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電気代を払い忘れたらすぐに止まる?止まった場合の復旧方法も解説

でんきの基本

電気代を払い忘れても、すぐに電気が止まるわけではありません。まず、電力会社から「お支払いのお願い」などの通知が届き、それでも支払わないと、電気を止められてしまいます。本記事では、電気代を払い忘れてからどの程度で電気を止められるのか、止められた時の復旧方法を解説します。

電気代を払い忘れたら、どのように対処すればよいのでしょうか?
ずっと電気代を払わないままでいると、電気を止められてしまうので、すぐに支払い手続きをしましょう。

本記事では、電気代を払い忘れたらどうなるのか、電気を止められた時の復旧方法などを解説します。

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更新日
2024年2月29日

電気代を払い忘れたらすぐに電気を止められる?

電気代を払い忘れてもすぐに電気を止められるわけではありません。電気代を払い忘れてから一定の猶予期間が設けられているので、その期限までに電気代の支払いをすれば問題ないです。

本章では、電気代の払い忘れから電気が止められるまでについて、詳しく説明します。

電気代の払い忘れから電気が止まるまでの流れ

電気の検針から払い忘れに伴う送電停止までは、一般的に以下の流れになります。

1.検針日
電力会社が電気メーターの検針を行い、料金が算出されます。この時点で、電気料金の支払い義務が発生します。
2.支払い期限日
料金が確定した日の翌日から30日目など、各電力会社が「支払い期限日」を決めています。この支払い期限日までに電気料金を支払わなければなりません。
3.支払通知
支払い期限日を過ぎても未払いの場合、電力会社から支払いに関する通知や督促が送付されます。
4.送電停止
支払い期限日の翌日から20日目など、各電力会社が定める「支払い最終期日」を過ぎても未払いが続く場合、最終的に送電停止されます。また、契約が解除される可能性をあります。

「支払い期限日」「支払い最終期日」を意味する言葉は、各電力会社で異なります。

電気代を払い忘れた際に届く、支払いに関する通知には、支払い最終期日が記されているので、必ず期日までに支払いましょう。これらの手続きは一般的なものであり、各電力会社の規定によって異なる場合があります。

旧一般電気事業者の支払い期限日と支払い最終期日

電気代の「支払い期限日」や「支払い最終期日」は、各電力会社によって異なります。ここでは、旧一般電気事業者の例を挙げますので参考にしてください。

会社名支払い期限日支払い最終期日
北海道電力検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
東北電力検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
東京電力エナジーパートナー検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
中部電力ミライズ検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
北陸電力検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
関西電力検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
中国電力検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
四国電力検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
九州電力検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目
沖縄電力検針日翌日から30日目支払い期限日の翌日から20日目(一部地域は30日目)

実際の口座振替日などは、支払い期限日とは異なる場合があります。
各電力会社で支払い期限日や支払い最終期日を設定していますので、期限についてはご自身の契約条件や通知を確認しましょう。

電気代を払い忘れたら延滞利息がかかる

電気代の支払い期限日を過ぎても未払いの場合、延滞利息が発生することがあるので注意しましょう。例えば、東京電力エナジーパートナーでは年利10%(1日あたり約0.03%)が適用されます。

電気代の払い忘れで止まった時の復旧方法

電気代を払い忘れ、送電が中断されてしまった場合、以下の手順で復旧できます。

電気代を支払う

未払いの電気代を支払うことが先決です。未納の場合、送電再開の手続きは行われません。

通常、電力会社からは「電気料金のお支払いのお願い」といった通知と共に振込用紙が送付されますので、コンビニや金融機関で支払いを行います。

振込用紙の紛失や、期限切れを起こしてしまった場合は、電力会社のカスタマーサービスに連絡してください。振込用紙の再発行など、サポートが受けられます。

送電再開の申し込みをする

支払いが完了したら、送電再開の手続きを進めましょう。契約している電力会社のカスタマーサービスへの電話や、ホームページなどから連絡します。例えば、東京電力エナジーパートナーの申し込み手段は、電話とホームページ内のチャットです。電力会社が支払いの確認を取れれば、送電再開の手続きを行なってくれます。

送電再開の手続き時には、お客様番号が必要になることもあります。事前に振込票や検針票などの、お客様番号がわかるものを用意しておくと良いでしょう。

保証金が求められることも

電力会社によっては、電気代の払い忘れで送電停止になった際、送電再開に先立って保証金の支払いが求められる場合があります。保証金の金額や預かり期間は、電力会社によって異なります。たとえば、東京電力エナジーパートナーの場合、保証金の金額は予想月額料金の3ヶ月分を越えない額です。また、保証金の預かり期間は2年以内で設定されます。

電気代の払い忘れを防ぐ方法

電気代の払い忘れを防ぐには、口座振替やクレジットカードなどの支払い方法への切り替えがおすすめです。支払い期日が来たら、自動的に支払ってくれるため、支払い忘れを防げます。

支払い方法の変更については、各電力会社のウェブサイトやカスタマーセンターで詳細を確認してください。

電気代を払い忘れたら、一刻も早く支払いを!

引っ越し後に電気代の振込用紙を紛失してしまったり、忙しさのあまりうっかり振込を忘れたりなど、さまざまな理由で電気代を払い忘れることがあります。

すぐに、電気が止められるわけではありませんが、未払いの状況が継続すると送電停止や契約解除の可能性があります。未払いのままでは電気の送電再開するための手続きも行えませんので、早急に支払い手続きをしてください。

さらに、電気代の払い忘れをしないようにする対策を講じて、払い忘れのないようにしましょう。

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