冷凍庫の電気代を計算してみよう!タイプ別の電気代と節約のポイントとは?
この記事の目次
今使っている冷凍庫の電気代を知りたい方、ご家庭で料理をする機会が増えた、家族が増えたなどの理由で冷凍庫の購入を検討中の方向けに、冷凍庫の種類ごとの電気代を解説します。
さらに冷凍庫の電気代の節約方法も紹介します!冷凍庫は1日中電気を使う家電のひとつなので、じょうずに節約すれば毎月の電気代も安くできる可能性があります。すぐにできる方法ばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。
- 更新日
- 2021年8月23日
冷凍庫の種類によって消費電力が違う?
冷凍庫の消費電力は、冷却方式や容量の種類によってどのくらい違うのでしょうか?具体的な商品を例に比較してみましょう。
冷凍庫の冷却方式による違い
一般的に冷凍庫は冷媒を使って冷やすコンプレッサー式が主流で、コンプレッサー式には直冷式とファン式(間冷式)の2種類があります。
直冷式は庫内にある冷却器を使って自然対流で冷やす方法です。冷却効果は高いですが、霜がつくため定期的に霜取りをする必要があります。
ファン式(間冷式)は庫外にある冷却器でつくった冷気をファンで庫内に送風して冷やす方法です。温度を一定に保てますが、直冷式に比べて消費電力が高くなります。
A&Rの冷凍庫の場合で、直冷式とファン式(間冷式)それぞれの消費電力量を比較してみましょう。
- 直冷式(108リットル「AR-BD116」)
- 260kWh/年
- ファン式(間冷式)(107リットル「AR-BD120」)
- 325kWh/年
参照:冷凍庫アレジア|A&R
冷凍庫の容量による違い
冷凍庫には100リットル未満の小型のものから、500リットルを超える大型のものまでさまざまな容量があります。
ハイアールの直冷式冷凍庫の場合で、容量ごとに消費電力量を比較してみましょう。
- 小型冷凍庫(66リットル「JF-NC66F」)
- 143kWh/年
- 中型冷凍庫(145リットル「JF-NC145F」)
- 202kWh/年
- 大型冷凍庫(519リットル「JF-MNC519A」)
- 600kWh/年
参照:冷凍庫|ハイアール
冷凍庫の電気代を計算してみよう
前述した製品の消費電力から、冷却方式や容量ごとに、冷凍庫の年間の電気代を計算してみましょう。
電気料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」から1kWhあたり31円(税込)として計算しています。
冷凍庫の冷却方式ごとの電気代
- 直冷式 108リットル「AR-BD116」
- 8,060円/年
- ファン式(間冷式) 107リットル「AR-BD120」
- 10,075円/年
ファン式(間冷式)はファンを使って冷やす分消費電力が高くなるため、年間の電気代は直冷式に比べて2,015円高いです。
冷凍庫の容量ごとの電気代(直冷式冷凍庫の場合)
- 小型冷凍庫 66リットル「JF-NC66F」
- 約4,433円/年
- 中型冷凍庫 145リットル「JF-NC145F」
- 約6,262円/年
- 大型冷凍庫 519リットル「JF-MNC519A」
- 約18,600円/年
容量が大きくなると消費電力も高くなるので、大型になるほど電気代がかかります。
ポータブル冷凍庫の電気代は?
小型冷凍庫の中には持ち運びできるポータブル冷凍庫があります。使用できる電源もコンセントだけでなくUSBやシガーソケットなどさまざまなので、アウトドアや非常時にも活躍します。
アイリスオーヤマの直冷式20リットルのポータブル冷蔵冷凍庫「PCR-20U」の場合、1時間あたりの電気代は以下の通りです。
- 急速モードのとき
- 1.40円/時間(消費電力:45W)
- 節電モードのとき
- 0.93円/時間(消費電力:30W)
参照:車載対応冷蔵冷凍庫 20L カーキ PCR-20U 【プラザセレクト】|アイリスプラザ
電気料金プランの見直しをして、冷凍庫の電気代を節約!
「電気代を節約しながら冷凍庫を使いたい!」という方は、今契約している電力会社の電気料金プランを見直してみましょう。エネチェンジでは郵便番号などを入力するだけで、あなたにぴったりの電力会社を見つけられます。ぜひチェックしてみてくださいね。
冷凍庫の電気代を節約する方法は?
冷凍庫は1日中電気を使う家電製品なので、節約とはいえ電源を切るわけにはいきませんよね。どうしたら冷凍庫の電気代が節約できるのか、今すぐ実践できる節約方法を紹介します!
冷凍庫の使い方を工夫して電気代を節約!
冷凍庫は、庫内の温度を下げるときに電気がたくさん使われます。庫内の温度をできるだけ低く保つようにすれば、電気代が節約できます。
- 冷凍庫の扉を開け閉めする回数を減らす。
- 冷凍庫の中はいつも整理して、食品をすぐに取り出せるようにしておく。
- 凍った食品自体が保冷し合うように、隙間なく詰めておく。
調理後の工夫で電気代を節約!
カレーやシチュー、茹でた野菜など温かいものを冷凍庫に入れてしまうと庫内の温度が上がって、電気代がかかってしまいます。また入れていたものが解凍されてしまう場合もあるので、食品は冷ましてから冷凍庫に入れましょう。
参照:キッチン|無理のない省エネ節約|家庭向け省エネ関連情報|資源エネルギー庁
冷凍庫の電気代が気になる方は、電気料金プランの見直しがおすすめ
冷凍庫の電気代を、冷却方式や容量ごとに比較しました。冷凍庫の電気代は、直冷式よりもファン式(間冷式)の方が高く、容量が大きくなるほど高くなることがわかりました。
1日中稼働している冷凍庫の電気代を節約するポイントは、庫内の温度をできるだけ低く保つことです。扉の開閉回数を減らしたり、開けている時間を短くしたり、中に入れる食品は冷ましてから入れたりするなど、ちょっと工夫するだけで、庫内の温度を冷やすための電気を節電できます。
さらに効率よく冷凍庫にかかる電気代を節約したいなら、電気料金プランの見直しがおすすめです!ご家庭の生活スタイルに合わせて電気料金プランを切り替えると、今よりも電気代を節約できる可能性があります。
エネチェンジ電力比較では、お住まいの郵便番号や現在の電気料金などカンタンな条件を入力するだけでさまざまな電力会社の電気料金プランを比較できます。プランを切り替えれば今の電気代よりもいくら電気代が節約できるかもわかります。気になったプランがあれば、そのままお申し込みもできます。