CO2排出量ゼロで環境に貢献できる!東京電力からグリーナでんきへ切り替えたABさんの体験談
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2018年4月に東京電力からグリーナでんきへ切り替えたABさんにお話をうかがいました。多くの家庭では、電力会社を切り替えることで電気代の節約が期待できますが、今回の切り替えは、単に電気代を安くすることだけが目的ではなかったようです。果たして、どのような理由があったのでしょうか?
2019年1月現在の情報です。
環境にやさしいでんきを選びたい!
ABさんが東京電力の「従量電灯B」から切り替えたのは、グリーナでんきの「GREENa スタンダードファミリー」。自然エネルギー(FIT電気)の比率50%を計画し、かつ地球温暖化の原因となる温室効果ガス(二酸化炭素)の排出係数をゼロに抑えた電気料金プランです。
Fit電気について、詳しくは以下の記事でご説明しています。
また、電力量料金が東京電力の「従量電灯B」よりもおトクに設定されているほか、アンペア数が30A以上の場合は基本料金も「従量電灯B」に比べて割安になります。さまざまなメリットがあるこのプランですが、ABさんの電力会社切り替えの決め手になったのはなんだったのでしょうか……?
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家族構成と現在のライフスタイルを教えてください。
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私と妻、子どもが1人の3人暮らしです。平日の日中も妻が家にいるので、時間帯や曜日であまり偏ることなくでんきを使っています。
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2018年の4月に東京電力からグリーナでんきに切り替えたそうですが、切り替えを考えたのは、どのようなきっかけがあったのでしょうか?
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もともと毎月の電気代を安くしたかったという理由もありますが、環境に優しい電力会社を選べることを知ったのが大きかったですね。
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たしかに、グリーナでんきは環境への取り組みに力を入れている電力会社の1つですよね。ちなみに、ほかに候補に挙がっていた電力会社もあったのでしょうか?
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実は、ミツウロコでんきがもう1つの候補として頭にありました。理由は、グリーナでんきと同様、環境への取り組みに力を入れているからです。ミツウロコでんきは電源構成のうちバイオマス発電(※1)によるでんきが多く、再生可能エネルギー(※2)が全体の約35%を占めていることをWEBサイトで知りました。
また、エネルギー企業として知名度が高く安心感があることや、エネチェンジでシミュレーションした中では電気料金が最安で解約違約金がなかったことも最終候補に残った理由です。
※1 動植物など生物由来の資源を用いた発電方法※2 太陽光や風力、バイオマスなど、枯渇することがなく、つねに自然から生まれ続けるエネルギー
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シミュレーションでは、ミツウロコでんきのほうが安かったわけですね。それでも、最終的にグリーナでんきを選んだのはどうしてですか?
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温室効果ガスの1つであるCO2の排出をゼロに抑えているところが決め手になりました。ミツウロコでんきのCO2排出係数(※)も比較的低めでしたが、「グリーナでんき」は完全に「ゼロ」をうたっていました。それで、知らない電力会社だったのですが応援したい気持ちになり、最終的にグリーナでんきを選びました。
※1kWhの発電あたりに排出されるCO2の量
グリーナでんきとは?
グリーナでんきを販売するグリーナ株式会社は、東京都新宿区に本社を置くエネルギー企業。グリーン電力証書の販売も行なっています。東北・東京・中部・関西電力エリアに向けてでんきを供給しています。
家庭向けの電気料金プランは「GREENa RE100 ファミリー」「GREENa スタンダードファミリー」の2種類で、どちらのプランも温室効果ガス(二酸化炭素)の排出係数をゼロに抑えているのが最大の特徴です。とくに「GREENa RE100 ファミリー」は、第三者機関によって認定された「グリーン電力証書」を活用することで、「100%自然エネルギー」を実現しています。
グリーン電力証書とは
自然エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を「グリーン電力証書」という証明書を発行して取引し、再生可能エネルギーの普及・拡大を応援する仕組みです。
では、ABさんが契約していた東京電力「従量電灯B」とグリーナでんきの各プラン(東京電力エリア)の料金を比較してみましょう。
区分 | 単位 | グリーナでんき料金(税込) | 東京電力・従量電灯B料金(税込) | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 817円12銭 | 280円80銭 |
15A | 817円12銭 | 421円20銭 | ||
20A | 817円12銭 | 561円60銭 | ||
30A | 817円12銭 | 842円40銭 | ||
40A | 1089円50銭 | 1123円20銭 | ||
50A | 1361円88銭 | 1404円00銭 | ||
60A | 1634円25銭 | 1684円80銭 | ||
電力量料金 | 最初の120kWhまで | 1kWh | 19円52銭 | 19円52銭 |
121kWh〜300kWh | 24円70銭 | 26円00銭 | ||
301kWh〜 | 27円61銭 | 30円02銭 |
「GREENa スタンダードファミリー」は、東京電力「従量電灯B」に比べ、10~20Aの契約容量では基本料金が割高な設定になっていますが、30A以上では割安に設定されています。また、電力量料金は全体的に「従量電灯B」よりも割安に設定されており、電気代を節約しながら環境への配慮にもなるプランとなっています。また、「GREENa スタンダードファミリー」は、エネチェンジで申し込むと1年目の電気料金がさらにおトクになるのも要注目ポイントです。
