での平均使用量が、知りたい。|ご家庭のお客さま向けFAQ|東京ガス
都市ガス料金を安くしたい!お風呂でできる節約術

夏はお風呂よりもシャワーの日の方が多くなりますが、冷房でからだが冷えてしまうので、夏でもお風呂でゆっくり温まりたいという方も多いでしょう。シャワーを何分間するかによって、お風呂の方がガス代が安く済む場合があるんです!
お風呂やシャワーの使い方ですぐに実践できる、ガス代の節約方法を紹介します。
お風呂の追い焚き回数を1回少なくする(年間約6,880円の節約)
お風呂の追い焚きはできるだけしないように、浴槽にフタをしたり保温シートをしたりして保温するなど、お湯が冷めにくくする工夫をしましょう。また家族が多いご家庭は、お湯が冷めないうちにできるだけ間隔をあけずに入るようにするのもおススメです。
資源エネルギー庁によると、追い焚き回数を1日1回少なくすることで年間でガス38.20m3の省エネになり、年間約6,880円のガス代が節約できます。2時間放置により4.5℃低下した200リットルの湯を、1日1回追い焚きする場合。
なお給湯器付のふろがまの場合は、浴槽に水をためてから沸かすよりも、お湯をためる方が省エネになります。
参照:ガス給湯器(お風呂)|家庭の省エネ徹底ガイド|資源エネルギー庁
シャワーを出す時間を1日1分短くする(年間約2,300円の節約)
シャワーの方がお風呂をためるよりも、ガス代が安いと思っている人は多いでしょう。実はシャワーを15分以上するならお風呂の方がガス代が安く済む場合があるんです。
- シャワーをする
- 約12リットル/分×15分=約180リットル
- お風呂をためる
- 浴槽1杯=約200リットル
資源エネルギー庁によると、1日1分シャワーを出す時間を短縮するだけで年間でガス12.78m3の省エネになり、年間約2,300円のガス代が節約できます。
シャワーをする際はこまめに止めながら、必要な分だけお湯を使うようにしましょう。また節水シャワーヘッドなどのアイテムも取り入れてみるのもよいですね。
参照:ガス給湯器(お風呂)|家庭の省エネ徹底ガイド|資源エネルギー庁
手軽で節約効果があるのはガス会社の切り替え!
「シャワーの使用時間を意識したりするのは面倒だし、続かなさそう……」という方におすすめの節約術が、ガス会社の切り替え。スマホのプランを変更して通信費を節約するように、ガス代もガス会社・プランを切り替えることによって節約効果が期待できます。
一口にガスのプランと言っても、ポイントが貯まるプランや電気とガスをセットにしたお得なプランなど多くの種類があります。エネチェンジでは、さまざまなガス会社の料金プランを比較でき、節約額の目安もチェックが可能。会員登録も不要、診断ページで郵便番号を入力するだけだら、ぜひ試してみてくださいね。
都市ガス料金を安くしたい!台所でできる節約術

ガスコンロで調理したり、給湯器のお湯で食器を洗ったりと、台所は1日のうちに頻繁にガスを使用する場所です。
台所ですぐに実践できる、ガス代の節約方法をみていきましょう。
調理時はガスの炎が鍋底からはみ出さないようにする(年間約430円の節約)
ガスコンロで調理をする際、炎が鍋底からはみ出してしまうほど強火にすると、その分ガスが無駄になってしまいます。
資源エネルギー庁によると、強火から中火にすることで年間でガス2.38m3の省エネになり、年間約430円のガス代を節約できます。また、調理時に落し蓋や鍋蓋をして保熱をすると調理時間を短くできるので、余計なガスを使わずに済みます。
参照:【調理器】ガスこんろ|家庭の省エネ徹底ガイド|資源エネルギー庁
電子レンジで野菜の下茹でをする(年間約3,490円の節約)
調理の下ごしらえで野菜を下茹でする際は、電子レンジを使ってみましょう。
資源エネルギー庁によると、野菜の下茹でをガスコンロを使わずに電子レンジで行った場合、年間約3,490円のガス代を節約できます。100gの食材を1リットルの水(27℃程度)に入れ、ガスコンロを使って沸騰させて煮る場合(365日1日1回)と比較。
- 葉菜(ほうれん草、キャベツなど)
- 年間約1,140円
- 根菜(ジャガイモ、里芋など)
- 年間約1,120円
- 果菜(ブロッコリー、カボチャなど)
- 年間約1,230円

電子レンジで野菜を下茹でする際は、野菜をラップで包むか、耐熱容器に野菜を入れてラップをしてから温めましょう。電子レンジを使うとガス代の節約だけでなく、ガスコンロでお湯を沸かすのにかかる分の時間も短縮できるのはうれしいですよね。
なお1リットルのお湯を沸かす場合は、給湯器のお湯を利用すると、ガスコンロで水からお湯を沸かすよりもガス代がかからなくて済みますよ。
食器は食器洗い乾燥機でまとめ洗いがおススメ(年間約8,870円の節約)
食器は手洗いよりも、食器洗い乾燥機でまとめ洗いをする方がガス代がおトクになります。
資源エネルギー庁によると、食器を手洗いするのと食器洗い乾燥機で洗うのとで光熱費を比較すると、食器洗い乾燥機の方が年間約8,870円の光熱費が節約できます。手洗いは給湯器が40℃設定で使用水量は65リットル/回、かつ冷房期間は給湯器を使用しない場合。また食器洗い乾燥機は給水接続タイプで、標準モードを利用している場合。
- 手洗いの場合(約25,510円)-食器洗い乾燥機の場合(約16,640円)=年間約8,870円
- 手洗いの場合
- ガス(年間81.62m3)+水道(年間47.45m3)=年間約25,510円
- 食器洗い乾燥機の場合
- 電気(年間525.20kWh)+水道(年間10.80m3)=年間約16,640円
また食器は洗う前にあらかじめぬるま湯につけておいたり、ヘラやボロ布で油汚れを拭き取っておいたりすると、汚れを落とすために使うお湯の量が少なくなるのでさらにガス代が節約できますよ。
参照:食器洗い乾燥機|家庭の省エネ徹底ガイド|資源エネルギー庁
食器を手洗いする際お湯の温度は低温に設定する(年間約1,580円の節約)
食器を手洗いする際は、給湯器の温度を低温に設定しましょう。
資源エネルギー庁によると、湯沸し器の設定温度を40℃から38℃にした場合、年間でガス8.80m3の省エネになり、年間約1,580円のガス代を節約できます。65リットルの水道水(水温20℃)を湯沸し器の設定温度で40℃から38℃にし、1日2回手洗いした場合(使用期間は冷房期間を除く253日)。
参照:温水機器 ガス給湯器(キッチン)|家庭の省エネ徹底ガイド|資源エネルギー庁
都市ガス料金の平均まとめ
都市ガス料金の平均と、ガス代の節約方法について紹介しました。一般家庭での平均都市ガス料金は1カ月あたり4,969.80円ということがわかりました。
お風呂の追い焚き回数を減らす、シャワーの時間を短くする、電子レンジで野菜の下茹でをするなど、ちょっと工夫をするだけで、ガスの節約はカンタンにできます。あわせて、自分のライフスタイルにあったガス会社へ切り替えもすると効果的。エネチェンジガス料金比較で最適プランを探してみてくださいね。
ガス代の節約について、さらにくわしくは以下の記事で紹介しています。