区分 | 単位 | グリーナでんき料金(税込) | 東京電力・従量電灯B料金(税込) | |
---|---|---|---|---|
基本料金 | 10A | 1契約 | 842円40銭 | 280円80銭 |
15A | 842円40銭 | 421円20銭 | ||
20A | 842円40銭 | 561円60銭 | ||
30A | 842円40銭 | 842円40銭 | ||
40A | 1123円20銭 | 1123円20銭 | ||
50A | 1404円00銭 | 1404円00銭 | ||
60A | 1684円80銭 | 1684円80銭 | ||
電力量料金 | 最初の120kWhまで | 1kWh | 19円52銭 | 19円52銭 |
121kWh〜300kWh | 26円00銭 | 26円00銭 | ||
301kWh〜 | 30円02銭 | 30円02銭 |
グリーナでんき「GREENa RE100 ファミリー」は、10~20Aの契約容量では東京電力よりも割高になりますが、30A以上で同じ料金設定になります。また、電力量料金は東京電力「従量電灯B」とまったく同じに設定されています。そのため、30A以上の家庭では従来と同じようにでんきを使っても、電気代を変えることなく環境に貢献することができます。
再生可能エネルギー普及への貢献を実感
電気代の安さよりも、環境への配慮をより重視して電力会社を選んだというABさん。やはり、普段から環境への強い想いを秘めていたようです。
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今回の切り替えでは、環境への取り組みが1つのポイントになっていますが、普段から環境に対して感じていることがあればお聞かせください。
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美しく、人の生活に潤いをもたらしてくれる自然環境は大事にしたいという単純な想いがあります。2011年の原子力発電所の事故よりもずっと以前に福島の住民だったのですが、当時慣れ親しんだ地域に一時的とはいえ近づくことすらできなくなったのは大ショックでした。
あの山も、あの温泉も、あの桜の木も、自然界には本来ない物質で汚染されてしまった……と悲しくなりました。そこで、環境にも人体にもリスクの少ないでんきを使いたいと思うようになりました。
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実際にグリーナでんきに切り替えてみて、いかがでしたか?
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地球温暖化など環境の問題に対して微力ながら自分でも取り組みに参加できて、しかも電気代も安くなったのですごく満足しています。でんきは目に見えないので、グリーナでんきのように電源構成を公表している電力会社のでんきを使うことで、再生可能エネルギーの普及に貢献できていると実感できました。
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自分が使っているでんきの発電方法がわかると安心にもつながりますよね。では、電力会社を切り替えてみて、気がついたことはありましたか?
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あくまで自分の家庭のケースですが、今回エネチェンジで電力会社を比較して、電源構成を見比べた結果、環境にやさしい電力会社のほうが安かったのは意外でした。「エコロジーこそエコノミー」というのは発見でしたね。
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環境だけでなく、お財布にもやさしい選択になったというわけですね!
環境にやさしいでんきを選びながら、節約もしっかり!東京電力からグリーナでんきへの切り替え体験談はこちら
電力会社の切り替えはいいことづくめでした!
最後に、ABさんから電力会社の切り替えを検討しているみなさんへ、メッセージをいただきました!
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最後に、現在電力会社の切り替えを検討している方へメッセージやアドバイスをお願いします。
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電気代を安くできますし、契約する電力会社によっては環境のために協力することもできます。手続きはすごく簡単なので、いいことづくめだと思います。中には切り替えキャンペーンなどを行っている電力会社もありますが、一時的なおトク度だけでなく総合的に判断したほうが、長期にわたって満足度が高くなるのではないかと思います。
電力会社を切り替える際には、ついつい特典の内容や金額に目が行ってしまいがちですが、長い目で見ると、特典の内容ではなく自分の家庭に適しているかという基準で電力会社・電気料金プランを選んだほうがトータルでおトクになることもあります。
また、ABさんのように環境への取り組みも考慮すると、さらに満足度の高い切り替えになるでしょう。電力会社を検討する際は、特典だけに惑わされず、自分にあったところを見極めるのが大切ですね。
電力自由化で環境に優しい電力会社も選べるようになりました
東京電力からグリーナでんきに切り替えたABさんは、電力会社選びの際に、電気代の節約だけでなく環境への取り組みも重視されていました。その背景には、慣れ親しんだ土地・福島への想いもありました。
自由に電力会社を選べなかった電力自由化以前は、「電力会社を選ぶことが環境への配慮につながる」という考えは、ほとんどの方の頭の中になかったはずです。しかし、電力自由化後は電力会社を選べるようになり、ABさんのように「環境に貢献したい」という明確な意思を持って電力会社を切り替える方が増えています。そして新電力を中心に、環境にやさしい方法で発電されたでんきを調達し、再生可能エネルギーの普及に力を入れる電力会社も増えてきました。
電気代が安くなって、しかも環境に貢献できるなら、それが一番いいと考える方は多いでしょう。家族構成やでんきの使い方によっては、それを実現できる電力会社が見つかるかもしれません。電力会社の切り替えで迷っている方は、まずはどんな電力会社が自分の家庭にあっているのか診断するところから始めてみてはいかがでしょうか?